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YOSHII BEANS@日本武道館レポート

吉井さんサイトの会員限定ライブでごじゃーます。会員限定で武道館とは豪儀!豪儀!

ツアーとごっそりセトリを変えてくる宣言が事前にあったので、いったいどういう構成でくるのかな〜、会員限定だし12月28日の原点に返って1st2nd大放出みたいになるのかな〜とうっすら考えていましたが、まさかの一曲目に頭のネジも吹っ飛びました。原点に、帰りすぎやろー!あれ、第九?と思っているうちに客電が消え、第9のメロディが鳴り響く中暗闇に白いシャツが見えて、わー白だ!と思った瞬間にあのイントロだもの。もう、お友達と思わず抱き合ったよね…!なんつーか、私が96年1月12日の武道館の映像を見すぎているというのもあるんだろうけど、一瞬にしてタイムスリップしたような気持ちになりました。おまけにあいつ、ちゃーんとサングラスかけて出てくるし、ちゃーんと首をかき切ってみせてた。思わず、吉井!おまえ!嬉しい男すぎる!と場違いな拍手でそれを讃えた私だ。つーか、「終わらないために君のために」ってふっつーに歌ってるけどもともとの歌詞「僕のために」だからね?吉井ちゃんもあれだろう、もうCDで聴いてるよりあの武道館の映像のほうが頭に残ってるんだろう!そうに違いない!(勝手な決め付け)

かえすがえすもこれが会員限定で映像に残らないのがつらい…!白シャツのROMANTIST TASTEを後世に残しておきたかった!つーか自分が見たかった!また武道館であの振りができる日が来るなんてなあ!

I WANT YOU I NEED YOUと黄金バット、39108のなかでは割とやってる方の曲とはいえこれも久しぶり。I WANT YOU〜で「おにぎり握るように愛してください」と歌ってたのと、「108つの欲望潰してきたけどまだまだ足りない」って歌ってたのが今のモードを象徴しているようで印象的。足りない、って潰し足りないってことなのかな、まだまだ煩悩が足りないってことなのかな。どっちも今歌詞を書いたらこんな風になりそうだな〜という気がしました。

Next Innovation、リバティーンと割とあたらしめな曲な続いたので(といってもリバティーンはそう新しくもないのか)、古い曲祭りってわけでもないんだなーと思っていたところに待ってましたFallin’ Fallin!!やーこれ嬉しかった!これ歌うとき「名前なんてないぜないぜ吉井ロビンソン」って歌ってたな、と思ったらまさにその通り歌って、やおら誰もいない北側の客席のほうを向いて手を振り、元気かい?と言った。いいシーンだったなあ。そして、私も嬉しかったけどみんなもこの曲嬉しかったんだな〜、めっちゃ盛り上がってる!と思ってたら、曲明けのMCで吉井自ら「あれだね、フォリフォリは意外と盛り上がるねw」うんうん!私もそう思ったお!「これからもっといっぱいやりますw」わーい!

フォリフォリに限らず1st2ndの曲は今やるとまた違った盛り上がりを見せる曲が多いと思うので今後も折を見てセトリに差し挟んでいってください(土下寝)

ここのところツアーでは最初のMCとラスト以外はあまりMCらしいMCをやってなかったので、会員限定らしく(?)結構フランクなMCがあったのもちょっと新鮮でしたね。しかし、今年の夏はいっぱい夏フェスにも出させてもらって…(いっぱい?か?)と話し始めたのに「あっ違った。夏フェスの話関係なかった」(てへぺろ)(してたかどうかは知りません)ここが吉本なら全員がズッコケてるねというようやgdgdトークどうもありがとうございました。しかもこのあとビタイチ夏フェスの話出てこなかった。なんなのよー!気になる木ー!

気を取り直して吉井ちゃんが話したかったのは自分にとっての歌謡曲を見つめなおした、みたいな話でした。今度のベスト盤にも収録されている「朝日楼」はどこかでこの日やる、みたいなことを言っていた気がしたのできっとそれをやるんだな、と思っていたら本日二度目のまさかまさかのイントロ。
夜明けのスキャットでした(どーん!)
ギエエエエ!なんつー!なんつー!いっやあ…これが聴けるとはまったく!思ってなかった!です!そして脳裏に浮かんでくるあのTVKで撮ったPV(もどき)。確かに冬のイメージよね…そして昔よりも一層歌いあげる吉井の声にうっとり。しかしウブもまさか自分が夜明けのスキャットのギターソロを弾くことになるとは夢に思っていなかったに違いない…かっこよかったよ!ウブ!

そしてここで出ました「朝日楼」。福岡おでんで聴いた人たちが皆絶賛されていたし、もちろんこれがハマらない吉井和哉など吉井和哉であって吉井和哉でない、ぐらいには思っていたので念願かなった嬉しさとともに、吉井の女唄の間違い無さ、ほんと揺るぎない、ということを改めて再確認。やっぱりこの人の中にはどこか女性性が根強くあるんだよなあ。

そしてこのアウトロから間髪いれずに始まった「シュレッダー」。この中盤の女唄の流れはまさにこの日のライブの白眉といっていいのではないでしょうか。間奏にはいるところでがっくりと膝をついた吉井は、そのまま両手でマイクを手に持ち歌い続けた。「神様に会ったらこんな風に言うんだ」、その歌詞もあってまるで祈りを捧げているように見えた。最後まで膝をついたまま、アウトロの間中ずっと頭を垂れている姿は、どこか少年のようにも見えた。

「Don’t Look Back in Anger」。これ、07年の吉井武道館のときにもシュレッダーからのつながりでやってたんですね(自分のレポを見て思いだし)。これも今回ベストに収録されるということで、本当に誰に足を向けて寝たらいいんでしょうか。オリジナル詞のカバーに許諾をくださるなんてありがたい以外のなにものでもない。

このカバーをやってくれてた07年のライブのときにも、吉井が97年の10月はどうしてましたか、なんて話をした後でこの曲をやったりしていて、まあそれで赤子の手をひねるようにカンタンに泣かされていたもんだった。でもこの日はその97年の10月のことよりも、ぜんぜん違うことを考えていて、そして違うことを考えてはいてもやはり涙を抑えられなかった。君が大事にしているものほどこれからもさらに奪われていくだろう。でも生きていかなくちゃなあ…。

ここからは吉井さんお得意の畳みかけタイム。結局ツアーとかぶったのはVSからHEARTSまでの4曲だけで、やっぱりこういうタイミングが大事なシークエンスはある程度積み重ねてきた楽曲の方が気持ちいいんだなーと思いました。それにしてもロックンロールのメソッドはライブで聴くとほんっとかっこいい!フェイクもいれまくりでよかったわ〜。曲終りで後ろにさがってタンバリンを自分でポンと上げて見せてからの点描のしくみ。やー吉井のタンバリンってほんと鬼に金棒…!そしてあのレーザーの照明は大きな会場であればあるほど映える!でもアウトロで終わりを間違えて、じゃん!って手を広げたらもう1小節残ってた、ってのは点描でしたよね確か。あれもうほんとバカかわいかったわ…w

本編ラストはHEARTSで、緑の草原(とか公園とか遊園地とかいろいろ仰ってましたが)に観覧車があって、その観覧車にだんだん雪がつもって動かなくなって、でもその雪がとけてだんだん回り始めたような気がします、と。この武道館の国旗の下で再生の歌を聴いてください、というようなことも言っていたかなあ。うろ覚えで申し訳ない。

全然関係ないけど私は実は観覧車の写真が大好きで、それも人の来ない、さびれた感じの観覧車の写真が好きなんです。tumblrでもよくrblogしたりお気に入りにしたりしてる。なぜかというのは自分でもよくわからないんですが、あの実質のない巨大さ、それがもう動いていないというところが、なんだか恐竜のような、滅んでいく廃墟のような、なんともいえない切なさを醸し出しているからなのかなあ。吉井ちゃんの心の中にあったのはこんな景色なのかな。なんちて。


アンコールでは黒いシャツにお着替え。えらいぞ吉井、私はおまえのシャツ姿が大好きだ!(聞いてない)で、モバイルでもバレバレにバレていた(バラしていた)ようにバッカはやるんだろうな〜と思っていたので、鶴谷さんだけが出てきたときにあーバッカ?かな?と。それはそれで当たりだったんですけど、吉井和哉にもクリスマスソングがあって…しかしいかんせんクリスマスにライブがない!って去年青森でやったやん、とか思ったけどまあそれはそれとして、べつにクリスマスじゃなくてもやればいいじゃないかよう。クリスマス過ぎてるけどいいよね、いいよね、って誰に聞いているのですか(いいって言うにきまってるし!)

そんな満を持して感満載だったにも関わらず出だしでいきなりトチる吉井クオリティよ…どうした!緊張してんのか!っていうか最初のMCでもそうだけど、「サプライズが」と口走って「サプライズな曲が」と言いなおしたり、「満月だからちょっとおかしいんです」と言われるまでもなく全体的に吉井のMCがふわっふわだった。だからまあアンコールでなんかあるんだろうなーとは思ってたんですよね。ほんとそういうこと隠し事できないひとだよ。

吉井和哉は星の曲が多い、と自ら仰って、あまりやらないけどでもこの12月28日のタイミングにははまる、むしろここしかはまらないと思うので!と星のブルース。バッカもそうだけど自分の中でその歌の季節(歌の中の季節とはべつに)っていうのが吉井さんのなかにあるんだろうな〜。

開演前のサウンドチェックのときに、アコギが出てきていたので「アコギだよ」「アコギだね」「どうする弾き語りだったら?」「なんというチャレンジスピリッツ」とか冗談で言っていたんですけど、心の中ではアレかもなとちょっと思っていましたエヘヘ。だから吉井がアコギをじゃーん、って弾いてリアクションが少ないとみるや重ねてじゃーん、キャーきたきたきた!そういえば途中で今年の汚れ今年のうちに!つってたもんね!予測はついていてもやっぱりうれしいブギウギのイントロ!

今回の犠牲者は淳吾くんと佳史さんだったんですが、淳吾くんもきれいにまとめてきてて吉井に「おまえは振られるってわかってて準備してきたな!やっぱり腹黒だ」と決めつけられてました(ひどいw)。そして芸達者佳史さんは「長渕剛さん」と紹介されナガブチのテイでおそそを歌わされるという…しかもそれをやり遂げるという!いやーもう笑ったわ…!あの「セイ!」でほんと腹筋死亡寸前。吉井も笑い転げて床に倒れこんでたんだけど(でもギターはちゃんと弾いてたね!えろい)(間違えた、えらい)、歌い終わった佳史さんも倒れこんでて、しかもふたりして床をごろごろ転げて近づいていったあげくなんか顔近付けてしゃべってましたね。なんだこの仲良しさんめ!いやあんまり近づけるからちゅーしたのかと思ったYO!

最初のROMANTISTもだけど、このアバンギャルドもやっぱりザ・武道館な感じのする曲だよなあ。吉井の言葉を借りれば年末の武道館に相応しい曲。私この日の席が南東の、ここまで後ろの席に来たのはイエローモンキーのメカラ9以来か、という席だったのですごく国旗が近かったんですよね。だからなんとなく、国旗と吉井ちゃん、みたいな感じで眺めているときが多くて、それもあってなんだか感慨深くなったりしたなあ。

そのあとのFINAL COUNT DOWNでお馴染みの客電一斉点灯になって、観客が両手を振り上げている姿を眺めて、まあこれは個人的なセンチメンタリズムにほかならないけど、来年の年末は武道館ではないし、吉井さんのワンマンをここで見るのはしばしお休み、ということになるかもしれんのだなあ、という感慨に浸ってしまった。この7年ぐらい、すくなくとも1日は絶対吉井さんを武道館で見ていたわけで、途中のMCで「3回も武道館をやらせてもらえて」と本人も言っていたけれど、なんというか、そういう「しばしお別れ」だからこそのザ・武道館な選曲であり演出だったのかな、なんて。

途中のMCで「人前でやったことのない新しい曲をやる」と言っていたので、そしてこの時点でそれがまだ出ていなかったので、ダブルはあるんだなって思ってたんですけど(スレたファン!)スタッフが慌ただしくセッティングを変えだしたのであーやっぱ誰か来るんだね、誰だー誰だーと悶々。つーか、吉井がすごく緊張しているように見えたので一体誰なんだよおおおお、とその緊張がこっちにも伝染した感じに…w

最後にやるのは血潮だろうなあというのはなんとなく予想していたのですが、スパニッシュギターがどうしてもぼくらだけではなかなか、ということで素晴らしいゲストをおよびしました、といって紹介されたのが沖仁さん!うわーお!私、夏ぐらいに放送されていた沖さんのNHKのドキュメンタリをたまたま見ていたんですが、そのときの番組がすっごく良かったんですよ…!すげーほんとにスペシャルなゲストだ、これは吉井も緊張するわ…!と思いました。つーか自分で「緊張するわー!」つってて笑いました。素直!

私は気がついてなかったんですけど、鶴谷さんもギター弾いてたんだってね!吉井もアコギ持ってたし、なんとギターが5本!すごい!というかこれ今後ライブでどうするんでしょうか!血潮の歌詞は来年の社員手帳に書いてあるので(吉井がどこかにあがってるって言ったけどもう知らん人おらんじゃろ…)すが、こういう曲になるとは想像していなかったな〜!

今日の一曲目は一番古い歌、最後に一番新しい歌、と言われて、ああそうかー!なるほどなあ、と思ったけど、時系列の吉井和哉、という感じでもなかったですよね。ustで言っていたSADEをやらなかったので、それはちょっぴり寂しいですが、そこは次のツアーに期待しておきます。でもって、メンバー紹介でなんとなくウブちゃんが次のツアー参加しなさそうな雰囲気だったことに地味にショックを受けています…ウブたん…!

最初をROMANTISTにしたのは一番古い曲、というのもあるけど、やっぱり武道館にすごく似合う曲だからっていうのもあるんじゃないかなあ。変な話ですけれど、アンコールでの吉井さんの妙な緊張が伝染しちゃったというのか武道館といえば、な曲を、つまりASIANをやったりしたりして、ってことを考えたりしてました、お恥ずかしい。あのアバンギャルドのアウトロのあとに「あかつきにー!」って言い出したらどうしよう、いやどうもしないが、うーんうーん。すげえ一人上手。

最後に客席をバックにみんなで写真を撮って、そのあと吉井一人だけで写真をとって、そのあとに国旗を見上げて敬礼したのを見逃さなかったよ私は。前日に国旗の写真をモバイルでUPしてくれてたのも、吉井さんなりの感慨だったのかなあなんて勝手に思っています。アンコールのアバンギャルドあたりから、私は心の中で武道館にありがとうを言い続けていたというか、ステージを見るより武道館を見ているという気持ちが強かったかもしれない。武道館に限らず、私は劇場でもなんでもすごくハコに思い入れるたちで、それはいいことばかりではないとわかっているつもりなんですけど、まあそれが自分というものなのでしょうがないです。

でも、来年はないとわかっているからこその特別感というのは確かにあって、だからこそのライブだったなあと思いますし、それは私にとっても、恐らくは吉井さんにとっても気持ちのうえですごくメモリアルなものになったんじゃないかなあと思うんですよね。来年は来年でまた新たな一歩だからもちろん特別な思いがあるだろうし、そういうものを積み重ねていきたいのかな、吉井さんは、とぼんやり思ったりしました。そういう、常にとどまっていない、というのがやっぱり似合う人なんだなあって。

来年は年明け早々テレビも出るし映画もあるしベスト盤もあるし、がんがん表に出てくる1年になりそうですよね。いっぱいいっぱい新規開拓して、そして次に武道館でやるときにはもっと大きくなって帰ってくるにちがいない。そうしたらあの桜舞い散る九段下で、きっとまた会いましょう。

17:57 | comments(13) | -

斉藤和義弾き語りツアー“十二月〜2012”@名古屋市公会堂レポート

せっちゃんの弾き語りツアー行ってきました〜!場所は名古屋市公会堂!今年で築82年だそうでございます!ライブの途中にせっちゃんが教えてくれたん。せっちゃんが何度もここイイね、初めて来たけどいいコヤだねと言ってくれて嬉しかったな〜。私もここはエレカシで1回来ただけだけどすごく雰囲気があって好きなんですよー。日比谷公会堂と似てるってせっちゃんが言っていて、調べたら1年違いで建てられた建物らしいですヨ。

弾き語りライブの参加が初めてだったので、着席のままなのかそれとも立つのかどうなんだろう、様子見しながらいこう…と思っていたら着席のままじゃった。正直た、たすかる!と思ったとか内緒の方向で。でも途中でせっちゃんからも「座ったままでいいの?みたいな空気になるけど座ったままでいいよ〜、途中でちゃんと立つとこあるから」と親切設計なアナウンスもあり。この会場、一階席の椅子が交互に組まれているので前の人の頭が邪魔になりにくいのと、ゆるやかに見えてけっこうな前下がりなので着席だとステージにいるせっちゃんの足元まで見えるのがすごく良かったです。

以下思いつくままに曲名含むメモ書きです! 

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01:23 | comments(9) | -

吉井和哉.HEARTS TOUR 2012@大阪城ホールレポート

不思議と、ツアーのファイナル、という感じも、年末恒例、という感じも薄いままでこの日を迎えたのは、やっぱり28日の武道館が控えているからなのかなー。吉井城ホールではなくツアーのファイナルだし、でもまだ28日があるし、という。しかし吉井さんは先日アニーと出たustで武道館のセトリを「3曲ぐらいしかかぶってない!(ドヤァ)」と公言されていましたのでもちろん年末はまったく違うものになるだろうと思うのですが。

私が今回のツアーで参加するのは3本目なんですが、なんかあっという間に時間が過ぎた気がしました。えっもうビルマニアなの!?もう終わるじゃん!とびっくりした。それまではあまり意識しなかったんだけど、WEEKENDERのときにピッチ早いなーと思ったのでそういうこともあるのかしらん。

セットリストは結局、新潟の初日でPainが消えたのと、2daysのところは熱帯夜の代わりに太陽が燃えているが入ったぐらいでほとんど変化なかったみたいですよね(違ったらゴメン)。いや、新旧新旧の構成からしてもぽいぽい変えられるものではなかったと思いますし、それぐらい練られたセットリストだったということなんだと思います。

カメラ用のレールが前と真ん中と2本も敷かれていて、最初はモニタ用かと思いましたがモニタにしちゃ金かかりすぎてるよね!と思ったらMCで吉井さんも「売るかどうかはわかりませんが金がかかっていることは確かです!」言うてました。だからきっと売るんでしょう(笑)城ホールシューティングしたやつとかあんまなかったんじゃない?

しかしせっかく撮影しているのにちょっと歌詞のミスが気になったのがざむねん…!点描のときとか吉井さんもちょっと笑ってなかったか(笑)あとTALIの入りも一小節遅れた(のでバンドが合わせた)ように見えたんだけども。

しかしこの日はあの全体としては神がかりに近かった名古屋でも唯一むーん、となっていたノーパンが自分の中で花丸つき合格点だったのでうれしかったです。膝をついてくるやついいねいいね。その姿勢でストロークする姿のかっこいいことったら!ここのところマイクスタンドの小道具化が著しく、スタンドプレイが大好きな私にはまったくもってありがたい時代がきたもんです。熱帯夜のときにカモン大阪〜!でジャケットを絶妙のタイミングでぶん投げたのもアガったなー。野生にかえりましょう!はやっぱり嬉しい。あと点描の間奏部分でのタンバリン、吉井とタンバリンと書いて鬼に金棒と読むぐらいの鉄壁の小道具ですけれど、それに加えて大阪―!とコールしたあとの叩きっぷりとか鬼のかっこよさだったわ…(ぽわわん)

左右に三分割のモニタがあって、1枚として使ったり3枚とも使ったりいろいろでした。それほど大きくないので3分割で使われるとちと小さいなーという印象。よかったのは母いすゞのときにモノトーンになったこと。あれはほんとそのまんま切り取っても絵のように美しかったよなあ。

12月頭の福岡で、来年の12月28日は福岡だよーということがすでに発表されているわけですけど(しかも会場もおおきめ)、ということは来年は吉井城ホールもないんだろうなーと勝手に思っていたんですよね。28日の集客を考えてもそうするんじゃないかなあと、これは私の予測だったんですが、この日のMCを聞いていてやっぱりやらないんだろうなと改めて思ったところもありました。そういう布石を端々で打っていたような気がしたんですよね。

私は今ツアーの武道館には行っていないんですけど、ひとさまのレポで武道館を「自分の家のような」と語ったというのは耳にしていて、この日の城ホールでもそれに近いことを吉井さんが仰っていたので、ということは、つまり、と思ったんです。

毎年毎年吉井城ホールなんておそれおおい名前をつけて、こうしてステキな皆さんと過ごせることがとても嬉しい。ソロになって吉井ロビンソンの頃はこんな大きなところでできなかった、吉井和哉という名前でやっていくことになって初めてこのステージに立ったときのことはだからとても思い出深いです。大阪に育ててもらったようなところがあります、と。

このMCを聞いて思い出すのはどうやってもあのMY FOOLISH HEARTツアーでの最終日、アンコールの最後で吉井が「カバーをやろうか」と言って始まったバラ色の日々のことしかないわけで、あの時は自分の感情で手一杯だったけれど、今振り返って思えば、きっとあの時吉井さんもこわかったんだろうなあなんて思いを馳せてみたりしました。ファンもアーティストも昔の、吉井さんの言葉を借りれば「残骸」に囲まれて、まだ途方にくれていたころだったなあと思う。今そう思えるということは、もうその時のことすら「思い出」として語れるようになっているということなんだなあ。

もちろん来年のスケジュールのことなんか吉井さんのみぞ知るの話なのでこれは私の勝手な妄想と言っていただいていいレベルのことですが、でも「これからもよろしく」だけではない、「今までありがとう」の気持ちも詰まったライブであり、吉井さんの言葉だったように思えました。

今回のツアーは選曲からしても構成からしても「これまで」をすごく意識させるライブだったと思うので、「新譜のようなベスト盤」を発売してからの来年のツアーはどうなるのか興味津々です。なんとなく本に喩えたら今上巻を読み終わったような気分なので、続きを早く読ませてくれないかなあ、というところ。次のツアーも初日に伺う予定です。楽しみ!

18:36 | comments(4) | -

わかっちゃいるけどやめられない

コバワー!吉井さんがモバイルで言っていたMOVIEとかいうのがなんのことかまったくわからなかった方、ぴーとです!
ガラパゴスで見られないのはまあわかるにしてもPCの方でも見られないって不思議…という気がしますがもしかして見られるんですかね?私間違ってる?

そうそう、このところリリースとかなんとかニュースが多くて紛れてましたがYOSHII CINEMASっていうのがあるんですよね。吉井ちゃんのドキュメンタリーを全国の映画館で!ワオ!そして東京の上映館が3館なのに愛知県安定の4カ所配給…ありがてえありがてえ。1月11日からですが、その頃にはきっとホビットも落ち着いているころでしょう(完全に個人的事情)

さて歌っている歌詞が違うように聞こえる「空耳」というやつはもはやすっかり市民権を得ていると言ってもいいと思いますが、この空耳とは似ているようで違う、「正しい歌詞がわかっているのに違う歌詞で歌っちゃう」現象、みなさんにはありませんか。私はあるんです。きっとみんなもあるだろう。あるはずだ。あるといいながある。

例えばですよ、今をときめくAKB48の「ヘビーローテーション」。彼女らに全く明るくない私でもさすがにこの曲ぐらいは(サビぐらいは)聞き及んでおりますし、ここまで街中にあふれるとついサビを口ずさんだりもいたします。そしてその時決まって

「だんだん舞ってるニュービーズ」

と歌ってしまう自分がいるんですね。いや知ってます、ガンガン鳴ってるミュージック。それが正解です。知ってます。しかも音は全音ニアミスだけど一文字も合ってない。すごくない?(誰目線か)

先日配信開始されたHEARTSがあまりに名曲なので思わずその場で歌詞の書き起こしなんか始めてしまい、ふむふむいやー吉井ちゃんいい歌詞書くなコノヤロコノヤロとか悦に入っていたのですが、これを自分が鼻歌で歌う時にほぼ百発百中

もうすぐ四月のバスが来る

と歌ってしまうおれがいるわけです。四月のバス。なんの比喩か。あとこれは2回に1回ぐらいですが「マイナス100℃」とも歌います。もはやわざととしか思えない。氷点下にもほどがあるわ!

あとHEARTSの歌詞については誰もが一瞬立ち止まったであろう「スタバ」問題ですが、何回聴いてもスタバに聞こえます。スタバでいいんですかねやっぱり。似た音で何かないか何かないかと考えてみたんですが「蔦葉」ぐらいしか思い浮かびませんでした。意味が…わからねえ!(ジョジョ風に)そんなこんなをしているうちにもはや「翼の横に昇る朝日」と歌うようになってしまいましたヨ。

血潮の歌詞は手帳のカバー剥いだとこに書いてあったけど、早くHEARTSの歌詞も公式に出ないものでしょうか。だからってこの空耳ならぬ空歌が直るというわけではないんですけどね、ええ。それにしても「どこにも行かないでくれと書かれたニュースペーパー」とは改めてなんつーパンチラインでしょうか。惚れるぜ。

17:04 | comments(10) | -

すべてのバランス

吉井ちゃんがモバイルで「明後日重大発表するよー明日は予告だけ!」とか言って、ほんとにオマエは黙っておけんやっちゃなあ、と思いつつ、でもこんな予告するんだからどうせ重大発表じゃないだろうとか思ってました申し訳ない。重大発表でしたね。

ということでご自身でもモバイルで明かされているように、来年の12月28日は武道館ではなく福岡マリンメッセでライブをする、今後も12月28日は東京に限らず地方でもライブをやっていきたい、とのこと。

一番最初に正直な気持ちを書くと、12月28日が武道館じゃない、ということについてはショックを受けたというのが正しいです。それはこの下の方にあるエントリに書いた気持ちそのままです。本当に12月28日の武道館でなにもなかったら、それはなかなか抜けない棘のように自分に刺さっていただろう、っていう。

しかしそれは本当に個人的な、自分の得手勝手な思い込みと期待にすぎないので、東京ばっかりじゃなく全国のいろんなところで吉井和哉のアーティストとしての誕生日を祝ってもらいたいという吉井さんの気持ちや、もちろん今までいろんな事情で武道館に足を運ぶことが叶わなかった人たちが、そういう場を共有できる機会を得ることができるというのはどこにもゆがみのない、掛け値なしにすてきなことだと思います。

毎年の武道館ではなく、何年に一度かの武道館のほうがより特別感が出て楽しい年末になるかもしれませんし、もちろん、何年かに一度回ってくる東京以外での公演もよりスペシャルなものになるんじゃないでしょうか。吉井さんもきっと、その「特別な感じ」を皆で分け合いたいんじゃないかなあと推察します。

私自身は現時点で来年自分がどこにいて何をしているかもわからない(休みのスケジュールもわからない)ですが、その場所に行けたらいいなあとも思っています。

だからあとは自分で自分に刺さった棘を抜くか溶かすかしてやっていかなくてはいけないというだけのことで、つまりはまったくもって自分次第ということです。「いい意味での重大発表」を諸手をあげて歓迎できなかったことを自分でも情けなく思いますし、これが自分のゆがんだ思い入れゆえだということもわかっているつもりです。でも愛とはゆがみのつえ、まさにそう。これは私のゆがみの杖でした。

何も書かないでいるほうがいいのかとも思いましたが、それでも書いたのは、私にとって12月28日の武道館が特別だったという、いままでの積年の思いに免じて残しておこうと思ったからです。何を大袈裟な、と自分でも思いますが、私にとってこの日付とあの場所がなかったら乗り越えられないものもきっとありました。その思いに免じてたったいちどのなきごとをどうかゆるしていただきたい。

そして今何よりも思うのは、来年の年末にこの吉井さんの決断を心から祝えるようなすばらしいライブをしてくださることをただ祈るばかりだということです。

23:50 | comments(10) | -
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