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昨日の「楽園」で予定していたメカラ全曲感想は終了です!
やんや!(自分で言う)
最初の「メカラウロコBOX曲別感想にあたってのメモ」をUPしたのが2010年の3月ですからなんと1年半以上もかかって!ばか!なにやってんだ!
いったい誰が楽しいんだコレ、いやでも私は確実に楽しいからいい、と呪文のように唱えつつ、しかし活発に動き回る吉井さんのあれこれやあっちこっちのライブレポの合間に差し挟まるこのノスタルジーとセンチメンタル溢れてびっちゃびちゃやで!(後藤さん風)なエントリのすわりの悪さたるや、いやいや申し訳ないすまんこってすと平伏しながらの1年半でした。
書きたいことはすべてエントリのなかにぶっこんだのであえてなにか!ということはないんですけど、でもそれでもどうしても言っておかなきゃいけないことあるよね。
ほんとにメカラウロコBOX出してくれてありがとう。
これって誰にお礼言えばいいの、旧BOWINMAN現BAJなの、大森さんなの、コロムビアなのファンハウスなのAriolaなの、吉井なのエマなのヒーセなのアニーなの、THE YELLOW MONKEYなの、
それともその全部なの。
とにかく誰だかわからないけど本当にありがとう、かみさまありがと〜う、ぼくにメカラBOXをくれ〜て〜。06年のNEWSMAKERのインタビューで吉井が「まあでもあれ(メカラウロコ7)は完全版を出すべきだね、いつか」と発言したときから、吉井!いつかっていつだ!今度ばかりは発言に責任を!と鼻息を荒くしていた私ですが、でもほんとうにこんな、ヲタ友達と語る夢物語のような、メカラの7と9と10が全部完全版でDVDになってBOXとか出しちゃえばいーじゃん!みたいなことが、本当に現実になるなんて私はどこかで思ってなかったよ。夢は夢のままでおわるんじゃないかなって思ってたよ。
偶然、ライブの後に大森さんを見かけた時とか、割り箸に紙ナプキン挟んで「上訴!」とかやろうよ、メカラの完全版出してくだせえ、おだいかんさまー!とか冗談半分本気半分でゆってたわたしたち健気だったよね、かくなるうえはBOWINMANの倉庫に忍び込むしかない、そしてお宝映像の山を頂くのじゃシッシッシとかゆってたわたしたち健気だったよね、そんな話をしながら「いつか」を待っているようで、待っていないようで、でもどこかで待っていたわたしたち、ほんとうに健気だったよね。
今までに何十回何百回と見た映像と違って、ほとんど初見の状態からエントリを書くために何度も繰り返して見ることになるんだけど、それで何回繰り返し見ても、しばらく時間が経ってまた見ると最初と同じように「ぎゃー!」つって、えっ何コレカッコイイ、つってそのかっこよさに何度もびっくりしたよ。これからもきっと何度でもびっくりするんだとおもうよ。
メカラウロコシリーズをDVDにしよう、完全版で出そう、BOXにしよう、そう決めてくれたひと、そのために手を尽くしてくれたひと、ほんとにほんとにほんとにありがとう。宝物です。すごく叶ってほしいけど、叶わないよなーたぶん、人生はそんなうまいこといかないよな、でももしかしてっていうことが叶うことの嬉しさってプライスレス、私が死んだら棺桶にこれ入れてもらうからね、そんで天国でもまた繰り返し見てそのたびに格好良さにびっくりするわよ、天国にDVDデッキあるのかしらないけど。
感想のエントリを読んで下さったかたも本当にありがとうございました。
ほんの少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。
私はとびきり楽しかったです。
THE YELLOW MONKEYを好きでよかった!
ありがとう、ありがとう、ありがとう!ありったけの愛を!
12月28日にここでやるのは2回目になります。
できれば来年も再来年も、できればメカラウロコ7、8、9、…18、19、と成人式を迎えるまで、続けられたらなと強く思います。
どうでしたか?今日はねえ、普段やれないようなことをやりたいなと思ってちょっと挑戦してみたかったんですけど、THE YELLOW MONKEYを初めて見にきてくれるお客さんもたくさんいたと思います、当然最近のヒット曲とかも聞きたいのもわかりますし僕たちもやりたいのもやまやまだし、もっとほかにやりたい曲もあって、武道館さんさえ許して頂ければ3時間でも4時間でもやる体力はあります!しかし、チラリズムを愛するTHE YELLOW MONKEYとしてはやりすぎもよくありません!だから今日は不満の残る方もいるかもしれませんが、俺たちは最高のライブができたと思っています。
あとこれは言っちゃいけないんですけど、コロムビアレコード移籍したんですけど、べつに大げんかしたわけじゃなくて、コロムビアの人間は大好きだし、ただ今後の俺たちのやり方を見ていてくれればなんで離れたかもわかるし…もしかしたらまた戻ってくるかもしれないけど、すごくいい形で別れられた、別れたって言ったらへんだけど、契約をきった、とおもいます。コロムビアさんのスタッフも、今日来てるかわかんないけど、ありがとう。すごくいいメーカーです、愛してあげてください。
そして新しいファンハウスレコードも、今までロックをやったことがないとか言われてるけど、俺たちが最初にやってやるから。一緒にやっていきましょう、そして皆さん、来年も俺たちといい1年にできれば、いろいろあると思いますけど、いいなと思います!今日はほんとにどうもありがとう、サンキューグンナイ!!
最初にこのメカラBOXを、10から9,7と時間軸を遡って見たときに、最後のこの「楽園」でわたしはちょっと恥ずかしくなるぐらい涙を流してしまったのだけど、こうして何度繰り返し見てみても、あのときの強い感情が甦ってきそうな一瞬がある。それは、後出しのセンチメンタリズム全開で言えば、結局のところ、ここで語られた美しい未来はついに叶うことはなかったということを知っているからだし、だからこそ、その美しい未来を信じて「黒い海を渡ろう」としている彼らの背中があまりにも健気に思えてしまったからなんだとおもう。
彼らが最終的に「解散」という結論に至ったことについて、怒りを爆発させたり、誰かを責めたり、「下手人」を決めつけたりというようなことを、私はまったくしなかったとは言わないけれど、でもそういった感情はどこかの時点で消え失せて、でも最後まで残るのは、押部さんの言葉を借りれば、彼らに対する「引きずるような残像」そのものだったし、名前のつけられない想いだったからこそ、それは熾火のように私の中にずっと残っていたのだった。
そういった思いのすべてを昇華できたとはいえないのかもしれないけれど、この映像を見られたことは私にとってやはり大きな節目だった。そう思う。本当になんといえばいいのかわからないが、この一瞬のきらめきは確かに存在したということ、「しぬほどかっこいい瞬間があった」こと、大事なことはそれだけで、結局のところ、それがすべてだったということなんだろう。
新しいレコード会社でリリースする新しい曲を、最高のライブの最後の曲に選んで演奏する彼ら。慣れてなくて、なんだか荒削りだけれど、それすらものみこんでしまう勢いのままに演奏される「楽園」。
とびきりかっこいい。
それしか言葉はない。
最初から、それしか言葉はなかった。
そう思う。
ここに至るまでの流れはほんとにもう言うことなくて、THIS ISからの真珠色、そしてSubjectiveのなんともいえない幸福感、ここで終わっても満足できるんじゃないかとおもうほどなのに宴はまだ終わらない。Subjectiveが終わってまだ暗転のうちからアメリカ合衆国国歌を鼻歌で歌う吉井。最初はくすくすと笑いがこぼれているのに、だんだんと独特の空気が会場を包んでいくのがわかる。そして「ラブソングを聴いてください」。ああ、もう!
もともとTHE YELLOW MONKEYの楽曲の中でも指折りのシアトリカルな空気の漂う楽曲で、ジャガーの世界観の一端を担っているのだからそれはそうだろうと思いますけれども、しかし、このメカラ7のシルクは「黒いドレスの女」ではないだけに、よりいっそう吉井の憑依感が露わで、まるでなにかの独立した一場面でもあるかのようだ。
ことに間奏のあと、「ほんとはいいとこのお嬢さん育ちでさ」からは、マイクが拾う吐息やつぶやくように歌われる歌詞も相俟って、その迫力に気圧されそうになる。「こいつが全部いけないんだよね」と唇に嗤いを湛える吉井のあの壮絶な表情!
間奏のギターを吉井が弾き始めるときに、吉井の背中に照明のハイライトが強く当たって、それが白いシャツに反射してぼうっと浮かび上がって、なんてきれいなんだ、吉井くんまるでこの世のものではないみたいだ、なんて思ったりしました。
ごめん、さよなら、ちがう、さよならのリフレインももちろん大好きなんだけど、さっきまであんなにも縦横無尽で自由奔放だったヒーセとエマが、淡々と、ほんとうに淡々とこの楽曲に「尽くして」いる姿もそれとおなじぐらい大好き。
1曲が1本の短編小説のような重厚感。THE YELLOW MONKEYというバンドのドラマチックさをここまで堪能できる曲もほかにないでしょう。
いやー。
いやいやいや。
薔薇娼婦麗奈のときの台詞をもう一回言わせてもらう。
BOWINMANよ。
THE YELLOW MONKEYよ。
君たちはひょっとして
こんなお宝を
埋もれさせておくつもりだったのかい?
仏罰が(もういい)、いやもう見終わったあとため息っていうかいやそんなもんじゃない、脱力っていうか解脱っていうかとにかく茫然自失のテイになりましたよええ。
SLEEPLESSのあとがフリージアで、私はもちろん言うまでもなくメカラ7のフリージアを偏愛してやまない人間ですのでそこで完全に魂を持ってかれてるといっても過言ではないわけですが、まさかこんな繋ぎだったとは、あのフリージアのあと吉井はすぐさまアコギを受け取っていて、アウトロからそのままWELCOMEのイントロに繋げるとかまったく想像の埒外でした。観客もエマのギターが入ってそこでぎゃああああって言ってるもんね。わかる。わかるよ。
もう画面に映る全部が「しぬほどかっこいい」の連続で、右手を高々とあげるヒーセのシルエットからエマの弾きっぷりから唇をとがらせてアコギを低く低くストロークする吉井とか、自分の目を指さすときの手の華麗さとか、挙げ句にあの「麝香の香りの手首」のときの仕草!そして目!どうしたらいいんだこれ!
Dメロに行く前にエマとヒーセがゆっくり上手と下手の花道に出ていくとこ、あそこからの流れはもうほんと、完璧、という言葉でしか言い表せない。武道館という空間が完全に4人で埋まっている感じ、THE YELLOW MONKEYの手のひらのなかに、武道館がぎゅーーっと吸い込まれていく感じ、4人の演奏も、表情、仕草、そのすべてが何度も言うけれど「しぬほどかっこいい」ものだけで出来上がっているとしか言いようがない。
最後の、help me,no game,wake upのところ、エマ、吉井、ヒーセ、吉井、アニー、吉井と画面が切り替わるところ、ほんとこの編集したひとわかりすぎてる!自分の首を絞めてみせる吉井から最後の最後の瞬間までほんっとにスキがない、この映像には!
こういう極論を言うのもあれですけど、このメカラBOXのなかでベストの1曲を選べと言われたら、多分わたしこのメカラ7のWELCOMEを選びます。THE YELLOW MONKEYのライブを象徴する楽曲四天王のうちの1つであるこの曲には、ASIANやSUCKにはない青さと初期衝動がぱんぱんにつまっていて、それはこの武道館という舞台であっても一瞬で「黒い見世物小屋」に変えてしまう威力をもってる。その力の凄まじさを、ここまで堪能できる映像はほかにありません。
また同じ話を何度もしてお前はおばあちゃんか!(まあな!)という感じですが、このSLEEPLESSも例のROCK ON MY MINDでライブ映像が放送されたんですよね。そしてそれを、今思ってもばかみたいに私は繰り返し繰り返し見ていた!なぜなら格好良かったから!あまりにも見過ぎたので、このメカラ完全版に入っている映像と若干の編集の違いに違和感を覚えるくらいだ!そう、編集違うんですよね微妙に。最高のキスと最低のミスを、のあと吉井がいー顔で白目ひん剥いてるんですけどそれがない!とか見るたびちょっとびっくりするっていう。しかしどうしたわけで編集が違うんですかね、放送当時にNHKが編集した奴とレーベル側で独自に編集した奴と2パターンあったってこと?
そんなこんなはさておくとして、SLEEPLESSといえば、のタンバリンプレイも見事に決まっていて(ヒーセがその下を猛ダッシュで定位置にもどってるとこ何回見ても笑う)、吉井のタンバリンプレイがこれでもか!と拝めるのもSLEEPLESSの素晴らしさです。叩いて良し腕にかけて良しくぐらせて良し、最後はハンドルですからね奥さん。もうどうにでもして!
しかし何回も言いますけど何回も見すぎるあまり、「指についたミルク」のところで絶対に指をくわえたくなる衝動が発生するんですけどこれどうしたらいいですか。はーもう何回見てもあの吉井大好きすぎてこまる!(いや困らない!)
大好きすぎると言えば「このまま砕いて」のところのエマはその一瞬前のステップから腕の角度からアヒル口具合から、全方位でかっこいいエマ様節炸裂なのでほんと気の休まる、あっちがった目の休まる間がありませんったら。
最後にもういっかいSLEEPLESS IMAGINATIONのリフレインから「眠らせな〜い!」のところがほんと大好き。
それにしても改めて聞くとそれほど尺のある曲でもないのにころころと曲のイメージが変わる曲で、まさに初期のTHE YELLOW MONKEYを象徴するような楽曲だなあと思います。
この前の天国旅行のアウトロ、三国さんのピアノが終わるか終わらないかぐらいで吉井はもう「サンキュー」つってて、あれっ早い、と思ったらサンキューどころか間髪入れずにFOXYに突入するのだった。
いやいや、無理。
さっきまであの天国旅行聴いてて、間髪入れずにFOXYとか、
どうやって切り替えろっつーんじゃああ!(卓袱台ひっくり返し)
と言いたい気持ちをぐっとこらえるまでもなくあっという間にテンションMAX。それにしても昔からこういう切替がおそろしいほど見事なひとたちだよねホント。
しょっぱなのキックが右足の吉井ちゃん(メカラ9では左足)(どうでもいい)、相変わらず当てブリ満開です。アコギ持っててもカンケーねーぜ!鍵だの手触りだの絹を裂くだのやり放題。でもってなにげにエマがあちこちでアヒル口爆弾を炸裂させているので要注意です。なんだよかわいいなおい
しかしFOXYで実は一番カッコイイのはヒーセなのではないかということをここに訴えたい私であります。FOXYのベースライン大好き!大好き!途中エマと位置を代わるときにベースがっつり立ててくれるとこも大好き。そしてもうどの映像見ても「人格を殺し 仮面をつけて」のベースのかっこよさ異常だよね…。吉井は間奏でアコギをはずしてスタンドマイクになってるわけだが1曲でいろいろ拝めるっていうのもこの曲のすばらしさ。
吉井がテルミー!を2回ともシャウトしないんですけど、あえて叫ばないみたいなプレイはもちろん大好物ですし、最後の自分を指さしながらのテルミーがすげー好きなので無問題です。ちなみにヒーセとエマはこの曲(と、次の曲)で激しく位置を入れ替えていて大忙しです。そしてもうわかっていることながらこのアウトロのリズムのまま次の曲のイントロに重なるこの興奮…!!!まさにプライスレス!!
このメカラ7の映像というのは実はVHSで発売される前に、NHKで放送された「ROCK ON MY MIND」というTHE YELLOW MONKEYの特集番組でそのライブ映像の一部が放送されたんですよね。その中にはそののちVHSに収録されたものもあったけど、こうしてこの完全版が世に出るまでその番組での映像が唯一のもの、というものがあったのですが、天国旅行もそのうちの一曲。
ROCK ON MY MINDという番組は私自身の「ヲタ道」を語る上でものすごく重要なアイテムで、ほんとにこの番組がなかったら私はここまで蟻地獄にはまりこんだだろうか…いやきっとはまりこんだな…とまれ放送されたテープをずっと大事に保存していましたし、保存していただけではなくて何度も何度も繰り返し見ました。でも、放送された天国旅行はイントロが途中でぶった切られているので、ほんとうに、アタマからケツまで見られたのはこの完全版のおかげです。
しかし、映像を見て改めて思いますが、このメカラ7の天国旅行は、もっというならこのメカラ7の天国旅行の吉井は完璧です、ほんとうに。私はこの人を評するときにあまり「美しい」という言葉を使いませんが、このときの吉井は徹頭徹尾美しい、すくなくとも私にとっては。イントロで大きく反らせた喉元、シルエットの中でのスリー、フォー!のカウント、赤い照明の中でくるったようにストロークするギター、その首の角度や乱れた髪、崩れたメイクまでもがまるでよくできた絵のようです。
何度見ても胸がきゅーっとなるほど好きなのは「潮騒の音 快晴の彼方 そこに吹く風 その時の匂い」で吉井がすこし苦しげに目を閉じるところ、そしてなんといっても最後の「つくしんぼう」のときのあの目!あそこで吉井を正面にとらえず半分フレームアウトさせているカメラマンさんマジでGJとしか言いようがない。
件の映像は例によってVHSで見過ぎたため、赤い照明の中でのメンバーが今やもう単なる赤一色、みたいなテイになっていたので、こうしてはっきりとメンバーを見ることができてうれしいです(笑)
吉井がステージの奥にさがっていて、アオリでとらえるのは難しいにも関わらず、ステージやモニタや間から執拗に最後の吉井の手と表情をとらえているところまでまったく感服つかまつりましたとしか言いようがありません。
このメカラのDVDBOXが出て、それを友人宅で集まって通しで見た訳ですが、最初にこの麗奈を見終わったあと、私たちは口を揃えてこう言った。もちろんきゃあきゃあぎゃあぎゃあと見ている間は叫びまくっていたが、それよりもなによりも、である。
BOWINMANよ。
THE YELLOW MONKEYよ。
君たちはひょっとして
こんなお宝を
埋もれさせておくつもりだったのかい?
なんという神をも恐れぬ大罪!仏罰がくだる!仏罰が!(混乱中)いやもう発売されたからくだらないけど!しかし!なんという!
…と思わず取り乱したほどにすばらしい、この映像は。というか、今まできちんと発売された麗奈の映像ってjaguarのDVDだけですからね。あれはあれでもちろんすばらしい、けれど例えば紫の炎のときにもやっていたし、そしてこのメカラ7でもやっていたのに、なぜか映像化から漏れ続けていた。もうこの1曲がこうしてパッケージ化されただけでもこのBOXの価値天井知らずですよっておまい何回その台詞言ってんだ
イントロから吉井の(巻き舌炸裂の)麗奈〜〜〜〜〜!!!この入り方からしてドラマチック、そしてなんと言っても中盤の間奏のときのパフォーマンス、これこそTHE YELLOW MONKEYだ!と言いたくなるぐらいの全方位の隙のなさ。あのベースラインにエマのギターが重なっていくとこ、でもってアニーがまたこういうリズム叩かせたら右に出る者がいないんだ!その間吉井は座り込んでうごかない。右手を制止するように突き出したまま動かない。それを前から、後方から、そして手だけをアップでとらえていく。「真実の皮をはいで」からの、どこか虚空を見つめるような吉井の目。完璧。
序盤からジャケットを片脱ぎしていて、そのジャケットプレイぶりが拝めるのも眼福です。初っぱなで吉井ちゃんの歌詞ががっつりハナモゲになっていますが、そんなもの「金で愛を手に入れた」のときのあの超絶悪い顔した仕草や「泣いてもだめ もう帰れない」のときのあの白目、天上天下唯我白目で帳消しです。アウトロにいたるまですべてがドラマチック、ほんとに完璧、DVDBOXが出て、ほんとによかった…!(感涙)
既発の曲を省いているのでいきなりA HENに飛びますが、当然流れで見ればこの前はFINE FINE FINEなわけで、それがダダン!って終わったあと間髪入れずに吉井にピンスポ、そしてマイクスタンドの前で首をかしげながらの「Let’s go.」この時点でかるく失神でしょっていうね!
SECOND CRYからこのA HENまではjaguar hard painの流れ通り(しかもこのあとにまだjaguarの曲が連発される)うう、ほんとにメカラウロコだよなあああ!
まさに吉井和哉印!とでも言いたくなるような独特の動き、あのクネクネダンスも絶好調、ひらひらと動かす手の美しいこと!間奏前のPEACE BABYでの裏ピースとあの表情、でもってここでエマとヒーセが向かい合ってカメラが寄りで手元をとらえるとこ、ほんと息つく暇もない!
ここのヒーセとエマのショットはその次のツアーのFIX THE SICKSのパンフレットにも載りましたし、10枚組のBOX SETのブックレットにも載ってます。ある意味メカラ7を象徴するショットと言ってもいいかも。ここでもあえてふれ合うぐらい接近したふたりの手元だけを執拗にとらえてるとことか、もう大好きすぎてしねるおれは。
吉井の雄叫びからのカメラのスイッチングもほんと見事!そして最後はもちろん裏ピースだ!どうだ!ここで吉井を正面からおさえないカメラマンなどカメラマンではない!と言いたくなるほどの鉄板のどやがお!最高です最高です!
というわけでメカラ7はいきなりFAIRYからです。最初にも書きましたように「今回の感想で書くのはBOX発売で初めて映像化されたもののみ」です。だから7は全部で9曲なんだね。そうなんだね。
というわけでFAIRYです。あのドラムのイントロが鳴った瞬間ぎゃああああって歓声が一部から聞こえてきますがそれも無理ない、オープニングからレア&レアできてまさかのLOVERSからのこの流れですよ。
吉井はオープニングで着ていた赤いコートを曲の前に脱いでるんですが、私、脱いでも赤いんです、じゃないけどこの日はアンコール以外は徹底して赤で攻める吉井ちゃんなのであった。いやでも、この日は4人が4人ともほんとにナイスコーディネートというか、ヒーセがいつもおしゃれなのは言うまでもないんですけど、外しがちな菊地兄弟まで鉄壁の着こなし、アニーの衣装とか大好きだもんなー。まあ途中で脱ぐんだけどさ(笑)
ついでに照明の話もしておくけど、この日の横のラインでムービングライトをずらっと並べたセット大好きです。この照明マジでアガる。いい仕事してるぜまったく!!
FAIRYと言えば吉井のげっだーん!であり「いつか私も一緒にげっだーんしたい」という夢を抱いていたことを思い出しますな。間奏ではヒーセとエマが北側のお客様にごあいさつ。なんとヒーセの投げちゅうが見られるのである!そのあとコーラスに間に合うようにととと、って感じで走ってくるヒーセのかわゆすなことよ!
メカラ9の時にも書きましたが、shotgun,no futureで手でピストルの形をつくりこめかみに当ててみせる吉井、しかも白目とかどれだけ最強のコンボだよっていう。あの吉井くれ、ください。