sakura-blossom
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客VS俺!どっちがスケベか競争しようか15番勝負名古屋予選!

を、見てきたヨ!
もうちょっと時間が経ってるのでほとんどうろ覚えだけど、レポっつーかメモっつーか的なものを書いてみたよ!

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18:29 | comments(4) | -

君たちもなにか始めるんだろう

今日はわたしの、うれしかった話をします。

去年の暮れ、ある方から一通のメールをいただきました。その方には以前にもメールをいただいたことがあって、もっといえば過去に何度かこのブログで行ったアンケートにもご参加いただいていて、暮れのメールは、そこから始まったお話の最終報告、といったようなものでした。

昔から読んで下さっている方にはいまさらな話ですが、私は一度このブログをお休み(というか、一時的に非表示)にしていたことがありました。その時はほんとに「行こかもどろか」じゃないけれど、やめるか、やめないのか、それが問題だとばかりに自家中毒よろしくぐるぐるしていたことを思い出します。

そのアンケートのなかでいただいた言葉については、以前どこかで書いた気もするのですが(記憶喪失ですか?)、ほんとうに今でも折に触れて読み返すものもたくさんあり、どれもがわたしにとってほんとうにありがたいものばかりでした。
なかでも、今、資格試験に向けて勉強中ですと書かれたそのメールの中にあった「その愛情に居心地の悪さを感じさせないブログでした」という言葉を読んだとき、私はすこし泣きました。そうありたいと思っていたし、同時にそうではなくなってしまってきつつあるのではないか、と怯えていたこともあって、その言葉をかけて頂いたことがたまらなく嬉しかったからだと思います。

一昨年、つまり09年の年末、その方から長いメールが届きました。挑んでいた資格試験の大きな山を越えることができたこと、そして09年12月のあのTHE YELLOW MONKEYの20周年をめぐる「区切り」のあれこれもあって、何かの節目のような気がして、とそこには書かれていました。

君たちもなにか始めるんだろう。

2005年の夏、吉井和哉がライブで言ったそのひとことがすべてのきっかけでしたとその方は書いていました。この強い気持ちを形にしなくてはと。

それから始まった長い受験勉強のなかで、わたしのブログを読むことがひとつの支えだったと、だから、試験に合格したら、気持ちを伝えようと思っていたのです、と。

そのメールを読んだときの、わたしの気持ちを上手く表現することはとてもできそうにありません。私は泣いたし、何度も何度も読み返したし、今でも読み返しています。それは、支えだったとまで仰ってくださったことももちろんだけれど、そのすべての出発点が、「君たちもなにか始めるんだろう」という吉井和哉の言葉にあったこと、そこからすべてが始まり、ついにそれを形にしようとしている人がいること、そして、自分がその手助けをほんの少しできたかもしれないこと、そのことにひたすら胸を打たれたのです。

書くことはいつでもこわいです。年々、それはこわくなる一方です。私は自分のサイトを始めてもう10年が経ちますが、あの頃の気楽さは今はもうどこにもありません。それは悪いことなのでしょうか?そうかもしれない。素直な、正直な気持ちを誰の目に触れることもおそれずに書く、そのことにこそ意味があるのかもしれません。だとしたら、ここだけではなく、私のサイトも、芝居の感想を書いているブログも、すべて意味のないものだと言われてもしょうがないのかもしれません。でも私はその道を選ばなかった。正直な気持ちを書くことよりも優先したものが、私にはあるということです。正直な気持ちをそのまま書くことでなくても、書きたい気持ちを自分なりのルールで昇華する方を選んだということです。

それによって、そのサイトなりブログなりが「つまらない」ものになったとしても、それはしょうがない。
その気持ちは今でも変わりません。

ですが、変わらないからこそ、その思いを汲み取ってくださった方がいたことがうれしかった。たとえ誰に届いていなくてもそれでいいんだと思い続けていたからこそ、届いていると旗を振って下さった方がいたことがうれしかった。そして、そこから何かが始まったことがほんとうにうれしかったのです。

去年の暮れに届いたメールは、とうとう、目指す資格試験に合格し、新しく自分の道を切り開く第一歩を踏み出されたこと、そのことをご報告して下さるメールでした。

私は一年前と同じようにPCの画面を見ながらぼろぼろと涙をこぼし、5年という歳月の重さを想い、それをこうして共有することをゆるしてくださったことに感謝して、しあわせ、というのはこういう気持ちなのかもしれないなあと考えては、また頂いたメールを読むということを面白いほど何回も繰り返していました。

君たちもなにか始めるんだろう。吉井さんはその言葉を覚えているだろうか。いや、覚えているかどうかなんてきっと関係無い。すべての表現は誰かが受け取ったその瞬間に走り出すのだ。そのことを、こんなにもあざやかにみせてくださった。

おめでとうございます。そして、ありがとうございました。
直接お伝えもしたけれど、この場所でもういちど。
ほんとうに、ありがとうございました。

わたしもこれからがんばります。
いつも、どんなときも、ただ自分のために。そのことを、心からお約束します。

00:18 | comments(6) | -

東京スカパラダイスオーケストラ"WORLD SKA SYMPHONY"@オーロラホールレポート

ツアーも終盤戦、スカパラ”WORLD SKA SYMPHONY”@オーロラホールに行ってきまんた!ほんとにJAILHOUSEってやつぁうれしいやつだよ、下手前方通路側、ど素人なのにこれ以上ないお席で拝見させていただきましたのさ!マジ吉井ちゃんがサンデーフォークなのが悔やまれてなりません冗談です。

ステージには幕が下りていて、客電がおちるとその幕の間からGAMOさんがぴょこん!と顔を出す。そしてGAMOさんの煽りとHere We Go!の合図でライブがスタート!舞台上には深紅の幕を使ったセット、後方には階段が設えてあって、その一段高いところに9人がずらっと並んでお目見え!ぎゃーー!テンションあがるなんてもんじゃないー!

しかしのっけからなんなんですけど、ほんとスカパラのライブって見せる要素がすごく大きいと思うんですよ。で、まさにそれが私がずっぱまった最大の理由と言っていいと思う。それはもちろん好みというものに寄るのだろうけど、根っからショーアップされたもの、ケレン味たっぷりなもの、世界観を提示されるものに猫がフリスキーに飛びつくよりも早く飛びつく私ですからして!

2曲目でいきなりPride Of Lions!やばい、すでに汗が(笑)そして私の真正面に加藤さんが!ほんっとに、今回誰を一番ガン見したかっていったら加藤さんだと思うんですけど(距離的にも)、ほんっっとカッコイイ、かっこいいし、もうそのかっこよさがあるレベルを超えて笑えてくるという、「人は格好良すぎるものを見ると笑う」っていう私の持論を照明してくれるひとがここにも!って感じなんですけどどうですか。ギターから手を離して両手で煽るときとか、ストロークするときの肘の角度とか、前方のお客さんにむかって完全なるアイコンタクトしてたりとか、しかもこの日は衣装が黒いスーツで白いネクタイで途中ホワイトファルコンとか出してきたからどうしようかと思った。黒スーツ、白ネクタイ、ホワイトファルコン。三種の神器かYO!出来杉くんかYO!

今回はアルバム「WORLD SKA SYMPHONY」と、秋に出たミニアルバム「Goldfingers」が中心のセトリだったんですけど、その曲ごとにメインとなるというか、バトンを持っているひとっていうのがちゃんといる感じ、そのバトンの受け渡しの鮮やかさもすげー好きでした。ホーンズのフォーメーションがばしっと決まるのも見ていて楽しい。北原さんのトロンボーンの捌き方とかね、NARGOさんがソロのあとで見せるちょっと照れたどやがお(ちょうキュート)とかね、きゅんきゅんきたなあ。STORM RIDERで加藤さんと谷中さんが上段にあがって二人で向かい合って挑発しあいまくりのバトリまくり、こんなの好きじゃない女子なんていないよねー(決めつけ)。

Boogie Stop ShuffleのときのMCでGAMOさんが、アルバムでは菊地成孔さんとコラボしたけれど、今日は俺が!俺様が!俺様フィーチャリングで!と言ってらしたのが非常にキュートでした。Ska MeではNARGOさんのピアニカご登場なんですけど、転調する空おそろしげなメリーさんの羊に続いて火サスのフレーズを混ぜ込んできたのに爆笑しました。それにしても大森さんや谷中さんに煽られて跳びまくり叫びまくる楽しさたるや!

次の曲に入る前に欣ちゃんのMCだったんですけど、もうこれが…いちいちおかしいww加藤さんも途中何度か仰ってたんですけど、このホールはすごく音が良い!という話をしていて、あの欣ちゃんの口調で「もうね…最高に気持ちいいんだ…!」「こんなに気持ちがいいと、みんなの名前を覚えたくなるね…!」んっ?w「ほら…そこの君…ほら手を挙げてる君だよ…名前は?」まさかの展開wwあゆみです、つったのかまゆみです、つったのかいまいち聞き取れなかったんですけど「まゆみ」ということで欣ちゃんに耳に届いたらしい。「まゆみ…!君の名前はずっと覚えておくよ」欣ちゃんなんのプレイなんですかコレwwさらに「まゆみの今年の目標はなんだい?」えっ会話続けるんスかwちょっと離れた席だったので(なのに会話しようとする侠気に惚れるぜ欣ちゃん)これもなかなか聞き取りづらかったんですけど、欣ちゃんの耳には「マッチョになること」と聞こえたらしい。ほんとにそれ合ってんのか!「そうか、マッチョになることか…目標を言葉に出すっていいことだね…!」欣ちゃんもうお願いハライテーww

個人的に今回のライブで一番印象的だたのは、流星とバラードのリミックスバージョン(人力編)からTHE PEAK、NARGOさんのMCを挟んでの水琴窟という、まさにGoldfingersな流れでした。特にTHE PEAKは渋めの照明のなかで、階段のうえでホーンズ4人が立ってる姿、淡々としてるようでどんどん温度があがっていく演奏、しびれたな〜。NARGOさんが「スカパラでもっとも危険な香りのする曲」「オーロラホールがクラブ状態でしたね」と言っていてうんうんと頷いていたんですが、そのあとに「クラブオーロラ…」と呟いてテヘッと笑ったのがもうかわいいやらかわいいやらってかわいいんだよ!(突然の逆ギレ禁止)

水琴窟はメンバーみんなすばらしいんだけど、やっぱり沖さんがほんとにすごい。沖さんって普段の佇まいもすごく穏やかそうで、スカパラメンバーのなかで「人当たり良さそうな人ランキング」やったら欣ちゃんとともに絶対上位に食い込むとおもうんですけど(なんの喩えだそれは)、この方ほど演奏しているときに「異形のもの」感が漂う方もいない。なんだろ、ちょっと近づきがたく感じてしまいそうな、それぐらいの集中とテンションがオーラとなっているような。

水琴窟で圧倒されてぼーっとしてたら加藤さんがいそいそと前に出てきて、やっぱりキタ!White Lightでございます。もう大好きでございます。加藤さんがソロ弾きながらわたしの大好きなベロ出しをみせてくださって感無量でございます。加藤さんのフレーズのあとに続いてホーンズが加藤さんを囲んで演奏するところがたまらないのでございます。はーかっこいい、なんだこのかっこよさ!観客が皆もう好き勝手に踊る阿呆化してるのもたまらない!

今回、メンバー紹介のMCでなにより爆笑だったのはNARGOさん!本名が「名古屋君義」と仰るので、名古屋という地名に敏感に反応してしまう、と。「今日も谷中さんや加藤くんが名古屋最高―!って煽るたびに『いやあそれほどでも…(てれてれ)』って気持ちになりますww」その頭に手をやってぽりぽり照れてるNARGOさんのキュートさプライスレス。しかもそのあと演奏中にも、最高だぜ名古屋!とか煽りが(もちろん観客に対して)入るたびに律儀にぽりぽり照れてるジェスチャーをするNARGOさんてなんなんだ、天使か、天使なのか。「だから名古屋といと他人事ではなく感じられる今日この頃、って生まれたときからずっとなんですけどね!」まさかのノリツッコミw

あとは欣ちゃんの相変わらずの「まゆみ」推しMC、川上さんはワンピの映画の話とかしつつも、最後にタモリ倶楽部ご出演の宣伝をされてました。沖さんも音響の良さについて言及されていて「なんかもうね、演奏中ちょっとニルヴァーナが見えたというか…」沖さんそれ涅槃!危険です!wwそれぐらい気持ちよい音でしたというお話でした。そうそう、欣ちゃんは「気持ちよすぎて浮いた」って言ってたよ…もう…好きw

北原さんはこのホールの正式名称が「中京大学文化市民会館オーロラホール」であることにふれて「中京大学と言えば浅田真央ちゃん!」「知ってた?真央ちゃんて水とか飲まないんだって!オレンジジュースだけなんだって!しかもごはんもお菓子しか食べないんだって!」と一気呵成に話したあと「…この話どうでもいい?」ってwちょっとかわいかったっすww最後は谷中さん、最前列にお手製のTシャツを着た男女4人組がいて、4人並んで「東京」「スカ」「パラダイス」「オーケストラ」の文字の刺繍入りというファン魂炸裂の品だったんだけど、谷中さん「振り返ってみんなにもみせてあげてよー」って振り返ると順番が逆なので「オーケストラ」「パラダイス」「スカ」「東京」なんですけどねwでもってさらに「男の子二人に女の子二人かー、友達?付き合ってるの?」って先生それ余計なお世話ですwwあんな完璧な黒シャツの着こなししといて笑かしてくれるぜ谷中っち!

最後は「愛の賛歌」!誰も陥るかわいそうな妄想だけどほんとに最後NARGOさんと見つめ合ってるぐらいな錯覚に浸りつつはー幸せすぎてもうこれが終わらなきゃいいのにと思いつつ、でも終わっちゃってわーーん終わっちゃったよーって思いながらぶんぶん手を振って、加藤さんが最後はけるときにマイク通さずにありがとー!って言ってくれたのがうれしくて、しかし気がついたら汗だくで、いやあ踊ったな!踊ったよ!とほんとに満足しきりました。

オーロラホールに来るの3度目ですけど、マジで音がすばらしいとおもうのね。こういうホールっていいよねーいちばんしっくりくるサイズのホールだよ。ちょっと古びた感じがするところもまたいい。こういうホールがどんどん消えつつあるので、オーロラホールにはこれからもがんばってもらいたい!

 

16:36 | comments(2) | -

2010年の音楽

お芝居の感想を書いてるblogのほうでは毎年いちおう「その年のベスト」的なものをチョイスしたりしているので、こっちでもと思うもののライブの方は本数も少ないし見ている人が偏ってるしなかなかね。まあしかしそれはそれとして昨年の印象深い出来事など振り返ってみたりしたろう的な。

・2010参加したライブ
多分18〜19本。多分ってなんだ。いや芝居ほどきっちり感想を書いていないのでスケジュール帳頼みなの。

・2010参加したイベント
HEEFEST、ARABAKI2日間、JAPANJAM2日目のみ、フジフジ富士Q、EMIROCKS。これを見ておわかりのように全部吉井が出てる!お前は吉井が出なきゃ動かんのか!(すいません…)
中でも、フジフジ富士Qでのあの雰囲気、演者全体がほんとうにひとつのことを志向していた、そして観客がそれを全身で受け止めていたあの空気は忘れがたい。始まる前は吉井ちゃんがやらかしゃしないだろうかとまたぞろ余計なお世話に明け暮れたものですが、披露してくださった2曲とも鉄壁の仕上がりでした。あの日のAnthemはすばらしかった。ただただ、すばらしかったです。

・2010誰をいちばんたくさん見たの?
って言われたらとうぜん吉井なんですけど(だってイベントの本数がね…)、でもワンマンは実は吉井が3本(善哉吉井城武道館)、エレカシも3本。で!なんと昨年初ワンマンだったはずのせっちゃんにも3本行っているのです!そういえば昨年後半は吉井さんがにわかにせっちゃんと急接近、春頃のラジオでは「和義さん」とか言ってたのに今や爆呑みだ新年会だ、あげくの果てはせっちゃん呼びであるいいぞもっとやれ。

・2010個人的ずっぱまり
といえば2010年はスカパラになっちゃいますかねどうしても…。今や何がきっかけだったのか自分でもよく思い出せませんが多分スカパーで国技館のライブ見たのがいけなかった(いやよかった)んだとおもう。すんごい勢いでDVD買い揃えた。あの「格好良さ」に尽くしまくってるかんじが見ていてたまりませんホント。WILD PEACEのONE EYED COBRAはその中でもリピート率ハンパない。マジもう二桁は軽く見た。

・2010ちょっと変わり種
変わり種ってことはないんですけど、普段見れない形態のライブだったのが、奥田民生顧問の「ひとりカンタビレ」。狭い会場でしかも椅子席でってことでかなり激戦だったと思われるんですが、ほんとーにJAILHOUSEってプロモーターはうれしいやつだよ、マジで素晴らしいお席で拝見することができました。実は原田会長が後日blogにあげてくださった写真に映りこんでんだ、俺。民生と同じフレームの中に入るなんてもう二度となかろうもんと思うので家宝にします。
あとYO-KINGの「王様のアイディア」。CHABOさんがゲストの回を見たんだけど、ほんとーにこの日のライブ素晴らしかった。2010年のベスト3あげたらその中に入る。それぞれの演奏もさることながら、この日のためだけによーきんとCHABOさんが新曲を2曲も作ってきてくれて、それを目の前で聴けるというこの幸せ。なにより、あんなにうれしそうではにかんできらきらしたよーきんを見てしまったらもう何をかいわんやだよ。

・2010思い出はあそこにしまって
思えば4月のHEEFEST、あれがある意味今年の12月までのいろいろな流れのきっかけなのかもしれないと後になって思うほど。3回目の開催、そして満を持しての吉井和哉ゲスト、のみならずトリビュート参加組のアーティストたちの出演によって、まさに渋谷O-EASTは狂乱の一夜を迎えたという。今思っても毛皮のマリーズ志磨遼平くんの「A HENな飴玉」はすごかった。そして吉井はROMANTIST TASTE、SUCK OF LIFE、アバンギャルドで行こうよというバンド時代の鉄板のライブソングを投下するというあり得ない事態。
そしてJAPANJAMでは大々的に「THE YELLOW MONKEYの楽曲をトリビュート参加のアーティストとコラボします」と打ち出してなんという私ホイホイなのかということでFSWくんだりまで出かけたというね!そういいながら2日目の全アーティストを根性で舐めるように楽しんできたわけですが、そのトリをつとめた吉井、後日放送された映像を見ても、気合いの入り方がハンパないというのがよくわかる、入魂のステージでした。あのFOUR SEASONSは忘れられません。
そして12月には恒例の年末公演でシルクスカーフに帽子のマダムのみならず、アバンギャルドで行こうよまでやっちまうという所業。あなたが神か。さらには最後に披露された新曲に震えるほど感動しまくるというおまけまでついて幸せな年末でした。来年はツアーもあるので吉井ワンマンの本数が激増するでしょう(予言)(そして願望)。

・2010ベストMC
個人的に忘れられないMCはふたつ、ひとつはHEEFESTでのマリーズ志磨さんの
「THE YELLOW MONKEYが20年前にかけた魔法は、まだ解けてない!」
そしてもうひとつ。
ひふみよツアー@オーロラホールで小沢健二くんの言ったこの言葉。
「13年待ったんだから、あと1時間くらい待てるでしょ?」

・2010忘れられない瞬間
というわけで、もしベストの1本をあげろと言われたら、もうなんの躊躇もなくこれで決まりです。小沢健二13年ぶりのツアー、ひふみよ@オーロラホール。ライブのベスト、というのみならず、昨年私が観たありとあらゆるエンタテイメントすべてのナンバーワンでした。こういう、殆ど衝撃、といっていような経験はそうそう味わえるものではないと思います。あの完璧な、自分の手の先までも見えないような暗転、語られる大停電の夜、流れ星ビバップ、何度も何度も何度も聴いた楽曲たち。オーディエンスによる完璧な「16小節の旅の始まり」、ドアノックダンス、いつまでも続く拍手、拍手、拍手。今思い返しても、夢のような一夜そのものでしたし、小沢くん自身の言葉を借りるなら、「いつまでも削れる魔法のチョコレート」そのものでした。

左へカーブを曲がると光る海が見えてくる
僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも!

今年も素晴らしい音楽体験に満ちた年にしたい!イエイ!

23:56 | comments(0) | -

エレファントカシマシ新春公演@日本武道館 レポート

2009年4月以来の武道館、「エレカシ」「新春」「武道館」の3つの単語が揃うのは実に10年ぶりとのこと。年の最後も武道館、年の初めも武道館、どんだけ武道館が好きなんですかあたしゃ。

しかし、私は猛反省した!ほんと、なめてた!去年の渋公とかその前のZEPPとかの新春公演からいってまあ2時間半ぐらいでおわるだろう、ということはその日のうちに新幹線に乗って帰ってこれるんじゃないかと思っていた、んですが、甘かったよ!(笑)

なんとなく、ストリングスは入るだろうなあというのは予感があったんですけど、オープニングでドビュッシーの「月の光」が流れてきて、あれっなんかこの雰囲気、ストリングスが入ってまるでメカラじゃんアハハハ、と思ったところにこれですよ、蔦谷さんのピアノで「月光」がかぶさってくるとかどうなんですかコレ。冗談抜きで椅子からずり落ちそうになったわ。

月光の旋律を切り裂くように鳴らされるドラムのリズムと入ってくるギターのリフ。1フレーズ弾いてはやめて、また1フレーズ、もうみんな何の曲だかわかってる、そこに宮本が駆け込んできて雄叫び一発、後ろの幕が開いて総勢14名のストリングスチームが一斉に「奴隷天国」のリフを奏でる、どうですかこのオープニング!いつもSEすらなしに舞台に登場することが多いエレカシが、ここまで世界観を演出してくるというのがまず意外だし、初っぱなから「奴隷天国」という選曲もだし、それをストリングスとやってしまうというアレンジもだし、いやまさに度肝を抜かれました。そして何回聞いても宮本の「おめえだよ そこの」はしびれるかっこよさ!

セットリストは新譜の「悪魔のささやき」が中心(なんと全曲やった)なので、構成としたら新譜発のツアーっぽくなりそうなもんなのだが、この初っぱなの奴隷天国の鮮烈さのなせる技なのか、それとも「新春」「武道館」という場のなせる技なのか、1回かぎりの、スペシャルなライブだという空気が漂っていた気がします。


久しぶりに披露された(気がする)「翳りゆく部屋」や、「久しぶりに聴いて自分で感動してしまった」という「赤い薔薇」、宮本のアコギ一本で聞かせる「夜の道」のような、宮本の持つ叙情性が際立つ楽曲があるかと思えば、「みんな最高です、…なんちゃって」と言い放って始まった「珍奇男」や「脱コミュニケーション」での突き放される感覚、「ハナウタ」や「幸せよ、この指にとまれ」で歌われるアンセム、ほんとにエレカシのライブは振り幅が大きいよなあと思ったし、それは宮本浩次というひとの心の襞でもあるんだろうなあと思いました。

しかし、私は「月夜の散歩」もそうなんだけど、「夜の道」のような、ある種他愛ない楽曲を淡々と歌う宮本の声が好きすぎる。あの天鵞絨のような声、なんなんだろう。武道館が身じろぎひとつせず宮本の声に聴き入っているようだったし、私は南西の2階で、後ろから数えた方が早い!というような場所から見ていたんですけど、ほんとうに目の前で歌ってもらっているような感覚に陥りました。

しかし、「幸せよ、この指にとまれ」「ハナウタ」の時点で宮本は相当全力を出し尽くした、という感じがあったのに、そこでふたたびストリングスが登場してからさらに7曲をぶっ続けで聴かせてくれたのだった。一昨年の武道館でも圧巻だったストリングスとの「シャララ」は今回も絶品だったし、「笑顔の未来へ」も個人的にはちょっと久しぶりな感じがして嬉しかった。宮本は高音がつらくなる場面は何度もあったが、それでも歌っている間は信じられないようなパワーにあふれていて、でも曲間は文字通り足が覚束なくなるくらいになっていても、一向にライブが終わる気配がない。「いっぱい練習して、たくさん曲を用意してきました!」と宮本は何度も言ったけれど、その言葉通りこれはちょっとすごいことになっているのではないのか、時間わからないけど、っていうか私は新幹線に間に合うのか、ってことがここで初めて頭を過ぎりました(笑)

春の武道館でもストリングスと見事なアレンジで聴かせてくれた「桜の花、舞いあがる道を」。本来ならこれで終わってもいいぐらいの大団円感、しかしそうはいかない。メンバーが明らかにステージに残っているのに暗転し、そして「朝」のSEと同じ、スズメの鳴き声が聞こえ、それはだんだんと大きくなり、そしてだんだんと歪んでいく。モニタに月食の映像が現れて始まったのはもちろん「悪魔メフィスト」。

セットリストをみるとこの時点で23曲目、普通ならアンコールのラストになってもいいぐらいの曲数です。しかし、さっきまで桜の花とか幸せとかそんなことを歌っていたひとと同一人物なのかこれは、と思うほど、この「悪魔メフィスト」の宮本は狂気じみていた。音源には到底現れない狂気がこの曲にはあったし、歌っているのか、喋っているのか、唸っているのか、そのどれでもあり、どれでもないような宮本の声が武道館を覆い尽くしていて、私はもうただ茫然と立ち尽くすのみ、といった感じでした。

私は、舞台の上に立つ人をみるとき、どうしてもそこに「異形の者」を見に行くという感覚が抜きがたくあるのだとおもう。等身大なんて言葉とは真逆の、絶対に手の届かない存在、私たちとは異なる存在を見たい、見せてくれと思う気持ちが。この日「悪魔メフィスト」を歌う宮本はまさに異形の者だった。この破壊的な衝動を、今年結成30周年を迎えようとしているバンドが鳴らしているということにひたすら震えました。

もうこの時点で相当にしてやられていたのですが、これで終わるエレカシじゃない。アンコールの1曲目はふたたびストリングスと「平成理想主義」、続いて「40歳ぐらいのときに作った曲」と言って「シグナル」。うれしかったなー!何度聴いても名曲だ(そして「シグナル」のPVはマジ傑作中の傑作)。「どのみち俺は道半ばに命燃やし尽くす その日まで咲き続ける花となれ」。すばらしい。

ソーメニーはZEPPでたくさんやったから、とかなんとか呟きつつ、「できるだけおめでたい曲をいっぱいやりたい」ということで「四月の風」!「契約が切れたときに作った曲で、ってまあまた切られるかもしれないけどね」なんてことをさらっと言いつつ。しかしこれだって、ほんとにへたしたら私が一番苦手とする「ありきたりな歌詞」に陥りそうなもんなのに(だって「明日もがんばろう 愛する人に捧げよう」だよ)、まったくそのありきたりさから遠いところで成立してるところがすごい。

おめでたい曲を、の言葉があったからかもしれないけど、なんとなく俺明日かなーと思ったらその通りで、ってことはこれがラストか、いやどうだろうなんとなくこれでは終わらない気がする、なんてことも頭の中にありつつ、しかし宮本はもうほんとに全力を出し切っていて、途中で持っていたギターを弾くのをやめてそのまま外して床に倒してしまった(投げたっていうんじゃなくて、ただもう手を離したって感じですね)ほどだった。でもやっぱりこれで終わらない!ここで宮本の言った言葉

「こうなったら体力勝負だ!」

はい!宮本先生についていきます!

そしてこの大団円的流れをまたもひっくり返すガストロンジャー、こんなふらふらでよくまあこのパフォーマンスができるもんだよ!そして続いてファイティングマン、あーもうやけだ、こうなりゃやけだ、新幹線の最終なんか知るもんか!

いったんメンバーがはけたものの客電は点灯しない。そうですよね、いちばん「めでたい曲」やってませんものね、と開き直りつつアンコール。最後はもちろん「待つ男」です!なんてったって、富士に太陽ちゃんとある!宮本が「いい一年がやってくるぜ!」と言ってくれて、そうだそうに決まってる、いい一年がやってくるに決まってる!と、初詣も行っていない私にやっと新年が訪れたような、どこかが更新されたような気持ちになることができました。

いやしかし、通路側の席で出口にもっとも近い南西ブロックで、という利がなかったら、ほんとに最終の新幹線に乗り遅れてたと思いますヨ私…(あとあんだけ武道館行ってたおかげで動きに無駄がなかった)。しかしこういうてんこもりのライブを見せてくれちゃうから野音や新春はどーしてもまた見たくなってしまうよね。4月からはエレカシにしてはほんとに破格と言っていい本数のツアーが予定されていて、しかもそのほとんどがライブハウスという、えーマジチケット無理なんじゃんこれ、っていうか私個人としては吉井とスピッツのツアーががっつりかぶってるところにもってきてこれですからもう今ちょっと思考停止状態です。でもがんばるるるん。きっといい一年がやってくるぜ!

22:49 | comments(2) | -

一年の計はどこにもない

あけました!おめでとうございました!
のっけから過去形でお送りしております。
お正月は皆様如何お過ごしでしたか?私はといえば見事に寝込み正月でございました。いやですねえ、休みになった途端に体調崩すなんてどこのワーカホリックだよ。

年始早々ジョン祭の放送があったりEMIROCKSの放送があったりと録画→編集に余念がありません。あっあとJAPANの未公開写真館にも吉井ちゃんのショットあった。しかし個人的にはあの未公開写真館はラストを飾っている宮本せんせいのあのショット、場外乱闘で小さく載っていて、あのポラ欲しい欲しい、破顔一笑でもないああいう「にーっ」って感じに笑った宮本の写真貴重だ!ってわめいたあのショットが見開きぶち抜きで掲載されている点を盛大に評価したい。見開きで見てもやっぱりかわいい。かわいいったらかわいい。
そうそう、今月「県自慢」がせっちゃんなんだけど途中で吉井の名前でてくるお!

そんなこんなの吉井ちゃんですが年始早々から「しゅじゅちゅ!きょわい!」とか「コラム!やめる!」とかいつ見ても波乱爆笑、違った波瀾万丈でたいへんなことですね。コラムやめるのもちろん寂しいけど(だってわたしPC派だもん)まあそれもこれもお好きなようにやりなっせ、と思いますがしかしだったら今月は1本きちんとかいておわってほしかったなーと思わないでもない。まあ忙しいからそうもいかんのか。そうですね(自己完結)。

さてさて年末、吉井ちゃんは武道館の翌日に大阪はFM802が主催するRADIO CRAZYに出演、今年は不参加だったわたくしはおうちにきたお友達とふたり、吉井のライブ映像など見つつtwitterでレポ待ちをしていたわけなんですけれども、落ちてくるレポと絶妙のタイミングで投下された吉井の連続尻写真によって完全に「エア・RADIO CRAZY」を満喫したテイとなりました。お年始ということでその時の盛り上がりを捏造入りの会話形式でお送りしてみまっす!



「ちょっと!モバで民生といちゃいちゃしてる!」
「なにー!」
「つーかどういうシュチュエーションで撮ってるのよこれ」
「\民生くーん、お尻の写真撮らせてー/\イイヨー/プリッ、みたいな」
「どんな44と45だよ」
「民生はCRAZY MAN CLUB BAND(CMCB)出ないのかな」
「ラーメン作らなきゃいけないからねえ」
「でも吉井と爆呑みの約束してるせっちゃんは明日CDJなんだゾ!」
「出演何時?19時?大丈夫だよ夜だもん」
「そういう問題か?」
「つーか吉井つるっと『29日のリハで斉藤和義くんと』とか言ってるけどさ、CMCBにせっちゃんの名前ないっつーのな」
「そうそう!あれ見て『あ、and moreはせっちゃんか』っていう」
「吉井さんよ…そんなに誘われたのが嬉しかったのかい…」
「だってあれオチないもんね、自慢だもんね、へへーせっちゃんに誘われたんだぞだけどライブだから断ったんだぞでもその次の日呑むんだぞー的な」
「ちくしょう、うらやましくないなんて言わないよ絶対」
「しかし何歌うんだろうね、持ち歌なのかな」
「おっとtwitter第一報ktkr。トータスとボニピンで『別れても好きな人』やったって!」
「えーなにそういう方向?つーことはあれやっちゃうんじゃない、ダーリング!だってせっちゃんこの間のツアーでやってたもん」
「やべーーーちょう見てええええ!」
「音だけでもいいから聴きてええ!!!」
「これ最後絶対みんな出て来て1曲とかのパターンでしょ決まりでしょ」
「そこにマリーズの志磨くんが絡む。このカシオミニを賭けてもいい」
「 そうだマリーズも今日だった!」
「なんてったって ばか ばか 和哉さんの ばか の人だからね」
「そうこうしてるうちに吉井出て来てるっぽいよ!」
「うわーーーっやっぱりダーリングやったかーーー!」
「せっちゃんが曲の途中で吉井呼びこんだとか何事!失神するわ想像だけで」
「そのあと清志郎さんの詞のバージョンでイマジンだって」
「おお…」
「おお…」
「でもその前のMCで『最高に男前なふたり!』って紹介されたのにせっちゃん『でも吉井くんのほうがちん◎でかい』」
「せっちゃんさすがだよせっちゃん」
「吉井が『こらっ』ってツッこんだらしいww」
「だからどういう44歳なんだよ」
「『でも吉井くんのほうがちん◎でかい』『こらっ』バカすぎて萌える」
「こんなことがこたつにいながらにしてわかる、すごい時代だな!」
「やっぱり最後マリーズ出てきたってー!」
「あの志磨くんが出ないわけない、なんてったって」
「ばか ばか 和哉さんの ばか」
「の人だからねえ」
「尻を触られて嬉しそうにしていたというレポきてますww」
「期待を裏切らないww」
「ちょっとwwモバに動きありww」
「吉井…」
「吉井…」
「だからどういうシュチュエーションで撮ってるんだよこれわwww」
「つーかこトータスのこのケツどうですか」
「最高だよね!ケツとしてのキャリアの違いを感じさせるプリケツぶり」
「ケツとしてのキャリア、つまりケツキャリですね」
「こう、ほかの人にはまだ羞恥があるもんね。それはそれでもちろんオツなものでございますがトータスのは違う」
「人様にお見せするためのケツ」
「\松本くんお尻の写真とらせてー/\あいよっ!/なんだこの違和感のなさ」
「総くんのは撮らないのかな」
「やめてあげて、あの子はまだ花なら蕾」
「それにしても吉井のこのにわかのケツブームはいったいなんなんだ?」
「…あたしわかるわ。802の言い伝えにあるもの。
ケツに根をおろし、ケツとともに生きよう。
ケツとともに冬をこえ、ケツとともに春を歌おう。
どんなにスカしたロックスターでも
沢山のかわいそうなヲタを操っても
人は、ケツから離れては生きられないのよ!」
「ラピュタかい!」

おケツが、あっとおあとがよろしいようで!

今年もよろしくおねがいします

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