ROCKIN'ON JAPAN (ロッキング・オン・ジャパン) 2006年 10月号 [雑誌]
さて、格好いい黒スーツの吉井さんが表紙のJAPANです。中にbridgeの表紙も出てましたけど、あんま変わり映えしなくね?売り上げ大丈夫?(と、ロキノン社の心配までしてやるやつ)。
インタビューにおける吉井和哉の朝令暮改っ子ぶりはつとに有名なので、あんまり深く考えなくてもいいんじゃないかなーということも織り交ぜつつのインタビューであったわけですけれども、結構反応がそれなりに激しいのは「自分の中にイエローモンキーはもうない」という発言があったからなのかしら。って違ったらとんだピエロだな、俺。
でもこれ、この文章だけ切り取ると確かにちょっとショッキングショックな感じもしないでもないですが、文脈的に流れで読むとそんな激しいことを言ってる感じでもないと思うんですよねー。「イエローモンキーみたいなものを」っていうものがもう全然ないってことでしょ?それは当たり前だし、逆にあっちゃ困るような気もする。だってイエローモンキーみたいにやるならイエローモンキーをやれよ!とか思うわけですよ。違う地平線を探して旅に出たんだからさああ、でもってこっちはそれに振り回されてるんだからさああ(笑)
自分で燃やしたボートをさ、
いいボートだったのにな、ってもう一度あんなの作れないかな?って思ってもさ
それは無理なんだよ絶対
無理だってわかってたからこっちは泣いたし喚いたし大騒ぎしたんだよ
吉井さんだってわかってたんだろうけど、
作った本人だからこそ「出来ないこともない」って思ったのかもしれないよね
もうバンドじゃなくてもいいと思えたという発言は
違うものを俺は見つける、見つけることが出来るという
確信の表れなのかもしれないよなあ
しかし吉井の朝令暮改っ子ぶりはつとに有名なので(以下略・笑)
というわけで「39108」はリスタートじゃなくてある意味ひとつのピリオドだった発言が出たわけですが、これが実は私には意外でもあった。しかし山崎さんの、フェスでのライブを見て「まだ出してもいないアルバムの先を行ってどうすんだよ!」発言になるほろねーと思ってみたり。だってライブで聴く39108超格好いいんですもん。LIVING TIMEとか、黄金バッドとかたまらんぜ?とてもじゃないが「サービスしてない」曲には思えなかったわけだけども。でもそうか、曲はリスタートじゃなくてモードがリスタートだったのか、っていう。
でもって吉井さん、「サービスしますよ、これからは」とか言ってるけど、いい!いい!サービスしなくていい!あんたがサービスしようとか言うとロクなことない!(気がする!)(ひでええええ!)いいんだよ、君の存在そのものがサービスだから!(きめえええええ!)
30日発売のbridgeの社長インタビューも超楽しみなわけですが(怒られてるらしいし!うっしっし!)久々の山崎洋一郎インタビュー楽しかったです。私は別に山崎さんの言うこと全てに賛同するわけじゃないんですけどもでも山崎さんのインタビューは好き。吉井も「このタイミングで帰ってきてくれて嬉しい」つってたよね。私もだー!巻頭特集ありがとう。会社を潰した人なのに(笑)。