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全ての貌と書いて全貌です!

今から16年前の96年7月21日、東京・NHKホールでライヴを行ったTHE YELLOW MONKEY。
大ブレイク直前の勢いあるその荒々しいライブパフォーマンスが収録された、現在も非常に人気の高い映像作品「TRUE MIND TOUR '95〜'96 FOR SEASON」の全貌が明らかとなる作品が今秋リリースされる事が決定!!

1995年11月にリリースした5thアルバム『FOUR SEASONS』が初のオリコン1位を記録。翌96年には「JAM」「SPARK」という2大ヒットシングルを連発。バンドの人気が日本中で爆発する中、日本を縦断する“FOR SEASON”と題したライヴが67公演行われ、各地で反響を巻き起こした。
「TRUE MIND」は、この初期絶頂期の壮絶かつまばゆい輝きを放つライブパフォーマンスに、ツアーのオフショットやインタビュー映像を織り込んだツアードキュメント作品。
今秋、その「TRUE MIND」の全貌が、明かされることになる。
内容詳細は近日発表予定。乞うご期待。

というニュースが先日飛び込んできたわけですけれども、わけですけれどもというかtwitterのTLに現れたそのニュースにキエエエエと奇声をあげたわたしです。あげる、そりゃあげるよ。もうこのblogで何度も何度も言って(書いて)いるのでもう耳タコだよ!と思われているとは思いますがそれでも言います

人生で
あんなにも繰り返し見た
ライブビデオは他にはない(断言)

その!ライブビデオもといライブDVDの!全貌が明らかとなる作品!とか言われたら!自分の鼻息の荒さに寝付けなくなってもしょうがなかろうもん!

しかし、ニュースを見て最初にぶわあっ!とテンションあがったはいいものの、よくよく読むとこの記事ほとんど何も言ってないに等しいんですよね…「TRUE MINDの全貌」「今秋」「リリース」。これだけ。そりゃもとが映像作品なんだから全貌伝える作品だって映像だろうよと思いはするものの斜め上どころか右斜め下10キロ先、みたいな方向に球が飛んでくることがないと誰に言えようか(言えるんじゃないか?)たとえば

全貌を伝える→「メンバー、関係者が当時を語る書籍」【どこにニーズが】
全貌を伝える→「写真集」【写真集 もう ある】
全貌を伝える→「インタビューDVD」【DVDでわざわざインタビューとか誰得】
全貌を伝える→「漫画化」【いらない】
全貌を伝える→「パラパラ漫画」【気の遠くなる作業】
全貌を伝える→「ライブビューイング」【リリースだと言っておる】
全貌を伝える→「3D映像化」【えっ…】

という冗談はさておき、一体全体どうなんでしょうね!全貌ということばと7月21日という収録されているNHKのライブの日付にこだわっているあたりからすると、当日のライブがまるっと全部入ったDVDとかかなーなんていうのが妥当なセンなのでしょうか。ちなみにその7月21日のセットリストはこちら。

SPARK
Chelsea Girl
See-Saw Girl
I LOVE YOU BABY
Tactics
Love Sauce
天国旅行
FOUR SEASONS
熱帯夜
ROCK STAR
Sweet&Sweet
赤裸々GO!GO!GO!
嘆くなり我が夜のファンタジー
空の青と本当の気持ち
太陽が燃えている
LOVE COMMUNICATION
〜EN〜
MOONLIGHT DRIVE
SUCK OF LIFE
JAM

なぜか大抵のDVDに入っているROCK STARがないんですよねTRUE MINDって。あと熱帯夜と天国旅行と嘆くなりも入ってないですね。

しかし個人的には、全貌と言うからにはこの7月21日のライブともうひとつ映像が使われている、96年1月12日の武道館の映像もまるっと!まるっと!見せて頂きたい!その昔WOWOWで放送されたアレですよ!あの青いシャツの吉井ちゃんですよ!はぴー、にゅーいやー。すいーえーんすいー!のあとに本当にSWEET&SWEETがはじまる映像ですよ!頼む!この機会にぜひDVDで…!(土下寝)

そんな妄想のいったりきたりを繰り返しながら、はてさて一体全体どのような「全貌を伝える作品」なのでしょうか。楽しみで楽しみでふるえる!(リアルに)

22:19 | comments(6) | -

JOIN ALIVE2012@いわみざわ公園 7/22 レポート

とりあえず、フェス全体の感想というか、交通手段とかのメモ。来年以降のご参考に。

ホテルは札幌駅前にとっていて、行きはJRで岩見沢まで、そこから200円のシャトルバス。特急だとあっという間ですが夏休みシーズンでもあるので混むかもしれないですね。9時半ごろに岩見沢駅に着きましたが、シャトルバスはまったく混んでいませんでした。帰りは何時ぐらいになるか読めなかったということもあって札幌までのシャトルバス。これは並んだ!まあ私がトリの最後までいたからですが相当長い列が出来てました。しかし待機しているバスに次々乗り込む形だったので、待ち時間としては長くなかったと思います。結果的にはラクでよかったんじゃないかなあと。なぜか大通公園で下ろされてしまったのは哀しかったですが、それを踏まえても次も同じチョイスにするかも。行きをバスにしなかったのはひとえに列車に乗ってみたかったというただそれだけの理由です(笑)

JOIN ALIVEが他のフェスともっとも違うなとおもったところはインフラの整いようがハンパないということです。メインステージはすでにハードが整っていることに加えて、何がスゴイって野外フェスなのに仮設トイレがひとつもないんですよ!すくなくとも私は見かけなかった。そして仮設なしでまったくトイレに不自由しないというこのすごさ!キタオン(メインのROSE STAGE)入り口のトイレだけは行列が出来ていましたが、逆サイドのトイレはたいてい空いていて、しかもトイレ常駐のスタッフがいるというね!遊園地サイドの方にもふらふら見て回りましたが、なんならトイレに人っ子ひとりいないところとかもありましたよ…考えられへん!

ROSE STAGEの見やすさ(スタンディングとそれ以外がいやでもぱっきり別れる)、そしてもともとがサーカステントだというVELVET CIRCUSのステージの雰囲気の良さも特筆もの。あそこでやってくんねえかなあ吉井…!もともとがサーカステントだということですが、つまり「道化師の黒い見世物小屋」そのものだし、客席(そう、客席がある)がすり鉢型なのも見やすさハンパない。もちろんステージ前はスタンディングで踊りまくれます。まあただ構造上入場規制はどうしてもかかっちゃうっていうのがあるのかなーと。しかしほんとに最高の雰囲気でしたよ…!

思うに、敷地面積の広さに比して各ステージの観客人数が小さいから、パーソナルスペースに余裕があるんですよねきっと。どこにも座るところがない!みたいな思いはまったくしなくてよかった、ちゃんと探せばちゃんと休めるところがあるという安心感。飲食ブースが少ないよ、という事前のアドバイスとかも見ていたんですけど、これもタイミング次第かなあと。

加えて北海道のこの気候!2日目は相当日差しが強く照りつけましたが、しかし風はあくまでもさわやか〜〜。木陰にはいればすずし〜〜。そして陽が落ちると一気に冷え〜〜。というわけで羽織ものは必須かなと思いました。しかし!総じて「ラク」です、このフェス。フェス参加者たるもの!的な覚悟が最小限でよい感じ。大都市札幌の近くということもあって宿泊施設に汲々としなくてもいいっていうのも非キャンプ組にはありがたいですね。

さてここからライブの感想など。
ROSEの源ちゃんで幕開けして、VELVETに移動してフラカンと真心、ROSEのMANNISH、FUTURE FLOWERSのバンハズ、ROSEにもどってクロマニヨンズ、そのままROSEでラスト吉井、という感じで見てました。バンハズとクロマニヨンズは空き時間がほぼなかったので前には行かず遠くから眺める感じで。

源ちゃん、いつもフェスのセッティングの時自分で出てきてほぼ1曲歌ってくれちゃうけど、今回もそうでしたね。ああいうところで「老夫婦」とか聞いちゃうと無性にぐっとくるなあ、と思っていたら、前にいた男の子が顔をおおって突然泣き出してしまって、女の子がずっと背中をさすってあげてた光景に思わずもらい泣き。\アネッサ塗ってるー?/\パスタ巻いてるー?/という挨拶を「今年すべてのフェスで言おうって決めてます」ww夢の外へのカップリングで映画の主題歌になった「パロディ」を人前で初めて演奏する!と言った後やおら両手を広げて「おそろしい〜〜〜!!」と絶叫。「山の神よ…!」って誰に助けを求めておるのか(笑)最初演奏を途中で止めて「ちょ、ちょ、もう1回やっていい?」と言って後ろ向いてコード確認したりするとこもふくめてキャワゆかったです。

VELVETのフラカン。フェスに行っても日程が合わなかったりタイムテーブルかぶってたりでなかなか拝見できてなかったので今回見れてよかったです。マエさんがVELVETのアーティストがフラカン真心うつみようこスネオヘアーと続いていることを「すばらしいねこの40代で固めたラインナップ!」圭介さん「そんな裏ではきゃりーぴゃみゅぱみゅが(言えてない)…きゃりーぱみゅぴゃ…」マエさん「一度もちゃんと言えたことないよね」圭介さん「なんならもうきゃりーが言えなくなってきてるからね」爆笑。深夜高速が始まった瞬間にどどどっと人口密度あがった気がしたなー。ラスト、真冬の盆踊りではYO-KINGとうつみようこさんとキュウちゃんが乱入!みなでよさほいよさほい踊りくるいました。揺れるサーカステント!壮観!!

真心のステージには当然のようにようこさんがいたんですけど、YO-KINGによれば「最初は出てくれる予定ではなかった」らしい。それを急遽!ありがとうようこちゃん!と言うYO-KINGにようこさん「祭りですから!」かっくいいーー!!そしてようこさんが加わったことによりステージ下手の人口密度が高くなったことを「これがぼくと桜井の人望の違いです」関係あらへん!!wwサポートキーボードが奥野真哉さんだったんですけど、黒シャツに黒の革パンで、YO-KINGに「モニタに足かけないで!革パンうざい!うざいから脱いで!」と言われたい放題でしたが「スピッツのギターぐらい衣装浮いてるでしょ」と涼しい顔で切り返し「こらっ!」と桜井さんに怒られてました。うぷぷ。

フェスと言えば野外で、ヌケのいい空間でっていうイメージですけど、そこをあえて!という桜井さんにYO-KING「あえてますよ。これはそうとうあえてます」そのあえての密閉空間の中でしたがエンドレスサマーヌードを初めキラーチューンを惜しげもなく、そして新譜からの曲も盛り込みつつの鉄壁の仕上がりでした。朝が来たを聴けたのうれしかったなー。拝啓、ジョンレノンの前に「これようこちゃんのコーラスがないと相当間が抜けてます」「桜井がコーラスをやるはずだったんですけど、リハで聞いたら想像以上の気持ち悪さでした!」桜井「認めたくないですが相当気持ち悪かったです…」YO-KING「大丈夫、ぼくはそんなキモチワルイ桜井のコーラスが大好きです!」桜井「こんな密閉空間で告白しないでください!」なにこのツンデレ劇場!まったくもー!

ROSE STAGEのMANNISH BOYS。ここで待ってる時が一番暑かった…!せっちゃんと達也さんお揃いのツナギで登場。暑そう(笑)CMにも使われているDark is easyがめちゃくちゃかっこよかった!アコギのせっちゃんのあの攻撃力ってどうなのか。始める前に「唯一のヒット曲やる?」「やだ」とかふたりがやりとりしてたのもキュートだったなー。
バカにすんなよは野田総理、熊田曜子、橋下市長が俎上に。熊田さんには最後「おめでとうございまーす」ってつけ加えてましたけどね。この時達也さんがスティックすっ飛ばして、またそのあとの片手で叩きつつフォローする動きがかっこいいのなんの…ああいうのにほんっと弱いよねわたし…。大阪市職員の刺青の話から達也さんを指さして「じゃあこの人なんかどうなるんだ!」達也さん「これはなあ、お風呂に入ったら消えるんだよ!」せっちゃん「でもスーパー銭湯入れないんでしょ」達也さん「だから風呂に入らせてもらいさえすれば…!」ってなんですかこの禅問答面白すぎです。

おそらくは観客の期待に応えるという意味もあったと思うけど「やさしくなりたい」もやってくれました。しかしあれだけ音数の多い曲をドラムとギターだけで聴かせちゃうところがすごいよね。今ちょうどレコーディング終盤らしく、その新譜の曲もやってくれましたが、この曲のキュートさやばい。ずるい!ずるいっす!!

考えることは皆同じというか、そのあとバンハズに流れる人の多さ…!FUTURE FLOWERS自体あんまり広いステージではないのでここは後ろから眺めるだけとなりました。衣装は皆アロハだったよね?民生とヤックだけカンカン帽かぶってました。なんか、ふたりともサングラスしてるしなんとなく「お揃い」感があってかわいかったなー。二人が向かい合ってぴょんぴょん飛び跳ねてるところの絵になること!バンハズは7年ぶりの復活だそうですが、民生「今回久しぶりですが…なんでそうなったかというと社長に言われたからです」「また当分ないでしょう…何かあれば考えます。蟹とか」誰か!民生先生とスパゴーの皆さんに付け届けを!

そして間髪入れずにROSEに戻ってクロマニヨンズ。ここもスタンディングに流れる人の多さに後方でゆっくり見ることに。いや、何を隠そう今回このフェスに行くことを決めた最大の要因はもちろん吉井さんですが、それを後押ししたのはクロマニヨンズでした。なかなか、吉井ちゃんと一緒にクロマニヨンズが出るってありそうであんまりない。上半身裸で出てきたヒロトとマーシーは、私が高校生の時、つまり彼らがブルーハーツとしてステージに立っていたときに見たのとまったく変わらず、今でもロックキッズの永遠のヒーローそのものだった。暮れていく夕日の中、飛び跳ねるヒロトと、彼らに煽られて飛び跳ねる観客と、それはすごく、すごくいい光景だった。

後ろではステージが終わったやつと、これから演奏するやつが、みんな楽しそうにしてるよ、とヒロトは言った。僕らは僕らのこの時間を楽しむけど、みんなは最後まで楽しんでいってくれ!と。あーたのしい、たのしいなあと彼はニコニコしながら繰り返した。曲数なんか関係無い、と宣言していたヒロトはその言葉通り、持ち時間で12曲を演奏して去っていった。かっこよかった。みんなが聞きたいと思っている曲をやるよ、と言っていたエイトビートを歌っているときのヒロトの姿忘れられない。

そして、今回大トリの吉井さん。このあと、若干名古屋おでんのことに触れて書いてるところもあるので、おでんネタバレを回避している方はご注意を。以下畳みます。

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16:50 | comments(4) | -

YOSHII ODEN@ZEPP NAGOYA レポート

行ってきました吉井おでん!名古屋おでん!この暑いのに!なしておでん!

それはさておき直前の一週間が仕事で地獄だったのもあってなんだか前日もぼーっとすごしてしまい、いつもはライブ前になると緊張してお腹が痛くなったりするものですが(出た!お前も出るつもり症候群)、開場前にあっちぃ中並んでいるときもZEPPの中で待っているときもいつもよりはフラットに待っていたような気がします。待っている間の会話はほぼ「どうするチェックのシャツだったら」っていう過去のトラウマ話だったという(笑)

以下ネタバレです!
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20:48 | comments(8) | -

誰の人生もMasterpiece

7/7 エレファントカシマシ@ZEPP Namba。

個人的にはとてもぐっときたライブだった。
ので、ちゃんとレポとか、したいなあ、自分のための記録として残しておきたいなと思っていたのですが、ちょっと日々に追われて(こういうの言うのよくないよね、言い訳がいいわけがない)ままならず、このままいったらなんにも書けないまま次が来てしまうので自分の感想メモだけでも書いておく。以下曲名も書いてます。

そう、実のところ行く前も(そして帰ってきてからも)予想していたこととはいえ仕事が空前絶後の事態になっており、正直大阪まで行くことが面倒でした。家で寝ていたい、そう思ってた。そもそも延期になる前の名古屋の日程にすでに予定が入っていて、それで大阪のチケットを取ったのだが、そのあとで名古屋が翌週にずれこんだので「そっちで取り直そうかな」とか一瞬考えた。でも果たして仕事をちゃんとあがれるかわからない(そしてこの予測は正しかった)ので、初志貫徹でZEPP NAMBAに向かったわけです。

整理番号での並ばせ方や呼び出しも、オープンしたばかりだけれどプロモーターのスタッフの手順がきっちり確立されていてノーストレスでした。ZEPP NAMBA、スペースも広いしとても気に入りましたが、なんといってもミナミの街から歩いていけるというのがいいよ。

最初に書いたとおり前につっこんでいく体力も気力もなかったので、かなり後方で見ていました。これは全然お姿を拝見できないかもなーと思いつつ、でも、ま、いいや。声だけ聴ければ、と。SEでヤーブルースかかったのうれしかったです。

新しいアルバムの曲は全部やったとおもう。2曲目に「定め」がきて、わあっ、初めて聴く、と思って嬉しかったなー。宮本がところどころ渾身のシャウトを入れてきていて、姿は見えなくてもその声にどんどんエネルギーを充填してもらっている気持ちになった。

新譜の中でも印象的な「穴があったら入いりたい」。これはライブで聴いた方が百万倍楽しい!この一段ずつ階段を昇っているうちに気がついたらすんげえ高いところまで来てた、みたいな感覚大好きです。リフレイン、繰り返す度にあがっていくテンション、昔どこかで味わった、と思ったらあれだ。「見てないようで見てる」をライブで踊ってるときの感覚に近いんだ。体力ないとかいっていたのも忘れて猛然と飛び跳ねてしまったよ。

エレカシについてはネタバレを避けることに意味がないというか、固定のセトリ、ということ自体がほぼあり得ない。「金でもないかと」まさか聞けるとはなー。そこから珍奇への流れもすばらしかった。珍奇のアウトロ聞きながらプログレか!と心の中で突っ込んだけどプログレがなんなのかよくわかっていません。

七色の虹の橋は宮本の弾き語りで、もうあえて目をつぶってバーにもたれて聞いてた。真っ暗な中で宮本の声がやさしく響いて、一瞬他のひとの存在を忘れるほどトリップした。そのあとに世界伝統のマスター馬鹿とか、この振り幅には毎度のことながら恐れ入る。飛べない俺ではまさかの、ま さ か の 宮本先生の鍵盤というサービスに口を手で押さえてあわあわ言っていたわたしである。鍵盤を弾くロッカーは5割増しでかっこいいと常々公言してきた私であるが、宮本先生のそれはあまりにもキュートすぎてあれに惚れない女はいない(断言)。なんだあのかわいさ。鍵盤弾いているのに途中で思わずマイク両手で掴んじゃうところもふくめていいだけ悶絶しましたとも。

アンコール、心中ひそかに期待していた「花男」がきたとき私は文字通り飛び上がった!うれしい。花男はいついかなる時に聞いてもすばらしい。もちろん割とよくやってくれる類の曲ではあるけれど、何回でも聞きたいとおもう曲です。俺の姿を忘れるな。そしていつもながらにファイティングマンにまんまと励まされるわたしだ。

いつもの宮本はライブ中に饒舌という趣はまったくないが、しかしMCは決して少ないひとではなかった。ことに曲前にそれを作ったときの心情やその歌についてのことを、ひとつ、ふたつ話すことの多い人だった。それはおそらく届けたいとするあまりのエクスキューズではなかったかと想像するのだけれど、この日の宮本は一切のMCがなかった。メンバー紹介すらなかった。何かは知らねど、思うところあってそうしたんだろう。でも、どれだけのエクスキューズよりも結局のところもっとも雄弁なのは宮本の声であり、エレファントカシマシのバンドとしての佇まいなんだよなあということを実感した。あれだけ引き気味の気持ちで参加したのに、そしてライブの間中ほとんどメンバーを見れていないのに、ものすごく満ち足りた気持ちで会場をあとにすることができた。すごくすごく、いいライブでした。

01:07 | comments(2) | -
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