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「オトトキ」を見てきたのよ

映画の製作がファンに伝えられたのは昨年8月の横浜アリーナでの終演後で、その時にはこれほど(1年以上)先の公開になるとは思ってもみませんでしたが、ようやく!11月11日!ポッキー&プリッツの日に!めでたく劇場公開と相成りましたやんややんや。しかし私の住んでいる香川県では上映がNAI、香川どころか四国でもNAI、っていうか中国・四国地方で広島の1館のみってどういうことだよオラぁ!なんで?イオンにイノシシが乱入するから!?(関係無)ということで折角遠征するならお友達と見ていろいろああだこうだ言いたいよねとばかりに福岡まで押し掛けたわたしです。福岡!来月も!お世話になります!

 

いちおう映画のまじめな(?)感想はこちらのブログに書いたので、こっちではどうでもいいメモ書きを例によって書いてみたよ。ほんとうにどうでもいいし当たり前だけの映画の内容をがっつり遠慮会釈なく書いているので注意!

 

・ラママ無観客ライヴでの吉井の衣装、表を歩いているときは「なんと派手な…」と思うのに、あのステージに立つとこわいくらいドンピシャで、この人の着こなし力のすごさ!と思いました。※ただしステージに限る
・最初5月11日の代々木で割と観客のインタビューを撮っていたので、えっこれが続くのは困る!(何が)と思いましたけど杞憂でしたよかった。あの代々木の観客の中ではなんといってもプライマル。を聴きながら隣の彼女に声をかけようとして泣いてしまい、ぐい、ぐいと何度も涙を拭う男の子の姿が印象的だった。印象的っていうか、ああいうのもらい泣いちゃうやつやー!
・そして開演前の吉井の緊張ぶりな…あえて口笛とか吹いちゃうのがほんと吉井っぺー
・個人的にはあのカウントダウン見ながら、ああ〜ここに至るまでの怒涛の日々の火蓋があの瞬間に切って落とされたんだなーとしみじみしました
・TYMSの代表が青木さんてワシ知らんかったよー!そうなのか!青木さん…立派になって…
・それでも楽屋に大森さんや倉ちゃんの顔を見ると安心するところもあったり
・神戸の前のリハで吉井が例の「Yahoo知恵袋でバンドの音をよくする方法を模索」っていう相当なアレをメンバーの前でアレしているのが見られて、その時のメンバーのアレが拝みたかったとか言わないよ絶対
・個人的に神戸のライヴで印象に残ってるのは、そのときのレポにも書いたけど、神戸のオーディエンスはすごく深く聴くのがうまいなーと思ったんですよね。バンドのグルーヴの変化と相性の良さもあったのかもしれないなーとか
・私が神戸で思い出すのはSUCKのときのライフ、ライフのあとの静寂だなーあれほんと美しかったし劇的だった…


・パンチのツアーのときのさ、ヒーセとお子さんの写真が出たじゃないですかNHKホールの…めっちゃいい写真だったよね…パンチのNHKホール良い思い出しかない、またNHKホールでTHE YELLOW MONKEYが見たい(欲望果てしなし)
・砂の塔のレコーディングのときの、ヒーセのベース聞いてて吉井が破顔一笑して「つーよーい!」っていうとこめっちゃかわいくて好き
・途中で、メイクを自分たちで…って話になって、鏡前に4人が並んでるあの絵がね!もう最高だし、昔は自分でメイクもしてて…って話で出てきた写真がLIVE DI;GAのときのだった〜〜〜〜もう全方位で私が好きなやつ〜〜〜あのヘアスタイルもオラオラ系の衣装も全部すきなやつ〜〜〜ってなったしあの写真をくれ、ください
・あれ監督絶対意図的に並べてると思うんだけど、ラッパ、トランポリン、熱湯って吉井が何かと「〜にいいらしいよ」つってグッズを持ち込んでるの最高に笑いました。伝聞ばっかりやないか!吉井の家に健康グッズが並んでないか心配だよおばちゃんは!
・エマが歯磨きながらどうでもよさそうに「そのてぶくrしでおあgり」「なに?」っていうやりとりの様式美な!
・吉井がなんだろうねこの家族感、ぼくはヒーセを兄貴だと思ってて、アニーをどこか弟だと思ってて…って話してて、うんうんそうだねそうだねって思ったけど、これあれじゃない、アニーも吉井のことどっか弟みたいとか!思ってたら!おもしろいね!
・弟っていうか、このひとをなんとか支えてあげなきゃ的なアレ
・でもってエマはヒーセをお兄ちゃんていうか、頼れる存在って思ってて、ヒーセもそんな風に思ってるんじゃないかっていう。つまり頼り合う年上組と支え合う年下組だよ!うつくしい!よくできてる!


・あとどれだけ時系列がバラバラに構成されても吉井の髪型でほぼ正確に時期を特定できるっていう、吉井の髪型地層説(誰も唱えてない)。ほんといっときもおんなじ髪型してない…まあこれ今に始まったことじゃないけど…
・そうだ、トニー・ヴィスコンティが出てきてびっくりしたよ!まさかイギリスまで!そしてめちゃくちゃいいこと言ってくれていた

・メカラの、武道館のASIANで北スタンドに年配の、それこそ吉井のお母さん?ぐらいでもおかしくないような女性がめっちゃニコニコのノリノリで、あれほんとあそこだけで泣けるやつ
・武道館終わった後の青木さんのホッとした顔もよかったな〜
・ホールの長崎のときにエマが腰を痛めてて、楽屋に戻ってきたエマに吉井がぴょこっと顔出して「よくなった?」って聞いたのがね、あれだ、ツボだ、私の(無駄な倒置法)
・CDJの様子、あの場にいたひとには心臓きりきりもんだろうし、(特番で志磨さんも言ってたけど)相当な尺なので、なんか吉井の喉が辛そうだから見てるこっちも苦しくなる!っていう状態に陥ったよね…でもあんな状況なのに自分の喉を指さす吉井の手がめちゃ綺麗…とかも考えてて余裕あんじゃねえかよオメー、すいません
・でもほんとね、私の知ってる役者さんで咳払いしたとたんに一切声が出なくなった(後で治ったけど)ってパターンもあるので、お大事にだよ吉井ちゃん(今言ってもね)
・あれどこの時だっけね、エマのリーゼントがちょうかっこよかったしほんとあのエマの顔が最高にいい仕事してた


・最後のラママでの無観客ライヴの前にメンバーそれぞれに監督がインタビューしてたけど、吉井に「メンバーにあの時どう思ってたのかってのはもう一生聞かないのか」って質問をぶつけてて、さらに「それをこの日のステージで聞いたりはしない?」とも畳みかけてもいて、実際その答えを監督が知りたかったのかどうかはわかんないけど、そうかーそういうことを聞いてみたいと思うんだな、ってすごく新鮮だった
・吉井の答えは「もう自分でも忘れてきてる」っだったけど、まあ、それがほんとかどうかはともかく、吉井は他の3人があのときどう思ったかってことを聞くタイプではないし、聞いたとしてもそれで考えを変えるタイプではないと私はおもいます
・言葉にしなくてもわかりあえる、っていうんじゃなくて、実際一度はそのやさしさっていうか、互いが思いやるところが仇になった部分も無きにしも非ずだったわけで、でもだからってなんでもぶつけ合うっていう人たちでもないよなって思うし、それでいいんじゃないかなあって
・ちなみにこのブログは何でも書いて残しておくブログなので、吉井が「ゲストとゲスト」に出たときにブラマヨ吉田さんに「解散するとき不安とかなかったですか」って聞かれたときはこう言ってました
・「不安よりももう疲れたっていうのがまず先にきちゃってましたね。ほんとに自分が弱かったし、思い上がっていたような気もしますし、なんかひとりでやってみたいと思っちゃったんですよね」なるほど…
・最後がROMANTIST TASTEで、吉井が客席のほうから3人を見てニコニコしてたり、アニーがそれに答えて笑ってたり、ヒーセもエマもすごくリラックスした表情で、なるほどこれが監督の見たかった「4人のためだけの空間」なのかなーと思いました
・でもねえ、わたしは、吉井が2回目のGimme your neckで首を搔き切るしぐさをして見せたとき、一瞬腰が浮きかけるほど興奮したし、ハーやっぱりROMANTISTのカッコよさはもはや私の血肉になってるなって改めて思ったし、そしてそういうことをして観客を興奮の坩堝に叩き込んでいる4人が好きなんだなってことを改めて自覚した次第です

 

 

パンフレットの4人のインタビューを読むと、アニーは監督とぐっと近くなってメンバーと監督との橋渡しをしたような感じで、こうして映画を作るのなら、ハッピーハッピーなものだけをみせてもしょうがない、リアルな自分たちをこそ見てもらうべきだと考えて、実際にそういう決断をしているのが本当にすごいなって思いました。監督が、撮っているうちにどんどん彼らのことが好きになったと語ってくれているのも嬉しかったです。ね、みんな根はいい子なんですよ…怖いのは最初だけ(ヘイハニー)。

映画の主題歌はエマの作詞作曲で、最後はWE MUST GO ONという言葉で終わるけれど、映画は終わっても、人生はまだ続く。もっと高みへ、もっと遠くへ。この映画を、あるひとつの通過点として振り返る日がくることを、楽しみにしています。
 

00:37 | comments(5) | -

夢の片道切符

ちょっと固め(いつもよりは)な話をするかもしれない。しないかもしれない。先日東京ドームが両日ソールドになりましたよアナウンスがありましたね!たいへんおめでたい。いやそりゃまあこれから譲渡とかトレードとかいろいろあると思いますが、いったん主催が売り切ったっていうだけでも大したものです。すげえなー、すげえことになってんなー、となんだか遠いまなざしで見ているような感覚のわたしです。いやあなんか、実感ないよ(まだないのかよ!)ドーム2days売り切るって!!

 

というような話がしたかったのではなくて、もうひとつのドーム、今年の12/28のメカラウロコ@ヤフオクドームの話なんですけど、先日FC先行の抽選結果発表がありましたね。めでたく当選!やんややんや。日程が出た瞬間にホテルも取ったし万全の態勢です。
駄菓子菓子!
今回の抽選結果には個人的にもや〜としたことがあり、またそれが局部的な現象ではなかったようなので、そのもや〜は一体何に起因するのかっていうのを考えてみたいと思うのじゃ。考えなくてもいいという声も聞こえてくるような気もするがもう考えちゃったんだからしょうがない。

 

まず、今回は「FCの先行」で申し込みの条件は「申込者が会員であること」。同行者は非会員でもよいが、EMTGのIDを取得し、電話番号と名前の登録が必須である。そして、取り扱いは「電子チケットのみ」。ここ大事です。で、今回このルールに則って申し込みをしたところ、自分が申込者となって同行者(FC会員)を指定したものと、同行者が申込者となって自分を同行者としたものと、どちらもが当選したという事案が結構な数発生しているわけです。かつ、今回クレジットカード決済を選択した人は、当選と同時に決済されるため(まあ、普通そうです)電子チケットで自分の電話番号に2枚チケットがあるという事態になった(私もこのパターンですが、友人がコンビニ振込を選択してくれていたため、正確には重複を免れてます)。そして、その重複したチケットをじゃあどうするのか、というと主催の回答は「トレードに出すしかない」ということらしい。

 

チケットを取る、という行為をするときに、そのチケットが激戦になりそうか(需要と供給のどちらかに秤が傾きすぎていないか)、そもそもその時期に自分が確実に行けると見込めるのか、同行者はどうなのか、そういった要素を皆考慮して申し込みをします。そして申し込みの態様によっても、その取捨選択は変わるでしょう。今回のチケット発売が、通常のプレイガイド先行だったら、同行者の指定もなにもなかったら、もしくは百歩譲って紙チケットの選択肢でもあれば、重複当選者は重複当選自体を「リスク」として負うべき、というのは多分ほとんど異論のないところなんじゃないかと思います。

 

私が今回いちばんそれはどうなのか、と思った点は、「絶対に放出しなければならないとわかっているチケットを二重で販売し、かつ、出口を一か所に狭めていること」です。しかもこの場合の出口は「トレード」で、そのトレードを主催するのはチケット販売の主催と同一であるという。「絶対に放出しなければならない」となぜわかるかというと、EMTGのIDのみならず電話番号を登録させ、かつ電子チケットであるため当該電話番号を持つデバイスにしかチケットを表示させることができないという仕組みを主催から提供しているからです(親子同行者の場合は1つの携帯に2枚表示されるが、そもそも同行者に自分と同じ電話番号を入れるので例外中の例外)。二重で売ったうちのひとつは必ず放出しなければならないと知りながら販売し、その売り場を自社が提供して手数料を取る。
ほんとうにそういうやり方しかなかったんでしょうか?

 

重複管理ができることは、東京ドームの先行の例でも示されていますし、そもそもそのための(重複当選をさせないための)同行者登録だったはずです。友人同士でFCに入っており、どちらもがTHE YELLOW MONKEYを大好き。ライヴの先行を、お互いが申込者となって申し込む。ここまでになんら落ち度はないように私には思えます。どっちか一人だけが申し込むべきで、この申し込み自体がズルい、と言われてしまうと、いやそれは…双方権利を行使しているだけじゃないのか?と思いますし、そもそもその権利(先行予約)が行使できることがFCの売りのひとつなのではないでしょうか?もちろん、そうすることによって1人に複数枚のチケットが行く可能性があり、それが高額転売の温床になっているという指摘はもっともです。でも、だからこそ電話番号とIDを登録させて電子チケットのみに縛るという、高額転売を防止するための措置を取っていたはずです。

 

重複で申し込んでいる以上、たとえ上記のような状況であっても、そのリスクは負うべきだ、と主張される方もいるかもしれませんし、それも一理あるかと思います。それがいやならひとり1枚で申し込めばいい、そうかもしれません。そういうことを今回多くの人が学習した、よってこれは高い授業料として甘んじて受け止めろ、そうするべきなのかもしれません。

 

でもやっぱりどうしても、「ほんとうにこんなやり方しかなかったのか?」という気持ちが消せません。同行者登録をしたのだから、重複当選はないにきまっている、そう考えた私(たち)の考えが甘かったのだとしても、その誹りを受けなければならないとしても、せめて今回計らずも自分の携帯に2枚のチケットが来ることを余儀なくされた対象者には、トレード以外の譲渡の方法を提供してほしいと思うのは間違っているでしょうか?自分の友人や、家族や、近しいひとをがんばって誘えるように。せめて複数の出口を用意してほしいとおもうのはいけないことなのでしょうか?

 

ファンクラブというものに何を求めるかは、ひとによって違うでしょう。私は、正直なところ、ほとんど何も求めていないタイプの人間だと思います。情報の早さも、いまやこれだけSNSが縦横無尽に駆け巡っていて、その中で公式が常に最速で情報出すということ自体ちょっと現実的ではないとすら思っています。メンバー自身の発信する情報はありがたいですが、それがなかったとしてもFCを辞める理由にはならないでしょう。物分かりがいいわけではなく、もうそういった情熱を失ってしまっているといったほうがおそらく近いです。それでもFCに入っているのは、なによりもライヴが見たいから(そのための機会を拡大したいから)、そしてあえてもうひとつあげるとするならば、私はTHE YELLOW MONKEYというものと積極的にかかわっていきたいという意思表示のようなものだと思っているからです。FCに何を求めるかは人の数だけちがっても、このバンドに積極的にかかわっていきたいという意思はきっと皆同じです。FCがなにをすべきかは私にはわかりません。でも、FCが絶対にやっちゃいけないことは、そのファンの積極性を削る行為なんじゃないかと思います。そして今回のことは、システムとしてその積極性を削る行為に限りなく近いと思うのです。

 

こうしたチケットトレードも、電子チケットの仕組みそのものも、まだ発展途上であって、いち早くこうしたシステムを導入しているのは、高額転売を野放しにしたくない、という主催の意識の表れだと思っています。そしてそれは今後、あらゆる興行というものを主催する立場のひとに、すべからく自分のこととして考えてもらいたい問題です。よく言われる、高額転売は誰も損するひとはいないという理論(主催はチケットを売り切っているので損はない、欲しいというひとがより高い金を出しているだけだ)にいつも置いていかれる存在、「ルールを遵守し転売チケットを買わず、結局ライヴを見ることが出来ない」ひとたちのことを自分のこととして考えてほしい。そのためにも、皆がより積極的に利用したいと思える、信頼できるシステムがこの先構築されることを、心から願います。
 

23:03 | comments(6) | -

THE YELLOW MONKEY SUPER FC PARTY 2017 DRASTIC HOLIDAY@レクザムホールに行ってきたのよ

THE YELLOW MONKEYのファンクラブツアー、題してDRASTIC HOLIDAY!最初ファンの皆さんとイベントを…みたいなこと書かれててイベントて…何…と慄いていたら吉井が普通にツアーだよ!それしかできませんよ!と早々に言ってくれて助かりました。短いツアーですがちょうど折り返しあたりで地元香川に来てくれる!つーことで楽しみにしておったのですが、まさかの憂鬱の台風21号到来っていう。遠征組のかたにはなかなか過酷な状況になってしまいましたね…。

 

例によって一切セトリばれを踏んでいないので、やーなにやんのかな!レア祭りっていうし!と期待しておりました。が、1曲目はSubjectiveツアーのときと同じでDRASTIC HOLIDAYなんじゃねーの?と思っていた私。まさかの不愉快な6番街へ始まりとはー!うそー!吉井黒のシャツにパンツ、鮮やかな黄色のジャケット、スニーカーは黒で靴紐だけが黄色といういで立ち。そして!サングラスをかけていた…!あのふぁふぁパーマでサングラス…ちょうお似合い…なんかもけもけしたやつ持ってたよね良く見えなかった。あと不愉快な6番街へ普通にかっこいい…エマがね、なんとも形容しがたい柄のスーツだったんだけど、アクセサリーもじゃらじゃらつけてて、いつも以上にオラオラ感あるうえに、今回メインで(初期曲が多いから?)フライングVを使っていたので男オーラ増し増しな空気だったよ…SUKI…

 

2曲目にSUCK OF LIFE(オリジナルバージョン)!すごいな再結成後のこのSUCKの登板率!ハイキックするときに黄色い靴紐が鮮やかに目立って効果絶大でした。でもって赤裸々GO! GO! GO!で畳みかけだよ〜〜〜いつ何時出ても嬉しい赤裸々…下手の花道に吉井が出て来て、「小指の先からあの世の果てまでキスしていいんだ」で客席のコの手にちゅーってやってはりました。でもって「指切り…してくれよーーーー!!!!」のパターン!ありがとう!!だいすきだ!!!「したはずだーーー!」のパターンも大好きなのでいつかお願いしますね!(強欲)

 

最初のMCで、今日は台風でね、ほんと大変なところを来てくれて…もうずーっと一緒にいよう!台風が去るまで!(いえーいいえーいと盛り上がる客席)とか言ってくれてましたね。いいんだよ…朝までやってもいいんだよ…(無茶言うな)。始めてできたバンドの曲、でLOVERS ON BACKSTREET。これ再結成いっぱつめのツアーでやってくれたからなんかこうして割と冷静に受け止めてるけど、LOVERSてほんと日替わりとかで出たら大騒ぎしてたよなー昔!とか懐かしいことを思い出したのはホールだからかもしれない。とか感慨にふけっていたら!ら!
See-Saw Girl!!!
うっそーーーー!!!YABAI!あっそう!そうですか!そっちの扉開ける感じですか!Smileの時代が来る感じですか!いやーこれ、吉井の書いた歌詞でもかなり好きな部類にはいるやつで、でも「社会の行方よりセクシャルなことが好き/社会の悲鳴よりセクシャルな声が好き」って、なんかもう歌ってくれる気持ちになんないかもなーとか勝手に考えていたこともあったので、思わず座り込むほどうれしかった…。しかも、後ろ向きな姿勢が財産、のときに髪の毛書き上げて腰を突き上げる例の動きをまんまやってくれてほんと…おまえのそういうとこ!好きにならずにいられない!曲の最後でステージ中央でエマに寄り添ってギターのネックぐっと押さえつけてたのよかった(でもシタガミジカイ歌わなかったことない?)。そして私の見間違いでなければエマのくびもとの汗を拭って舐めてたね!あとこの曲はヒーセがどちゃんこかっこいいのだ…ヒーセ今日のお召し物も最高キュートで、黒ベルベットでラペルとカフスがイエローラメのスーツ、シャツはドレッシーなイエロードット…と完全に隙なし態勢だった。さすがでございます!

ここからアコースティックコーナーということで、メンバーにも椅子が用意され、吉井が「ふだんやらないTHE YELLOW MONKEYの楽曲をアコースティックスタイルで」「ちょっとどう?(客席も)座ってみない?」と促し。さくさく座りだす観客に「ほらーすぐ座る」っておぬしが!座れと!言うたんや!「そうだよね座りたいよね、じゃあ俺ら立とうか」アニー「待って俺叩けない」吉井「ストレイキャッツを見習え!」


吉井が1997年のヒーセの誕生日にリリースした…というのであっラブショ―を?これで?と思ったら「カップリングの…」でどびえーーー!!!!!吉井「そりゃそうでしょラブラブショーこれでやらないよ、そんな気の利いたバンドじゃない」あっスイマセン(笑)

 

この曲をリリースしたときは、本当にバンドが上り坂というか、どんどん環境も変わっていって、自分たちの生活も変わっていったころで…でもなんにもなかったときのこと、お金もない、部屋も狭い、そういう時代のこと、あと若いころなにもなかった両親のこととかね、そういうことを考えて、作った気がします、といって、NAI。

 

カップリングに名曲が多いのはTHE YELLOW MONKEYあるある(吉井和哉あるある)だけど、NAIはそのなかでも白眉というか、ほんとうに極めつけの名曲だと思うし、この楽曲を深く愛しているひとがたくさんいるし、私もそのひとりです。吉井和哉の書く楽曲の美しさが結晶となって目に見えるような曲だ。演奏が始まってしばらくしたらぽけーと勝手に涙がぽろん、とこぼれたけど、何かを思い出したとか、悲しいとかじゃなくて、ただ美しさに打たれて涙が出た、という感じだった。

 

ひとつだけ!ダメ出しをさせてもらえるとするならば!吉井ちゃんもうちょっとギター練習しよ!(きびしいファン)

 

次にアコースティックバージョンのO.K.。これ新鮮だったなー。最後O.K.のリフレインになって、それを吉井が例の吐息爆発歌唱で歌うもんだから「あっお前…それを俺らが好きだと知っててその所業…好き…」ってコロッと転がされたわたしだ。

 

このアコースティックコーナーは終始リラックスというか、楽屋モードというか、とにかく吉井!お前が楽しいのはもう、わかったから!と言いたくなるぐらい楽しそうだった。なんかほんと孫を見る目で「よかったねえ、たのしいねえ」と目を細めてしまいそうになった俺である。もともと今日のホールは香川県民ホールで、ネーミングライツで「レクザムホール」となっているわけだが、それを吉井が「今日の会場レクザムなんだよね?」と話を振り、レクザムで合っているのだが、袖から「レグザム」だって言ってるよーうそーどっちだよー楽屋はレクザムだったよね?レクザムのとことレグザムのとことある…って4人がわちゃわちゃ喋るっていう、
ハイきみらが静かになるまで1分かかりました
と小学校教諭の気分になるところであった。最終的に吉井が「よし!中間でいく!」とわけのわからない宣言をし、「REXAM」となんだか発音がいい風な空気を装っていました。何の時間だったんや!で結局話したかったのは、このホールはパンチドランカーっていう解散前にやってたツアーの時に来て、っていうか解散の原因になったツアーなんだけどね!(てへっつ)(おまえその解散ギャグいつまでも許されると思うなよ)その時この会場で具合悪くなっちゃって!袖で倒れて救急車で運ばれたっていう。歩ける歩ける!って言ったのに救急車で運ばれたっていう。でもって、ひとりでやってたときも体調崩してここ飛ばしちゃったことがあって(筆者注:2006年の39ツアーで静岡香川愛媛が吉井の体調不良により振替公演に。ちなみに愛媛はエマの誕生日ライヴになるはずであった)、そんでもう大丈夫だろう!と思ったら今日は台風!でもね、今日はみんながこうしてきてくれたからー、ライヴも無事できるし!もう苦手な感じは払拭した!なので今日はすごく機嫌がいいです、とか言っててかわいかったです。あとエマがソロで飛ばした話のときに「ん?」みたいな顔してたんだけど、突然思い出して「あっそうだったね、あったあった」吉井「あったじゃん、っていうかあなたいたじゃん!」エマ「そうだったー」吉井「ひとりでっつーかふたりでやってたんですけどねB’zみたいに!」よくもそんな口から出まかせを…ww

 

1stアルバムの最初の曲をこれからやるんですけど、1回やったことあるんだけどね?もーずーっとファルセットなもんだから声が全然でなくなってガッサガサになって。帽子叩きつけて「もう二度とやんない!」って(アニー小声で「それべつのときじゃない…」アニーさんそこちょっとkwsk)でも今日はメンバーの皆さんがキーを下げてくれるというので〜と言いながらスツールでくるくるしつつ、しかし、1stは売れなかったねー!と言い始める吉井。しばらく四国これなかったよね、俺の記憶ではSmileの頃まで海峡を渡らせてもらえなかった…とまた!ここで!4人が!一斉に喋る!いやーこのときほんと「今なんの時間…?」てなりつつも、この4人が一斉に喋る(しかもツアーのMCの時間に)っていうのがすごく新鮮だったし、あとなんかもうこっち(観客)置いといて4人がホント楽しそうでしたよ…。キーを下げるためエマがギターにカポをつけているのを紹介しながら吉井「カポって、カポさんが考えたんだよね」エマ「(またなんか言い出した…)うそだよね?」吉井「ホントホント。カポ・タストさんから名前がついたんだよ。じゃ曲行こうか」っておまえ…ほんとに息をするようにホラを…!

 

Song For Night Snailsをやったのはメカラ9でしたが、エマは初めてこの曲をライヴでやれたのが印象深いと当時言っていた記憶があります。個人的にはミラーボール欲しくなっちゃう曲でもあるなー。しかし、途中まで歌ったところで吉井がやおら「このあとアニーの絶品のフィルが入るから、みんなアニーに注目して」(エマもヒーセも注目する)さらに調子に乗った吉井、舞台袖まで捌けて「おれがAh,snail,job…つったらフィルだよ」アニー「ねえちょっと聞きたいんだけどさ、これ今曲の途中だよね?」爆笑。こうなったら止まらない吉井は「これさーフィルのあとになーいすねーるずあーんぷらーすちっくぶぎー、って歌って出てきたらなんか歌謡ショーみたいだよね!」とか言い出すし、挙句アニーに「どうする?一回失敗しとく?」律儀なアニーはちゃんと1回失敗してあげたんだけど、その時に確か「腹に力が入って…」みたいなことを言ったのよ。そしたら吉井が「会陰ね!わかる」とかぶっ込んできて「阿吽じゃなくて会陰です」何言ってんだこの人はと思わず真顔になりました。そのあと延々「会陰て知ってる?ここのね…」場所を説明し「会うに陰って書くんだよ!」と文字を説明し、ほんと何の時間なの。曲の途中ですよね!そんなに4人でわちゃわちゃやってるのが楽しいのか!おっちゃんも楽しいわ!(ダメなファン)もはや何の曲だかわかんなくなった頃合いにようやくAh,snail,job,job,job,…(ひとりエコー)で曲に戻りました…とんだ長丁場!

 

釜山の映画祭に行ってきた話とか、オトトキを四国ではやらないとか(吉井「映画館ないの?イオンは?」あるわ!イオンもあるわ!)ヒーセのおじいちゃんの故郷が高松だとか、じゃあヒーセが映画館作れば?みたいな話になるわ、ほかにもいろいろあったんですけど、ほんとトークの地図…どこ…ってなりました。あとイオンあるよーって客席から飛んだ声に吉井が「よかったねー(棒)」で返したの笑いました。笑いました。

 

菊地兄弟がTHE YELLOW MONKEYの前にキラーメイってバンドでデビューしてるって話を紹介して、網タイツ(ここに来るまでに客席に弁当のひとつも配りたい、弁当と蓋つきのお茶ね、あれもうみなくなったよねーあれと網に入ったミカン!みたいな話をするエマと吉井)とかはいてたよね?エマ「おれはぎりぎり穿いてない」アニー「私は嬉々として穿いてました」吉井「デビューしてどうでしたか、いい思いした?」エマ「うんまあそれなりには」吉井「したんだ!具体的にはどんな」エマ「うーんバブルの頃だったからねえ…」とマジで話始めて慌ててストップをかける吉井「待って!この人結構毒あるから!」「この兄弟はねえ、結構毒持ってんのよ!」アニー、俺はそうでもないと主張するもお兄さんからもヒーセからもブンブン首を振って否定されるの巻。っていうか網タイツ!どこいった!トークの地図今誰が持ってるのー!?

 

で何が言いたかったかというと、アコースティックコーナーをやるにあたって何かカバーを、って話になったんだけど、折角なのでキラーメイのデビュー曲であるFuckin' with a Virginをね!やりたいと思います!と宣言し、みんな歌詞を知らないだろうから!僕が読み上げます!とクリップボードの歌詞を読み上げる吉井…これ、まあちょっと言葉でどう説明したらいいのかわかんないけど、吉井の上に「チョーたのしい!」って吹き出しをつけたくなるほど楽しそうでした。レイノの紹介とかもしてて(真似もしてて)歌う時の声も寄せてたよなー。なんだろうね、ああいうふうにみんなでわっといろんな曲をやってみるみたいな時代や、その空気が楽しかったんだろうなっていうのがよく伝わってくるステージでした。ほんと…「腰が砕けるぜ」のときの吉井の顔をプリントしたいわ…(笑)曲の途中でみんなが立ち上がりかけたので「バージンの人は立って!」と言ったら座り始めるひとがいて(爆笑)あわてて「バージンの人は座って!」とか言いなおしてたのもめちゃ面白かったです。

 

間髪入れずにNeurotic Celebrationへ。大好きーーー!とびきり真っ赤なバナナを真っ赤な会陰に口づけをって歌っててそういう反射神経きらいじゃないぜむしろ好きだぜと思いました。途中のブレイクで、吉井がやおら「この曲はね、昔はここでぼくがI LOVE YOUと何回か言って、黄色い声援が飛んで、それでエマのギターが入るって流れだったんですけど、もう年月も重ねていて声援も…だんだん茶色く…ということで!より黄色い声を出しやすいようにエマさんに…えいんまさんに!えいんまさんに言ってもらいましょう!」気に入ったネタは天丼で使う吉井である。しかもエマがまったく臆さずI LOVE YOU連呼するのでほんと…笑いました。笑いました。基本的に絵に描いたようなgdgdでしたがみんな楽しそうだったのでよしとします(笑)汚いお金はちょと欲しい、って歌ってたかなー歌ってたような気がするんだけどなー。しかし年末感あるなこの曲!

 

続いてイエ・イエ・コスメティック・ラヴ!!!これも!また!Smileの扉が!と狂喜乱舞。イエイエなー、ほんと出ないときは出なかった…(おばあの感想)。間奏でヒーセとエマが中央に寄るところもまんまだったなー。吉井がその時に「昭和30年代生まれ〜!」って煽って、そのあと吉井はドラムのとこ寄って、アニーと「昭和40年代生まれ〜!」ってやってたのかわいいが過ぎました。ほんとSmileなにげに好きな曲多いんだよ…まだ1曲超弩級にすきなやつ出てないんですけどね…これ今回出なかったとなるといつチャンスが…吉井ちゃんお願いしますよ…(ってここで言ってもな!)

 

パールの前に吉井が髪をぐしゃぐしゃとかき乱して、なんつーのあの、濡れた犬みたいに首を振って、ジャンプして歌いだしたのがすごくよかったな。パールの間奏、かがわー!のご当地コールに客席もすごい歓声で応えてて、あのパール独特の、駆けあがっていくセンチメンタリズムにうっかり打たれて本日二度目の涙をぽろりと流してしまった私だよ。パールのおセンチメートルはまったく意図しないところで襲ってくるからこわい!

 

今回はじめてのファンクラブツアーをやってみて、またこういうこともやってみたいと思っています、その時もまた来てね、と吉井が声をかけ、そしてファンクラブの名前になった歌詞が入っているこの曲を、とバラ色の日々へ。いやー、ALRIGHTをのぞけば、これで再結成後のツアーで必ずセトリ入りしているのはSUCKとバラ色ってことになるわけで(たぶん)、バラ色は特にバンド不在の時間にその存在感を増してきた楽曲だというのがよくわかる。

 

アウトロで吉井がマイクを外したので、あかつきにー!かな?と思ったら、太陽がー!燃えているー!だった!ホールは確かに太陽が燃えているが似合うよね〜!エマが下手の花道まで来てくれて、ほんとこのひとそういうところがおさおさ怠りないと思わずにいられないのだけど、1階席の客にアピールしつつ、ふと目線をあげて2階席にびしいっと音のしそうな指差しをくれちゃうところがほんとね…ちょうど延長線上にいたので久しぶりにまともに正面から見た…やっぱヤベエよこのひと…とひとりごちた次第である。でもって吉井は上手の花道で「耳元でささやくのさ」で客にささやこうとしたらマイクがハウって「マイクが〜ハウってる〜」と歌詞を変えていて笑いました。あと何回見ても「同じ場所でまた会おう」でここ、ってステージを指さしてくれるのが本当に大好き!

 

本編最後がALRIGHT。イントロで客を煽るときに年末のライヴのこともふれつつ、おれたちは準備オーライだけど君たちはどう?って投げかけとコールアンドレスポンスからばっつりのタイミングで曲の入りにつなげていくのほんとすごいね。一種の本能なんでしょうね。「ひとつに集めて」のときに吉井が客席を指さすんだけど、アニーがまったく吉井と同じ動きで客席を指してて、そのシンクロ具合が美しかったなー。ここの間奏でメンバー紹介をやってしまうのもすっきりしててよかった。

 

アンコールはわりとあっさりめに、Ziggy StardustとDRASTIC HOLIDAYの2曲。吉井のZiggyは何度か聞いているけど、歌い始めるまえに両手を合わせて捧げるような姿勢をしていたのがとても印象的だった。そして最後にツアータイトルであるDRASTIC HOLIDAY!最後この曲なのすごい不思議な感じ!そして漂う年末感!年末ライヴやるからね、遊びに来てね、そして今日は来てくれてありがとう、気をつけて帰るんだよって曲前に言ってくれてました。終わった後も、ヒーセやエマやアニーがステージ前方まで出てきててハイタッチとかしてて、吉井はうしろでニコニコ見ていて、もっかい気をつけて帰ってね、ケガとか事故とかないようにね、と声をかけてました。うんうんありがとうきみたちもね!最後は鶴ちゃんも入れて5人で(鶴ちゃん鮮やかなイエローのシャツお似合いだった〜)肩を組んで一礼…二礼…三礼までしたところで5人がふははっとわらってのけぞったの、ちょういい光景でした。最後はヒーセとアニーがおっきいハートを手でつくってくれてたよ。ほんとかわいいなきみら!

 

ほんとに楽しいメンバーの顔ばかりにあふれた楽しいツアーでした。FCツアーということで、やっぱり一種独特の、というか、「わかってもらえてる」ひとたちの前でやるツアーという空気感があり、それはたとえば去年のアリーナツアーのような、ぜんぜんTHE YELLOW MONKEYを知らないひとでもぐんぐん巻き込んでいく、みたいなものとはやっぱりちょっと趣が違ったものだったと思います。でも再結成してすぐにそういう「わかってもらえてる」ひとたちに向けてだけのツアーができるなんて、すごいことですよ。で、当然ながらこの「わかってもらえてる」空気の中で培ったものを、年末の大舞台三連発で他者をぐんぐん巻き込んでいく、攻撃型のTHE YELLOW MONKEYにシフトチェンジしていくわけで、楽しみにしていますというほかない。12月はTHE YELLOW MONKEYの季節、今年もそれを味わえそうなのが嬉しい限りです。

 

 

THE YELLOW MONKEY SUPER FC PARTY 2017 DRASTIC HOLIDAYセットリスト
不愉快な6番街へ (Unpleasant 6th Avenue)
SUCK OF LIFE
赤裸々GO! GO! GO!
LOVERS ON BACKSTREET
See-Saw Girl
NAI
O.K.
Song For Night Snails
Fuckin' with a Virgin
Neurotic Celebration
イエ・イエ・コスメティック・ラヴ
パール
バラ色の日々
太陽が燃えている
ALRIGHT 
アンコール
Ziggy Stardust
DRASTIC HOLIDAY

23:58 | comments(10) | -

吉井和哉さんお誕生日おめでとう

昨年放送されたTHE YELLOW MONKEYの「情熱大陸」が、再編集され、GYAOで45分の拡大版で期間限定公開されているというのを公式さんがお知らせくださったので、昨日さっそく見ていたのだが、もともとの放送の尺からするとほとんど倍ぐらいの情報量になっているような感じで、とても見応えがあった。放送されなかったとスタッフブログで書かれていたのは4人まとめてのインタビューの部分だったのかな。最後の「夢」のところでエマが東京オリンピックのセレモニーでやりたいとか言っていてお殿様の夢はでっけえな!と思いました。エマちゃん白シャツちょうお似合いだったね。あとこれは本放送時にも流れてたけど、吉井がもういっかいぼくとバンドやりましょうってメール送った時のメンバーそれぞれの反応で、アニーの半分はにかみながらの「うれしかったですね」が何回聴いてもぐっときちゃう族のわたしだ。ヒーセの上野探訪も長めになってて、よく行ってたお店とかまで紹介してたんだなあ。

 

ラママを訪れたときの、吉井があの半地下の天上の低いステージの真ん中に立って、この縦のラインめちゃくちゃ落ち着く、と言っていたのもよかった。そのあとの、20世紀のことは置いていこうと思っていたけど、置いていっちゃだめでしょ、と思ったという話も。

 

その中で、吉井が「僕がイメージするロックの起承転結というか、そこに今向かっているので。なぜロックをはじめて、どうやって転んで、最後どうやって結ぶか。始めたからにはね」と語っていた。

 

その言葉で思い出したのが、2000年のRIJF、あの雨のフェスのアクトの直後に、吉井がインタビューに答えて言った言葉だ。「どう死ぬか。何をして死ぬか。」

 

THE YELLOW MONKEYがいない間、たくさんの…とはとても言えないが、いくつかのバンドのライヴをワンマンであれ、フェスであれ、見る機会があったけれど、当たり前だけれどバンドにはそれぞれの色合いがある。そしてどんなバンドにも、そこに至るまでの物語があるだろう。中には、そうした物語を超えてなお、ずっときらきらと輝いているバンドもいたし、そのエバーグリーンなきらめきは、私にはとても眩しく見えていたことを思い出す。

 

THE YELLOW MONKEYはもう解散しないと吉井和哉は語り、実際に今彼はそう信じているのだとおもう。けれど、たとえその言葉があっても、彼らの姿を見ているとなんともいえない、一抹の切なさがあるし、それは解散前も解散後も再集結後も変わらないもののひとつだ。その切なさはなんというか、やはりどこかに「どう結ぶか」という部分がその底にあるからかもしれない。それはバンドにも、吉井和哉というひとそのものにも共通する部分であるような気がする。

 

でも結局、わたしはその切なさが多分、心底、好きなんだろう。常葉の輝きをもつものではないが、春になれば芽吹き、夏になれば咲き誇り、秋の寂しさを知り、冬の厳しさに耐える。そういうバンドであり、そういう人間であるひとが。

 

まさかあなたが51歳の誕生日を迎えるまで、こんなにしつこく好きでいるとは!自分でもびっくりです。ずっと好きでいれたらいいなと思います。お誕生日おめでとう。どうか素敵な50代を過ごしてください。そういえば、6年前のFlowers & Powerlight Tourで、吉井和哉は55歳で再ブレイクするとか言ってたの、覚えてますか。55歳で再ブレイク!きっと最高ですね。楽しみにしていますよ!

00:08 | comments(4) | -

オトトキ下から見るか横から見るか

オトのトキを、想う。TYM。(それJT)

 

とか言いたくなる(ならない、ならないよ)今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。2017年も後半戦待ったなしですが、DRASTIC HOLIDAYツアーやら九州スペシャルやら、黄猿さん方面もにわかに騒がしくなって参りました。昨年から(思えばあれは横アリの終演後じゃった)(おばあの遠い目)予告されていたイエローモンキーの映画「オトトキ」も公開日がようやく発表され、各映画祭に出品されるとかされないとかこちらも盛り上がってきているところ、とはいえ映画となると、しかもこういったミュージシャンのドキュメンタリみたいなジャンルの映画となると、なんだか勝手が違って戸惑うわ!な向きもけっこういらっしゃるのかもしれないと思い、誠に勝手ながら私なりのオトトキ下から見るか横から見るか(いや前から見てくださいよ)なあれやこれやをまとめてみたいと思いますん!とはいえ、現時点(9月27日)までに出ている情報から推測で書いている部分も多々あるからね!基本的には自分で最新情報チェックを忘れちゃだめだぞ!


★いつ見る?
まず皆が気になっているところとして、「11月11日公開なのはわかった…で、いつまでやってるの?」ってことではないでしょうか。というのも、再結成前に劇場版として公開された「パンドラ」は特定の劇場のみ継続上映したものの、他の劇場は特定日の劇場公開であったため、この「オトトキ」は実際どうなのよ、公開日に見に行かないと見逃しちゃうの?それともそんなに慌てなくてもいいの?というところが気になる木!という方も少なくないのでは。

ここからは推測も入りますが、現時点でたとえば「1週間の限定上映です」みたいな注意がないこと、松永監督のツイートに「この映画がより沢山の劇場で公開されますように」という言葉があったことからして、いわゆる一般の封切り映画と同様の扱い、つまり

「いつまでやるかは動員次第!」

っていうことなんだと思います。もっと言うなら、動員次第で公開劇場が拡大していくこともあり得る!のかもしれない!逆に言えば、客足がサッパリなら早々に上映終了ということももちろんあるわけですが!せつない!

 

通常、シネコンはその週の週末から金曜日(場合によっては木曜日)までのスケジュールを、火曜ないしは水曜に発表することが多いので、最初の1週間の上映スケジュールがそこでようやくわかることになります。11月11日(土)公開であれば、映画館によって異なりますが、概ね11月7日か8日頃に向こう1週間のスケジュールが出る感じです。ここがライヴと違ってもどかしいところで、1日に何回もかけてくれる可能性もあるかわりに、「何時」という部分はそこまで決めることができないってことですね。

 

で、この事実をふまえて個人的にぜひおすすめしたいのが、見ようと思っている人はできれば公開日ないしは翌日の日曜日に見てくれるとうれしい!ということです。この週末の動員と興行収入がランキングとして発表されることも勿論ありますが、なによりこの週末の動員を見て翌週以降のスクリーンの規模と上映回数が決められると言っても過言ではないからです。沢山動員すれば、じゃあ翌週はもう少し大きなスクリーンにするか、とか、上映回数増やすか、という判断に繋がるかもしれない。もちろん無理にということじゃないですすよ!でも早く見たいな〜!という方にはがんばって公開週の週末の鑑賞をおすすめしたい次第です。

 

でもって、動員次第とはいっても、おおよそどれぐらいなの?1か月は見ておいて大丈夫なの?と気になる方もいらっしゃるかもしれません。そこで参考になるかもしれないのが次週以降に公開される映画のラインナップです。ちなみに翌週からの公開映画で大規模公開になりそうなのは「火花」「ジャスティス・リーグ」(みんな見てね!)(私情)(11/23)、「探偵はBARにいる3」「鋼の錬金術師」(12/1)、「オリエント急行殺人事件」(12/8)、そして「スター・ウォーズ最後のジェダイ」(12/15)、こんなところでしょうか。個人的な感覚から行くと、観客の集中しそうな大都市圏以外の方は、11/23より前に見ておいたほうがいいんじゃないかと思いますし、大都市圏であったとしても12/1の「探偵」と「ハガレン」の大波を乗り切るのは相当難しそうです(映画の日でもあり、ここで相当数の作品が入れ替わると予想)。もちろん、公開日以降に順次地方の映画館で公開が決定されることもあるので、最終的なリミットは神のみぞ知るですし、公開2週でダウン!みたいなことだって考えられるわけなので、上映スケジュール更新のタイミングで、その週末を乗り切れるのか、乗り切れないのかを確認することが大事です。

 

★どうやって見る?
現時点で公式サイトにあがっている劇場数は33館で、ユナイテッド、Tジョイ、TOHOのほか松竹系のシネコンもかなりあります。大半の劇場がインターネットによる座席指定予約を可能にしていると思いますが、この販売スケジュールは映画館によってまったく異なりますので要注意です。たとえばユナイテッドシネマは「毎週水曜日にスケジュールを発表、その週の土曜日から一週間分のチケットの販売を開始」ですし、TジョイのKINEZOは「鑑賞日2日前の午前0時に予約可能」となります。
もちろん当日行ってその場で座席指定、でも問題ないですが、ただオトトキの場合、どれぐらいの混み具合になるのかがちょっと予測不能なところがつらいですね。当日ふら〜と行っても大丈夫な程度なのか、予約しないと難しいのか。鑑賞日の2日〜3日前に順次予約開始となる映画館なら、土曜日の予約状況をまずは様子見してみてもいいかもしれません。ただ最初から絶対行きたい日や回が決まっているのであれば、予約しておいたほうが何かと便利ではあります。当日座席指定を受けるのに長蛇の列なんてことになったら焦っちゃいますしね。
あとは前売りを買うもよし、各映画館が設定しているサービス料金を利用するもよし。レディースデイはもちろん、映画館によっては独自のサービス料金があるところもありますので、公式サイトのチェックを怠るべからずです。

 

★ムビチケ買うべき?
「ムビチケ」についてはムビチケサイトでご確認いただくのがいちばんですが、簡単に言えば「前売り券」でありかつ「事前座席指定ができるのがウリ」ということになろうかと思います。通常の前売り券は、当日劇場窓口で座席指定を受けるときに出しますよね。事前にネット予約してしまうと、そこでオンライン決済されてしまうので、前売り券は水の泡ですし、当日差額が戻ってくるわけでもありません。前売りを買うのも事前予約するのも熱心なファンなのに、その前売りを事前の予約で活かせない、このジレンマ!という時にお役立ちなのがムビチケです。IMAXや4DXのときは差額が発生したり事前予約で使えなかったりいろいろありますが、オトトキについてはその方面の心配は無用ですし、カード型なのでちょっとコレクションしたくなるところもファン心をくすぐる感じでしょうか(カードは手元に残せます)。対応劇場かそうでないかは必ず公式サイトで確認してくださいネ。

 

★東京国際映画祭で一足早く映画を見ることは可能?
昨日「オトトキ」が東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品として上映されることが発表され、レッドカーペットイベントにメンバーと監督が登場とのアナウンスがありました。レッカペについては後述するとして、このTIFFでの上映後に舞台挨拶予定ということですから、ぜひ行ってみたいという方も多いかもしれません。オトトキに限らず、TIFFのチケットは基本的に「ヨーイ、ドン」の先着です。ただ今回は昨年のサーバートラブル(なかなかに阿鼻叫喚でした)を受けてか、チケットの発売日と時間を分けています。ちなみに特別招待作品は10月15日16時から発売開始です。その前にスケジュールの発表がありますのでそれを確認のうえ、公式サイトのチケット販売ページを熟読して、予約に挑戦する方はがんばってください!私もいちどチケット取りに参加したことがありますがなかなか大変でした。本当に今年のサーバーの奮闘を祈りたいです。

 

★レッカペイベントに参加するには?
するには?と言ったところで私もレッカペイベント参加したことがないので何をかいわんやですが、これも詳細が公式サイトから発表されると思いますので、それを熟読のうえ参加を検討なさってください。過去の例からいくと、整理券を配布してその整理券の番号順に入場という感じのようです。ちなみに去年の一般観覧の案内はこんな感じでした(割と直前のアナウンスなので、見逃さぬよう)。去年はyoutubeとかで生中継もあったみたいなので、今年も期待したいところです。

 

とりあえず現状こんなところでしょうか!まあものすごく当たり前関係のことからわたしの推測入りまくり事項まで雑多に並んでいるので、繰り返しますが
・絶対に
・自分で
・公式サイトを
・確認してネ!!(特に映画のスケジュールは!)

でもって、できればたくさんのひとが見に行ってくれて、そいでもっていま公開予定のない都道府県でもずんずん公開が決まりますようにと祈っております。そうこうしているうちにもうツアーも始まりますね。FCパーティとかイベントとか言われて最初おののきましたが吉井があっさり「普通にツアーだよ」言うてくれてたすかりました。地元香川に参加予定だよ!黄色い服も買ったよ…すごく…黄色いです。ではまたライヴレポなどでお目にかかれたらうれしいです!しーゆーすーん!
 

21:32 | comments(8) | -

かきみだす 25 25

9月13日0時解禁で3か月連続配信だよ!第1弾はジギースターダストのカバーだよ!などなどの情報がどしゃめしゃに降る中、東京ドーム公演サイトもリニューアルされておりまたぞろカウントダウン…

とか言っちゃいけない。

カウントダウンさいこー!!

カウントダウンするってことは定時開演でしょ!さいこーーーー!!

(って勝手にあれドーム開演までのカウントダウンと思ってるけど合ってるのかな?何しろ私は秒の計算は600からしかできない。いや600から出来るというのはうそで600と300と120以降しかできない)

とわきわきしていたわけですが、そのカウントダウンの後ろに流れている意匠がなんだかすてき…すてきなんだけどなんで象の交尾が…て!これ!

プライマル。!

ということでエサを投げられるとホイホイ食いつくわたし、意匠は全部で25個!どれがどれだか書いてみようやん、そうしようやん、そうするしかないやん(もう病気)ということで書きだしてみたよ!例によって誰にも頼まれていないのにやっちゃうパターンだよ!

ちなみにPCで見るとこんな感じ、なので、これはかたつむりを先頭に蛹までなんだな!と思った次第。なので一応リリース順ぽいのよね。

かたつむり→言わずもがな、夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギーってことで1stアルバムでしょうこれは
マシンガン→虹の出るマシンガンと声を出してカンバセーション!ROMANTIST TASTE。
帽子→順当に行けばシルクスカーフに帽子のマダムなのかなー。
仮面→あまりにも仮面なので仮面劇でFAでしょうか
宝石→jaguar hard painのジャケットの宝石なのでここは素直に3rdアルバムそのものと取りました
キャンディー→A HENな飴玉しか出てきませんもはや
ひまわり→シングルジャケットにひまわりあったよねってことで熱帯夜
マーメイド→追憶のマーメイド一択だぁおりゃあああ!!!
太陽→太陽が燃えているデスヨネー
★アリジゴク→蟻地獄といったら赤裸々GO!GO!GO!しかない、ないんだが、なぜ太陽とJAMの間?リリース順的にはFOUR SEASONSが来るところ
ジャム→JAM。ひねりなし!
線香花火なんだかシナプスなんだかわかんないやつ→SPARKだよ!スパークしてるんだよ!わかってやれよ!
目玉→見てないようで見てる。ケントデリカット眼鏡思い出すわね
猫→ねこも連れていく楽園
馬→私はあなたのエマじゃなかった馬、LOVE LOVE SHOW
炎→ばーんバーンBURN
玉ねぎ→球根と言ってくれ
ミラーボール→ミラーボールが回り始めるイッツマイディスコ、MY WINDING ROAD
★羽根→バラ色の前なので位置的にはSO YOUNGだがそのものずばりの歌詞が…「天国」をキーに羽根?羽根といったらROCK STARが出てきちゃうオレ
薔薇→バラ色の日々。とてもわかりやすいありがとう
真珠→どこからかヴィーナス像が出てきそうなパール
蜂→ここはアルバム8でいいのかなー。やっぱりSPRING TOURのジャケットの印象強い
鳥→鳥と見るとカナリヤと思う病気
象→プライマル。のジャケットっすな!
蛹→蛹&蝶ですからこれはもうALRIGHT

 

殆どがすごくストレートにわかりやすいのに、リリース順ということを考えると★印のふたつがいまいちスッキリしなかったり。そこに縛られなくてもいいのかなーとか考えてもどうにもならないことを考える楽しさ!こういう無駄なことを考えている時間がいちばん好きです!でも、お猿さんは、もっと好きです!

21:17 | comments(2) | -

SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"@さぬき市野外音楽広場テアトロンに行ってきたのよ

ちょっと前…いや、もうかなり前から、吉井絡み以外のライヴのレポを書くことをやめてしまっていて、それは別に何か意味があるとかいうのではなく、なんつーか突然、あ、もう頭をどれだけ振っても言葉が出てきましぇん!みたいな状態に陥って、単純に書けなくなったのだった。吉井やイエローモンキーのレポが書けるのは、結局のところそれまでの興味と蓄積がモノを言っているのだろうと思う。そんなわけでライヴに行ってもツイッターでつぶやいたりするだけで、それ以外は何の記録も残してない状態が続いてる。

 

それはそれで全然いいし、ある意味うつくしいと思ったりもするのだが、先週末のさぬき市野外音楽広場テアトロンで2日間にわたって行われたスピッツのライヴは、何というかそのロケーションも含めて「体験」としてのベクトルが強すぎて、これをこのまま、何も残さないでいるのはいやだなあ、と「何を見ても何かを言いたがる」私の悪い虫がむくむくと顔を出してきてしまった。とはいえ、レポと呼べるようなものではなく、体験談としての色合いが強いのだけれど、それでもまあ、何かを書いて残しておきたくなる時間ではあったのだった。

 

スピッツがここテアトロンでライヴをするのは21年ぶり、ということは当日のマサムネくんのMCで知った。21年前にテアトロンでやったことは知っていたが,それ以降来ていなかったことは知らなかった。21年前にテアトロンでやったことを知っているのは、その時の映像が1曲だけ、スピッツの(当時は)数少ない映像作品に収録されているからである。海に向かう半円の客席と、ステージを取り囲む円柱。確かにフォトジェニックな会場だ。

 

スピッツの30周年のライヴツアーが発表になったとき、私の住む香川県の会場がここテアトロンで、ツアー唯一の野外だと知ったときは、嬉しさよりも、この真夏に野外かあ、という気持ちが先に立ったのは否定しない。テアトロンて、あそこだよなあ、とかつて見たDVDの景色を思い出し、とはいえ、他の会場に遠征してまでいくというのもどうなのか、せっかく地元に来るんだから…と初日をファンクラブの先行で押さえ、2日目をコンビニの先行予約で取った。結果的に、FCで取った1日目の席はスタンド後方のステージ真っ正面で、コンビニの先行で取った席は、上手の1列目という席がきた。スピッツとは関係なく、その前々日に東京の歌舞伎座で宿願といってもよい舞台の初日を観に行くことが決まってからは、1日目のチケットを誰かに譲って、2日目だけ見ればいいのではないか…という考えがよぎったことは否定しない。それをしなかったのは、単に私が初日2日目と連続で見ようと思っていた舞台が、2日目は貸切公演のため通常のチケットを買えないことがわかり、だとしたら東京に残っていても仕方がないと思ったからにすぎない。

 

テアトロンに行くには、志度というJRと琴平電鉄の駅近くからシャトルバスに乗るか、高松駅からのバスに乗るか、自家用車で行っても臨時駐車場からバスに乗ることになり、とにかくアクセスが困難をきわめる。最寄りの志度からのシャトルバスでさえ、片道30分近くはバスに揺られなければならない。おそらく、高松駅からのシャトルバスがもっとも楽なアクセスだろうと思うが、誰しも考えることは同じで、そのチケットはそうそうに売り切れてしまっていた。 私は琴平電鉄の始発の駅から琴電志度まで電車に乗り、そこからシャトルバスで会場に向かったが、野外で長い時間待つことを回避したいと考えるのは誰しも同じなのか、開演の15分ほど前に会場近くの芝生広場に着くと、入場を待つ列が蛇腹のごとく何十にも折り重なっていて、これは…開演に間に合わないのではないか?と思った。しかも、テアトロンに初めてきた私は,その時点でもう会場は目の前なのだろうと思っていたのだが、その芝生広場を抜けると目の前には延々と下る山道があり、その遙か下に今日の会場があるのだった。その延々と下る道を見た瞬間、思わず「マジかよ…」と声に漏れた。想像してみてほしい、夏の野外、まだ高い太陽の光、風がすこしはあるとはいえ30度を優に超す気温。覚悟を決めて降り始めたが、当然のように膝は笑い、汗は噴き出し、しかも予想したとおり、席にたどり着く前にメンバーの登場SEが流れ、ライヴが始まってしまった。

 

(←芝生広場から撮った写真)

 

幸い座席が入り口に近かったことから、1曲目の途中で席に着くことができたが、まだ心臓はバクバクしてるし、汗は噴き出しているしで、2曲目に早くも投入された「8823」で手を振り上げる元気はまったく戻ってきていなかった。最初のMCでマサムネくんは、ここに戻ってこられたことがうれしいと言い、しみじみと会場を見渡していた。君が思い出になる前にを歌う頃には、だいぶ日も陰って、ステージの向こうに美しい夕焼け空が見え始めていた。私もようやく落ち着いてライヴに集中することができた。本当にステージのほぼ真正面で、円柱に囲まれたステージの向こうに瀬戸内海が、そしてその海を渡る船が、その向こうには島影が見えていて、あれはたぶん小豆島だろう。マサムネくんが、以前ここに来たときはロビンソン、チェリーとリリースされたあとで、スピッツのピークのような感じだった、ピークだったから来られたのかと思っていたけれど、30周年でまたここに来られてうれしい、奇跡のようです、と言い、その当時僕らをここに連れてきてくれた曲です、と「チェリー」を歌った。

 

スタンドは相当に傾斜がきついので、自分が立ってステージを見ていると、人の頭はほとんど気にならない。飛行機雲が出ないかな〜と期待していたマサムネくんだったが、実際に飛行機雲が見えて、観客がみんなして指さして教えるのにぜんぜん気がついてくれないのがおかしかった。田村さん(やっぱりよく客を見ている)はすかさず「飛行機雲だって!」と拾い上げてくれ、それを見るためにひょこひょことマサムネくんがステージの前方まで出てきたのがかわいかった。スタンド最上段の芝生席のひとたちが、夕焼けを背に影絵のようになっているのにメンバーが喜び、マサムネくんはYMCAの振りまでやらせていたが、最終的に「あれっCってどっち向きだっけ…まあいいや!」とぶん投げていて笑った。テッちゃんは、MCがうまくないバンドだけど、野外でやると沈黙が流れても虫の声が助けてくれるからいいよね…と冗談とも本気ともつかないようなことを真顔で言い、実際そのテッちゃんの期待に応えるように盛大に虫が鳴いていた。

 

あたりがどんどん暗くなっていくが、まだ陽の明るさの名残もあるなかで、ロビンソン、猫になりたい、楓、とスピッツ伝家の宝刀ともいうべき美しいメロディのメロウな楽曲が続くターンはこのライヴの一種の白眉といってよく、マサムネくんのハイトーンが夕闇に吸い込まれていくさまに陶然とした。目に入るものすべてが美しいという感じだった。そして太陽の最後の名残が消えきるタイミングで「夜を駆ける」。ステージにさっと青い光がふりそそぎ、対岸の島には明かりが灯っていて、ただもうその美しさに泣けた。ああ、今日来てよかった、この光景を見られてよかった…と心から思った。崎ちゃんの疾走していくようなドラムに聞きほれたし、何度聞いても完璧な歌詞だ。夜を駆ける、今は撃たないで、遠くの灯りのほうへ駆けていく…。

 

「運命の人」に「神様 神様 神様 君となら」という歌詞があるが、この部分でムービングライトがマサムネくんにさっと集まったところは、本当に…これこそ「尊い」ってやつじゃないのか、文字通り手を合わせて拝みたいような気持になった。いやでも、芸能っていうものはもともとはそうしたものだったんだろうと思うし、なんというかステージが一種祭壇のようにさえ思える瞬間だった。本編ラストの「1987→」は、バンドというものに入れあげたことのある人ならだれでも、自分の好きなバンドにこんなふうに言ってもらえたら嬉しいだろうな、と思わないではいられないような歌だと思う。そういう曲を、50歳になって、30周年のバンドが歌ってくれることが、なによりすごい。

 

アンコール。心のどこかで期待していた気もするし、でもそういう期待はあまり持たずにいた方がきっといい…とも思っていた。マサムネくんはギターを持たず、その瞬間に「あの曲」がくるのがわかった。「恋のうた」。21年前のテアトロンで演奏された映像が、スピッツのライヴDVDに収録されている。スピッツのライヴ映像は、この規模のバンドとしては本当に考えられないぐらい長い間、ほとんどメディア化されておらず、だから数少ない過去のライヴ映像を、ファンの子たちは(もちろん私も含めて)何度もためつすがめつしてきたわけだけれど、テアトロンでこの「恋のうた」をセットリストに入れてくれたのは、そういうファンが過ごしてきた時間を少なからず汲み取ってくれているからだろうと思う。そういうことができるバンドだから、こうして30周年でまたここに帰ってこられるんだろう。感謝しかない。ステージを照らしていたライトが、後ろの森に向けられ、浮かび上がる森の中にいるような光景も、ちょっと忘れがたい。

 

2日目は上手の1列目で、さすがにここではステージ越しの海を見ることはできなかった。テッちゃんも田村さんも、マサムネくんもすごく近くで見られて、角度的に崎ちゃんがすごく良く見えて、何がってドラムセットの間から崎ちゃんの右足が、つまりバスドラを踏む足が見えたのは眼福以外のなにものでもなかった。惑星のかけらの、いつでも心は卵だ割れないように気をつけて…という歌詞にわけもなくぐっときて泣きそうになった。あと、そう!この日はセットリストに「波のり」と「冷たい頬」と「さらさら」が入ったのだった。冷たい頬をやったあと、夏らしくない曲で、なんか夏っぽい曲がなくて〜と言いながら、チェリーを「スピッツ音頭」と音頭風にやって楽しんでいたが、いや夏とか海の名曲くさるほどあるでしょ!渚とか!青い車とか!と思った私だ。っていうか春夏秋冬の名曲揃ってるでしょ!

 

「さらさら」は、ひとつ前のアルバムのシングルカット曲で、そういう曲ってツアーを外れるとなかなか聞けなかったりするので、真から嬉しかった。この曲が好きすぎてこの曲だけ延々リピートして聴いていたこともあるぐらいだ。そういえば、「楓」のイントロの前にキーボードの音が鳴ってしまい、あとからクージーが「虫をよけようとして手が当たった」ことを懺悔していた(本当に『あんないい雰囲気なのに、申し訳ない』と恐縮しきりだった)が、その音が鳴った瞬間マサムネくんは客席に半分背を向けながらめちゃくちゃ笑顔になっていたのを私は見逃さなかった。ちょっとした黒マサムネである。

 

俺のすべての最後にドラムソロがあるのも崎ちゃんファンには嬉しかったし、「運命の人」のイントロで打ち込みが流れてるとき、両手でスティックをもってぐーっと身体を折り曲げていたのが、なんだか祈りの姿勢のようでぐっときた。ぐっときた、といえばテッちゃんが、俺のすべての最後だったかな、両手でギターを高々と掲げたのがものすごく印象的だった。そういうことをあんまりやらないからこそ、というのもあると思う。そういえばテッちゃんはMCで、今日初めてスピッツ見に来た人、何にびっくりするってベースだろ!?俺を見てめっちゃ激しく動きそう…って思ってたかもしれないけど!と誰もが通るスピッツあるあるを話していた。いつも俺のエフェクタ―勝手に踏んでどっかいっちゃうし…というテッちゃんに、そうだよなテッちゃんいつも平然としてるけどリダ結構な当たり屋だよな…と思ったし、実際そのあとの田村さんの暴れん坊将軍ぶりは輪をかけてすさまじかった。さすがです。

 

1日目も、2日目も、アンコールのあとには盛大に花火があがって、まさに特等席での花火鑑賞になったし、今年の花火はもう、これでいいや!と思うぐらいの満足感があった。1日目は後方席だったので退場も早く、バスにもさほど待たずに乗車出来て、わりとスムーズに帰宅できたが、2日目は出口が遠いため、あえてゆっくり時間をつぶしてから退場した。本当に最後の最後に会場を出たので、シャトルバスも最後の便になったが、待ったのは40分弱だったのではないかと思う。バスを降りても、そこから鉄道の駅まで歩いて、30分に1本しか来ない電車を待つ。いずれにしても、途中でマサムネくんがねぎらってくれたように、行くのも、帰るのも、なかなか一筋縄ではいかない会場であることは確かだ。しかし、だからこそのあの景色、あの贅沢なのだと言われれば、もはや頷くしかない。2日目ももちろんメンバーを近くで見られて楽しかったが、やはり1日目に観た圧倒的な光景が私の中にまだ残っているし、これからも多分テアトロンのことを思い出すとき、スタンド後方から見た夢のような光景を思い出すだろうと思う。そしてあの景色に負けない、スピッツのバンドとしてのしなやかさ、あの頃がピークだったと笑いながら、今なお新しいピークに歩いているような強さを改めて感じたし、それだけの楽曲を生み出してきた凄さをまざまざと見せられた時間だった。すばらしいライヴ、いや素晴らしい「体験」でした。スピッツ30周年、本当におめでとう!最高のライヴをありがとう!
 

23:54 | comments(2) | -