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きた。
きてしまった。
こわい子きたよーーーおかあさーーーん!
そういうわけでFINE FINE FINEです。かなりの高確率でおそろしい子が誕生する曲です。ほんつみんな気をつけて。これもうある意味通り魔的なもんだから。もうすれ違ったら魂抜かれちゃってるから。ちなみに私の言う「こわい子」「おそろしい子」とは「こわいほどかっこいい」「おそろしいほどかっこいい」などの意であり完全に日本語は崩壊しているのだがそれは気にしないテイで話を進めたい。
まーまずのっけからアニーのあのドラムですよ。FINE FINE FINE=アニー曲、その認識は完全に正しいと言わざるを得ないのであって、さらにベースが入る前のヒーセの雄叫びね。でもってあのベースラインね。そこに吉井の叫びとエマのギター。あのうずくまった吉井に赤、ヒーセに黄色、エマにピンクの照明があたっているあの構図、あれ見て格好いいとか思わない人とは友達になれませんよ正直(真顔)。そして個人的にもうどうしても、これだけは言いたい、
FINE FINE FINEにホーンは要らねぇ!!
いやもうこれ顰蹙覚悟で書くけども、ホーンが入ってもヤじゃない曲もありますわそりゃ。この後にも「あ、ホーンいいじゃん」みたいな曲も出て来ますわ。でもってホーン隊の人には何の罪もありませんわ。でも、でも、でも言いたい、この曲にホーンって、合わないっていうんじゃないくて曲のもっともカッコイイところがすげ変わっちゃうじゃないのさ!ってことなんだよ!リフを聴かせろリフをーー!!!
しかしそんなことを思いながらもまあもうこの曲はとにかく全編ヤバイ、絶対この人達どうかしてる、というようなヤバ格好良さが炸裂していて、だってのっけからエマとヒーセがアニーのとこに行って、ヒーセがドラム台に乗ってるでしょ?それでそのヒーセに向かってアピールするアニーとかさ、つーかもうこの曲のリズム隊の良さって何事なの実際、ああ?(逆ギレ禁止)間奏のところのこれでもか!と膝を折るエマとかさ、渾身すぎて完全に前方のお客さんの視界から消えてまっせおまいさんっていう。唸り続けるヒーセのベースは完全に腰を砕くし、上手で向かい合って煽り合う吉井とエマとかどうよ!どうなのよーー!
でもってもう一つどうしても言いたいこと(一つじゃないやん)、これは後々にもたびたび出てくるのじゃが、名付けて「jaguarの法則」とでも言いましょうか。
jaguar曲の吉井はひと味違うぞ!
(五右衛門風味で)(斬鉄剣かよ)
というのはもうこれ明らかだろと言わざるを得まい。よく心理学的にもオンオフのスイッチとか言うじゃないですか。あれなんでしょうね、吉井さんの中のスイッチを押すんでしょうねjaguarの曲は。まあ自分でもjaguar(というキャラクター)だから吹っ切れて客を煽ったり出来るようになった的なこと言ってたし当たらずとも遠からずだということに勝手にしておきますが、まあああ奥さん見ました?あのジャケットプレイ。このFINE FINE FINEでもっとも魔が現れる瞬間、それは手元の時計で実に21:45あたり、ずっと肩脱ぎしていたジャケットに吉井が腕を通しなおしあまつさえ瞬時に襟まで正すという、そしてその間ずっと邪悪笑顔。まさに魔。目を合わせたら石になるというメデューサもかくや、というかっこよさである。キャプチャしたい気持ちは一山いくらで売りたいほどあるもののこれは流れで見てナンボとも言える。ぜひDVDの特性を生かして思う存分リピってください、ってそれは俺か。
わーもうsubjectiveか!もうってなんだ!いやなんとなく、セトリ的にもうちょっと遅くくるイメージなんですよね。ああでも、全曲感想のときにも書いたけど、ほんとにこの曲をやってるときのバンドの雰囲気がもうちょうちょうちょう大好き。愛されないパラノイアバンド、つって吉井がバンドを示すじゃん。あのときの、愛されないつってるのにめっちゃ愛がある感じとかほんとにたまらん。
二番のときに吉井が下手のスピーカーで遊んでて、下半身映ってないけど絶対エロいことしてるぜあれデヘヘヘヘちょっとカメラ下げてみろよ!とか思ってたら上手ではヒーセ&エマのマイクシェア攻撃だもの。ヒーセとエマってこの曲に限らずよくマイクシェアするけど、私にとってのTHE YELLOW MONKEYの幸福な風景の象徴のひとつですあれは。ふたりともなんてかわいいのなんてかわいいのなんてかわいいの!!(落ち着け)
シリコンのザリガニは、のときのヒーセのアクションとかねー、さりげにたまらん格好良さだし、あとこの時エマがドラム台に載るのよー、これもわたしのTHE YELLOW MONKEYの幸福な風景その2と言って差し支えないのであって、お兄ちゃん見てニッコニコのアニーとかまじたまらんものがある。
あとほんときりがないけど、吉井越しにヒーセとエマがアイコンタクトしてるっぽいとか、「裸の生け贄に」のところでエマとヒーセが右手をあげる角度からタイミングまでシンクロしてるとか、お約束のライダーキックをちゃんと待ってあげるエマとか、アウトロで吉井、アニー、ヒーセと繋がるところとか、そういうのがほんとにいちいち楽しいわけですけどどうしたら!?(楽しめばいいんじゃね?)
アニーにスポットが当たってドラムソロから入る、っていうパターンっていうとどうしてもパンチドランカーが思い出されますが、個人的にも大好物なのでありまして、何がってここからベースとギターが入るときのギュインって音がすげー好きなんですすいません細かくてすいません。でもって吉井のあのヘドバン!ぎゃお!
イントロのところで吉井がベストのボタンを1個外しているんですがその手つきが無駄に野性的でいいとかどうでもいい情報ですねすいません。あの、最初のフェイクのとこ(お前と楽しみたい、のあとね)はとりあえず最高。スパースパー最高。それにしても口笛を吹くとき必ず片耳をおさえるのは変わらないのね。かわいいわね。
あっかんべーしーたーまーまー、って譜割りで歌ってるけど、CDでは「したーまーまー」だよね。コーラスしやすいように変えたのかな。
「黄金のろくでなし」あたりからはもうホントこのバンドのかっこよさっていうのはこういうところにあるんですよ、と言いたくなる感じ。吉井の口笛からフェイクが入って一気に変わる曲調、赤い照明の中のエマのピックスクラッチに姿勢を反らせながらベースを弾くヒーセ、でもってそのうしろでシンバルぶったたいてるアニーとか見て!こんな格好いいマタギいる!?(いやマタギじゃないし)それなのに最後のあっかんべーしーたーまーまー、のコーラスはエマもヒーセもほんつひどい(笑)でもって最後の得意気な吉井の顔はなんだあれ!
最初にDVDを見たときの感想・・・それは「お、覚えてない!」だった(笑)スクリーンにはあのFIXのツアーの時とまったく同じ映像が映し出されているんですが、そ、そうだったっけ?みたいな。人間の記憶力は当てになりませんね!あと観客の歓声がすごい、確かに黄色い歓声だこれは(笑)
そして振り落としになった瞬間にもう一つ思い出したこと、それは
そうや〜〜〜!ホーンが入ってるんや〜〜〜〜!
(何故ここだけ関西弁)
いや思い出したっつーか勿論思い出してたし知ってはいるけど音を聞いて改めて認識するみたいな。しかもオープニングがFIXとまんまかぶってるだけにこの違和感ハンパない。全然話変わるけどエレカシに今蔦谷さんとヒラマさんがサポートに入ってるんだけど、エレカシファンの方の中には「4人のライブ」にこだわりのある方もいて、私は蔦谷さんもヒラマさんも大好きですがそういう「メンバー原理主義」的な考え方も我が身に置き換えてみるとわかるなあと思ったりもするのだった、ってこんな話してたらいつまでも終わりませんよコレ
ついでだから衣装も書いちゃうと吉井とエマがそれぞれ紅白のおめでたいスーツ、そしてなんつってもヒーセの衣装のかわいさよ!なんでそんなにかわいいのかよ。孫かよ。ちなみにアニーはマタギです。
七つの海を、のとこで吉井がまー器用にぱちっとウィンクしてるんですが、あまりに器用すぎてウィンクなのか目にゴミが入ったのかいまいち判然としない件。間奏のアレンジが違う!と思う間もなくマリーに口づけに!演奏に負けない観客の歓声たるや。メンバーもここみんなめちゃ楽しそうで大好き。2番の歌詞から入るの新鮮だなあ。「悩ましいほどシュールで」のときの吉井の顔と手の動きがなんかツボる!
エマはGIBSONのEDS-1275を持ってるわけですが、RAINBOWMANでは12弦の方をかき鳴らし、マリーでは6弦の方を使うという、エマがこのダブルネックをここまで有効活用したことはかつてなかっただろうというぐらいの活躍ぶり。しかもエマ様のすごいのはダブルネックであろうがここで回さないでいつ回す!という勢いで腕をぐるんぐるん回す。若干回しにくそうではあるのだがそこはお構いなし。あげく右花道で散々煽った挙げ句のあのピック投げ。最初から飛ばしすぎですエマさん・・・!
マリーの方はホーンが入ってゴージャスな感じが出ててよい。やっぱり曲によるよなあ。でもって途中でコール&レスポンス煽るんだけどこの時のリフがともすればネバーギブアップが始まりそうな件。似てるよね!Dメロに入る前のヒーセの煽り大好き。
実際MCでも言っているようにこれ相当久しぶり(3.10以来)のライブだったわけですが、あまりそういう感じがするわけでもないあたりはやっぱライブバンドならではってことかなあとか思いつつ。
あれは12月のことじゃった・・・とか、感傷に浸ってる場合じゃない。皆様こんばんは、「配給ノスタルジー」管理人のぴーとです。知ってますか。そうですか。
12月のことじゃった、って何がって言うとメカラBOXが発売されたのが、です。12月のことじゃったね。本当に本当に待ち望みすぎて、ほとんど怨念と化していたのではないかと思われたその夢の映像、もうなんて言葉にしていいのかわからんと、でもってこの、何でもかんでも何か言いたがるこの私が、あまりのことにメカラBOXについてろくに感想書いてないってことに皆さん気がついておられましたか。ええ、つらっと全体のことは書きましたね、でもあれ映像の感想じゃなくて怨念浄化の感想だから。
というわけで(どういうわけだ)(このツッコミ使うのも2回目)、もう発売からはや3ヶ月、おそらく今やもうニーズというものすら消え失せているであろう今になって、
やります。
メカラ曲別感想を。
うん、今、「で?」っていうリアクションが俺の耳には確かに届いた、オーケーそれ多分錯覚じゃない。で?だから?みたいな。いい、その求められてない感たるや、良し。どこにもニーズのないところに、雑巾を口の中にねじ込むように(@吉井)情報をお届けする嫌がらせblog、それが私の存在意義です(いいのかそれで)。
なんでこんなに時間経ってやるかっつーとそれはほれ、全曲感想の時と同じです。基本、書き終わってからスタートさせる、ギンギラギンにさりげなく、そいつが俺のやり方。まったくさりげなくないことはこの際目をつぶってください。つまりもう8割〜9割書き終わってます。なので多分!おそらく!ここまできて!挫折って事はない!と思いたい!(どこまで自分信用してないのおまい)とりあえず先にルールを説明しておきます。
☆書くのは今回のBOX発売で初めて映像化されたもののみ
(つまり8の全曲と7の既発曲と9のメリクリは除きます)
☆1曲につき1エントリ。例えば7でも9でもやってる曲はそれぞれにつき1エントリ。
☆10→9→7の順。つまり最後は「楽園」
曲にまつわる感想を書く、というのはすでに全曲感想でやっているので、基本的にそのライブパフォーマンスのみについてああだこうだいう形になると。つまり3行で終わるものもあれば30行書くものもある、ってそれはちと大袈裟ですが、長短はかなり違うことになると思われます。でもって、ここが一番の注意点なんですけど、
「最高」「大好き」「カッコイイ」
基本、これしか言ってません(笑)いやもちろん色々文面上は書いちゃいる、書いちゃいるがざっくりまとめたらこの3つの単語で事足ります。そんなもんす。そんなもの延々延々と書く必要あんのかっつったらない、ないけどさ、でももう怨念執念情念、夢に見るまでだった数々の映像を、ほぼ、自分の思いが100パーセント叶った形で映像化してもらえた、それに対するこれは俺のけじめです。作ってもらったものを、こんなにもヨダレが出るばかりのイキオイで楽しんでるよという自分のための記録です。そんな自己満足にワッショイショイ、つきあってくださるという奇特な方になんの特典もありませんが暇つぶしの一助にでもなれば幸いです。では、これもこういう時のお決まりの文句ですが、
A HENな感じで、Let's GO.
吉井ちゃんがfm802の「開花宣言」の特番に出る!ということで、たまたまat実家なうだったわたくし、全編ではないんですが久しぶりに吉井ちゃんのラジオを聴けました。twitterでぷち実況などしつつだったので、その実況のログ+書ききれなかった補足などでぷちっとレポなどしてみたいと思います。ただこれすべて記憶だよりなので、実際録音されて起こされたものとかと比較すると相当ニュアンス違うと思われるのでそのあたり話半分ぐらいで4946。◆はtwitterのログ、★は補足分です、ではいってみよっ!
20年間、一度も欠かさずに行われてきた「エレカシの野音」、初のDVD。
私が買ったのは初回限定盤の方(上のリンクは通常盤)ですが、これがあなたがっつりLPサイズなんですのよ。タワレコの店頭でこれ買うとき、見本パッケージをレジに持っていくんだけど、見本は普通のDVDの大きさなので、レジで「商品こちらになりまぁす!」と出されたとき「ち、違います!LDじゃないです!」と素で口走った件。いや普通に考えてもうLDは売ってないだろう(笑)
bridgeの野音に関するインタビューで、当初2日目だけのシューティングの予定だったのを、宮本が「初日も絶対録っておいたほうがいい」と進言したらしいです。で、見てみるとこれが雨、という天候も相俟って独特の雰囲気があっていい、じゃあ2日分抜粋で、という流れになったのだとか。
で、その1日目のDVDがめちゃめちゃよかったのだ。
ライブのDVD化、ってことから考えるとちょっと常識外れとも言えるぐらい、カメラの台数は極端に少ないし(正面のハンディと舞台上のハンディ、あとあっても1台ぐらいじゃないか)、カメラアングルに凝ってるというわけでもないし、台数が少ないからスイッチングもあってないようなもんだし、「遁生」のときなんて舞台上にハンディ直置きしちゃってるしね。なんだその即席固定カメラはっていう。台数が少ないからメンバーはもとよりヒラマさんも蔦谷さんもほっとんど画面に映らない、そんなのってありかー?
これが他のアーティストのセルDVDだったら「おまえそれでもプロかあああ!」みたいなことになっても不思議じゃない、というような部分がたくさんあるのに、それでも、私が今まで見たエレカシのライブ映像の中で、ここまで「実際にライブを見ていたときの感覚」に近いものはなかった。なんで、どうして、っていう理由は自分でも説明つかないんだけど、でもエレカシのライブ映像みて、すごいし、かっこいいし、だけどあのライブで伝わる独特の空気みたいなものはやっぱり掬い取れないんだなあと思っていたものが、この野音1日目のDVDには掬い取れている、その香りがのこっているような気がするのだ。
もーのすごくマニアックな選曲だし、エレカシのファンでないひとにはなかなかすすめられないかもなあとも思いつつ、でもこの野音1日目のエレカシはいろんな人に見てもらいたいなあとも思う。ここには、彼らがここまでタフに戦い続けてきた、そして生き残ってきた理由が隠れているような気がします。2日目のライブも、もちろんパワフルなステージを見せてくれているけど、そして2日目のDVDは非常にまっとうに、カメラの台数も多くメンバーもサポートも映っていて、宮本のピンポイントな動きや表情も拾われていて、普通に「いいDVD」「いいライブ」だと思う。けど、1日目のあの空気、野音を満たす圧倒的な叙情、これは本当にエレカシならではだと思う。
出囃子も何もない、無音の中でメンバーが現れて「序曲 夢のちまた」が始まる、篠突く雨の中髪をかき上げて歌う宮本の声。これだ、これがエレカシだ、という感じ。
ライブを映像化する、ってなかなか一筋縄ではいかない作業だなああ、と改めて感じ入りました。こういう伝え方もあるんだなと。いろんなものを映しすぎることでこぼれてしまうものがあるってことなんですね。
1日目の夢のちまた、何も無き一夜、地元の朝、2日目の凡人、土手、曙光の流れ、そして晩秋の一夜。宮本にしか作れず、宮本にしか書けず、エレカシにしかできない曲の数々が、こうして映像に残ったことに感謝したいです。感想でも書いたけど、2日目のFLYERで宮本が間違えたとき、一瞬にして宮本についていくメンバーとサポートのおふたりにはホントに脱帽。蔦谷さんもヒラマさんも、客席にアピールなんてぜんぜんしない、ただ見てる、宮本の一挙手一投足を逃すまいという目で見ている。ほんとに・・・すげえバンドだ、エレカシは。
初回限定盤にはボーナスディスクがついていて、過去の野音での「ファイティングマン」を特別編集したものが収められているんですが、変わらない、といいつつも昔の宮本はやっぱり若い、でもって、どんどんどんどん格好良くなっていってるというのは何のマジックですかこれは。自信をすべて失っても、誰かがお前を待ってる。そう歌ってきて20年余り。あの頃の宮本は若いけれど、誰かがお前を待ってる、と歌う気持ちの熱さは変わっていない、変わっていないどころか、いよいよ盛んに燃え上がっている。
ほんとに・・・すげえバンドだ。エレカシは。
決戦は土曜日、というわけで、昨日発売開始されたHEEFESTのチケット、おかげさまをもちまして無事確保できました。やーありがたいありがたい。
正直な話どんな手を使ってでも行くという腹づもりでしたので(大川端のお嬢の名台詞を引用したのはその覚悟のあらわれですったい)、即完→じゃあ次はどうすべ、と思っていたら友人から電話。
「なんか取れちゃったww」ええええーーーー!!!!
友人曰く、最初ずっとぴあの特電にかけていて、繋がったんだけど枚数終了のアナウンス。やっぱなー、そうだよなーと思いつつ念のため・・・とローチケに電話してみたらすぃ。そしたら繋がって、普通に枚数聞かれて、あれ、どこでダメって言われるのかなー?と思いながらかけていたら、最後までいけたそうです。それ、30分過ぎの話。
ネットではローソンもe+もぴあもその時点では「枚数終了」って出てたのに。
実直な粘りって大事ね。
ホントに諦めたらそこで試合終了ね。
というわけで行って参ります!
HEEFEST、これで奇しくも3回連続皆勤ですが、今年は女性ヴォーカルも入って華やかそうだなー。ダイヤモンド☆ユカイさんの去年のライブよかったし、振り幅大きくて楽しそう!
それにしても、小沢くんの名古屋ライブもとれたし、民生せんせいのカンタビレ名古屋もとれたし、あーもうこれはいつか仏罰があたるレベルなんじゃないでしょうか。たとえ当たったとしても後悔しないよ俺は。
さて、HEESEYのblogによればもう曲目は決定しているそうです。「えらいことになってる」そうです。そうですか・・・えらいことになってますか・・・。なんか今まで、チケットとれるまでうかつに希望とか書いちゃいけん!と思っていましたが取れたらとれたでもうなんでもいいよ、ガソリンでもいいよ、そんな心境でございますね。あ、志磨くんの審美眼ブギは聴きたいわね。あーーーでもjaguarからなんかやって欲しいかなーやっぱ!A HENか赤裸々かFINE×3あたりがきたら多分卒倒する、って結局自分の希望書いちゃってますねアハハ
でもって、絶対に叶えられないであろう自分の妄想を最後に。
お前らなんのために生きてんだー!
お前らなんのために生きてんだー!
僕は、愛撫のために生きてます!”I”!!
つってイントロのドラム鳴ったら
たぶん、まじで、
しねる。
でも、多分、夢で終わるな、これは(笑)
吉井ちゃんのおかげで、太宰熱再燃中。ってここ何のブログだ。いいのいいの、便乗便乗!
この間のエントリをあげた後にまた人間失格の話をしていて、えっ意外とこだわるな、とも思ったんだけど、「ある種の文学的とかデカダンとか」僕にはもう関係ないのかも、と書いていて、ちょっと笑いました。笑ったっつーか、なんだろう、吉井ちゃん誰かに太宰のイメージがあるとでも言われたのかな?なーんて、邪推邪推。
で、デカダン。太宰って、デカダンのイメージ私にはないなと思いながら、そういえばそんなエッセイ書いてなかったかなあといろいろ検索していたら、ありました。インターネット万歳。太宰治の著作権は死後50年が経過してすでに消滅しているので、青空文庫化されているのだよ。エッセイではなくて、エッセイのようではあるけれど、短編小説だった。
その名も「デカダン抗議」。
一人の遊蕩の子を描写して在るゆえを以て、その小説を、デカダン小説と呼ぶのは、当るまいと思う。私は何時でも、謂わば、理想小説を書いて来たつもりなのである。
大まじめである。私は一種の理想主義者かも知れない。理想主義者は、悲しい哉、現世に於いてその言動、やや不審、滑稽の感をさえ隣人たちに与えている場合が、多いようである。謂わば、かのドン・キホオテである。
のっけからカウンターパンチ(笑)。小説と言いながら、明らかに自分のこと言ってるでしょこれっていう。でも、それだけじゃ終わらない。
私の理想は、ドン・キホオテのそれに較べて、実に高邁で無い。私は破邪の剣を振って悪者と格闘するよりは、頬の赤い村娘を欺いて一夜寝ることの方を好むのである。理想にも、たくさんの種類があるものである。私はこの好色の理想のために、財を投げ打ち、衣服を投げ打ち、靴を投げ打ち、全くの清貧になってしまった。そうして、私は、この好色の理想を、仮りに名付けて、「ロマンチシズム」と呼んでいる。
うひひひ、と思わず声に出して笑ってしまった。いやーいいよ、太宰先生いい。で、このあと物語は自分が幼い頃にふと見初めた少女への、暴走列車もかくや、といわんばかりの妄想炸裂っぷりにつながっていきます。妄想族バンザーイ(笑)でもって、長い年月を経て、ようやく彼女との再会にこぎつける。この場面がまた、最高なんですよ。
あたしは、よごれているから、と女は、泊ることを断った。私は、勘ちがいした。強い感動を受けたのである。思わず、さらに大いに膝をすすめ、
「何を言うのだ。僕だって昔の僕じゃない。全身、傷だらけだ。あなたも、苦労したろうね。お互いだ。僕だって、よごれているのだ。君は、君の暗い過去のことで負けめを感ずることは、少しもないんだ。」涙声にさえなっていた。(中略)
いまは、すべてに思い当り、年少のその早合点が、いろいろ複雑に悲しく、けれども、私は、これを、けがらわしい思い出であるとは決して思わない。なんにも知らず、ただ一図に、僕もよごれていると、大声で叫んだその夜の私を、いつくしみたい気持さえあるのだ。私は、たしかにかの理想主義者にちがいない。嘲うことのできる者は、嘲うがよい。
うー、やっぱり言葉のリズムがすばらしいな。すばらしいななんて、誰に向かってものを言ってるんだって話なんですけど、いやーでもすごいよほんと。
もうひとつ、青空文庫から「困惑の弁」。できれば、読んでもらいたいなーと思う。太宰嫌いなひとでも、興味なくても、とても短いし、タダだし、時間潰しにでも。読んで、なんだこの男は、卑屈すぎる、と思うかもしれないし、実際私もそう思うけれど、そしてそのポーズが逆にいやったらしい、そうも思うけれど、「デカダン抗議」に書かれた自意識過剰を絵に描いたような男も、ここに書かれた太宰治本人が語る矮小な自画像も、そのどれもが、どこかの誰かのようであり、私のようであり、そして吉井和哉のようであるようにも思えてくる。つまるところそれは、太宰治が決して絵空事ではない、人間のめんどうな自意識というやつを真っ正面から書いているからではないだろうか。
彼は退廃的でデカダンスな人物だったろうか。それはわからない。残された作品や、あるいは彼の生涯から、そう読み取るひともおそらく、たくさんいるだろう。でも例えば、太宰治が川端康成にあてた有名な手紙、「芥川賞をぼくにください」と切々と訴える文章や、トカトントンの「拝復」から始まるたった数行の言葉の鮮烈さや、そういうものを思うと、私にとって太宰治という作家は、虚無的でも退廃的でもなく、むしろそういったものに足首をつかまれながら、必死に「何ものでもないかもしれない」おそれと、「何ものかであるはず」という自負との間で闘っていたひとであるんだなあとおもう。
私は、悪名のほうが、むしろ高い作家なのである。さまざまに曲解せられているようである。けれども、それは、やはり私の至らぬせいであろうと思っている。実に、むずかしいものである。私は、いまは、気永にやって行くつもりでいる。私は頭がわるくて、一時にすべてを解決することは、できぬ。手さぐりで、そろそろ這って歩いて行くより他に仕方がない。長生きしたいと思っている。
ついこの間あったかくなったのにー、と思うまもなく今日は極寒。
でもこの春先の寒さ嫌いじゃないなー。むしろ好きだ!それは私が寒いのが好きだからだろうと言われたらそれまでだがなんつーの、春と冬のおしくらまんじゅうみたいでかわいいじゃん。いやそんな実にそぐわない喩えしてどうするって話ですが、ともかくこの緩んだ空気をきりきりとしめつけるような冬将軍の名残り、私は大好きです。
いくつか業務連絡。
★メカラウロコ20の完全版が今度はフジテレビONEで放送されるようです。
3/26(金) 21:00〜22:50
吉井ちゃんと民生せんせーの釣り番組も4月から始まるし、ONEも必須かこれは(笑)
★吉井武道館BSフジで放送!
3/21(日) 17:00〜18:55
BS組のみんなお待たせ!私も実家に録画頼む!(聞いてない)
あと業務連絡ではありませんが、サイドバーについったーのウィジェット表示させてみたりしましたなう!(なう言いたいだけ)
さて吉井和哉様の一連の太宰治に関する更新、最高でした。なんという三段落ち。「人間失格」は今読むとまったく違った目線で楽しめる本ではありますが(ある意味ツッコミどころ満載)、吉井ちゃんの感想知りたかった気もするなー(笑)
私は太宰治の作品でいちばんすきなのは「トカトントン」という短編なんですけど、この文春文庫のやつには主要4作品(斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス)のほかにそのトカトントンや、これも私のお気に入りの「富嶽百景」、そしてもうひとつ大好きな「駆け込み訴え」が収録されていてお得感満載です。とりあえず有名どころ読みたい!ってひとにはALL IN ONE仕様かと。
太宰治はそれほどフェイバリットな作家、というわけではないんですが、でも、しつこく愛される反面とことん嫌われることも多い、というあたりもなんとなく吉井と通じるものがあるようなないような、あったりなかったりのエブリデイ。
ちょっとおまけで、太宰治の書いた恋文を最後にご紹介。わたしはこの彼の書いた恋文がすごく好きで、最初に読んだときにはうおおおおおい!と意味もなく叫んだものである。とにかく出だしの二行と、そして最後の一行がすごすぎる。そしてトドメ。こんな文章、私が百回生まれ変わったって書けやしない。「恋愛でもしようかと思って」のあたりとか、うひひ、と笑いながらも胸にくるものがあるなあと思います。何度読んでもため息が出る。名文です。
一月十一曰青森県金木町津島文治方より
神奈川県足柄下郡下曽我村原大雄山荘太田静子宛
拝復
いつも思つてゐます。
ナンテ、へんだけど、でも、いつも思つてゐました。
正直に言はうと思ひます。
おかあさんが無くなつたさうで、お苦しい事と存じます。
いま日本で、仕合せな人は、誰もありませんが、
でも、もう少し、何かなつかしい事が無いものかしら。
私は二度罹災といふものを体験しました。
三鷹はバクダンで、私は首までうまりました。
それから甲府へ行つたら、こんどは焼けました。
青森は寒くて、それに、何だかイヤに窮屈で、困つてゐます。
恋愛でも仕様かと思つて、或る人を、ひそかに思つてゐたら、
十日ばかり経つうちに、ちつとも恋ひしくなくなつて困りました。
旅行の出来ないのは、いちばん困ります。
僕はタバコを一万円ちかく買つて、一文無しになりました。
一ばんおいしいタバコを十個だけ、けふ、押入れの棚にかくしました。
一ばんいいひととして、ひつそり命がけで生きてゐて下さい。
コヒシイ