sakura-blossom
<< June 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 | - | -

肯定と興奮

広島のライブが終わって、新幹線に乗るために拾ったタクシーの中で友人に、「この3時間の『生きてる』感がすごすぎて、現実に帰ってこられない」と私は言ったのだった。

広島でTHE YELLOW MONKEYを見るのは初めてだった。会場自体はユニコーンを見るために一度来たことがあった。アリーナの後方の座席で、1日目はそれでも結構開けた視界で見ることができたのだが、2日目はかなり限定された視界でのライブになった。

でもそれが、しぬほどたのしかったのだ。

ライブ中、球根から空の青のイントロまで、ヴィジョンが隠れて見えなくなるが、そのときの感覚が、遠くにいて、メンバーの表情とかももちろんわからないけど、でも最高に興奮して楽しんでいた過去のライブのいくつかをいちばん甦らせる瞬間でもある。こういう距離感で楽しむTHE YELLOW MONKEY、がわたしの中に基準としてあるのかもしれない。

あの、ステージで何をやってるか実際の所よくわからないのに、天井知らずにブチあがるこの興奮はいったいなんなんだろう。THE YELLOW MONKEYが解散してから、私はどこかでこういう興奮をずっと求めていて、でもそれはやはりどこか違って、何が違うのか、そういうことをつらつら考えてみたこともあったけれど、結局よくわからなかった。そして歳月が流れ、私はだんだんもう「あのときの興奮」の名残を自分の中に探すことが難しくなっていたとおもう。それは自分が過去の事実を美化しているだけなのではないかと思うようになっていたからでもあるし、さらに言えばそれを確認することはもうできないのだろうとどこかで思っていたからでもある。いや、思うようにしていたと言った方がいいのかもしれない。「確認できる日が来る」と信じ続けているのはあまりにも不毛で、逆につらいように私には思えた。

今年の初め、THE YELLOW MONKEY復活の予想と希望がネットを駆け巡った時、私はとにかく、次に来る波がなんであれ、それに全力で乗っかる、ということをかなり早い段階で決めていた。それが自分の求めているものではないのではないかという想像はもちろんした。周囲がどのように思うのかが気になりもした。けれど、ここまであのバンドのことをしがみにしがんできた、こういうブログをやってきた人間として、この波に乗らないのは、すくなくともこの波に斜に構えたような態度を示すのは、違うだろうとおもったのだ。

代々木で15年ぶりに彼らを見て、ほんとに15年の距離が一瞬でゼロになるって思ったし、こういうものが見たかったんだよ、こういうとこが好きだったんだよって何回も何回も何十回も思ったけれど、あの日広島で、遠いステージを見ながら、私は天井知らずにブチあがっていて、そしてこの興奮こそが、何よりも私が飢えに飢えていたものだったのだと気がついたのだった。

THE YELLOW MONKEYを見ているときに感じる、生きていることの肯定と興奮は私にとってはやはり得難いものだったのだなと改めて思う。

帰りの新幹線の中でTHE YELLOW MONKEYのライヴ音源をシャッフルでかけて聴いていた。メカラ7の真珠色、大好きなPearl Light Of Revolution。淋しがりは激しいジョークをほしがるのさ 君は素敵 空の上で始まるオーケストラ…。とつぜん、涙がこぼれて止まらなくなった。THE YELLOW MONKEYがかえってきた、かえってきた、かえってきた…

そんなふうにおセンチの花を満開に咲かせたくなるほどに、心からいいライヴでした。

広島との愛ある癒着が激しい民生せんせいの名曲(この歌詞には「興行」というもののすべてがつまっている!)のフレーズをお借りすれば、「きみんとこに行くまでだんだんすごくなるよ」のまさにいま、途上!これからきっとどんどんすごくなるにちがいない、これから続いていく、ということの代えがたい喜びを、この先いろんな会場で実感できることが、なによりも楽しみです。

 
23:59 | comments(8) | -

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016@広島グリーンアリーナに行ってきたのよ

今回のツアー西日本とっぱちの広島!行ってきました。お好み焼き食べて広島と民生先生の愛ある癒着ぶりを噛みしめてあなごめし食べて満喫しまくりマンだったよ!遠征たのしい!以下、例によってネタばればれのメモ書き!

・代々木も長野も思ったけど本当に男の子増えたよね〜、男の子って言うか、男性というか、それも男性同士二人連れ、というのを良く見る!これはあれなのかな、バンドが活動していた時から気になってたけどいろいろ自意識の塊が邪魔して素直にライブに足を運べなかったボーイたちが満を持してって感じなのかな(勝手な憶測が過ぎる例)
・とにかくまず特筆しておきたいのは広島2日目の吉井のビジュアルがどちゃくそ好みだったってことです!メイクをばっちりしてたってこともあるし髪型がキマッてたってこともあるけど
・これは言い過ぎだって自覚しながら言いますけどちょっと追憶の銀幕の時を…あっごめんやっぱり言い過ぎました
・セットリストは代々木と変わらず!どこかで変えてくるのか(宮城あたり変えそう〜)(勝手な予想)、それとも基本固定路線でいくのかどっちなんだろ。なんか、パンチのツアーの時にぐんぐん変えまくっていた印象がまだ残ってるのでずーっと同じということはないのではという気もするのだけども
・しかしセットリストが変わらずとも楽しさが倍々ゲームで増えていくというこれぞTHE YELLOW MONKEYのライヴ…!
・吉井が1日目に「また来年も(広島に)来ほうがいいのかね?」とか「もっとちっちゃいところでもやって、おおきなところでもやって」とか言い出して、それに観客が歓声で応えると「ほんとに来てくれるぅ?信じるよ?」ってのを2度ほど繰り出していた
・「信じるよ?」て…
・100%こっちのセリフや!(ぴーとさんの中の輩が目覚めました)
・1日目のSUCKのときに「こんな男ですいません、生まれてきてすいません」とか太宰台詞をドヤ顔で決めながら言うてましたけど、でもって「こんな男だけど、これからはTHE YELLOW MONKEYに人生を捧げます」っていってましたけど、
・信じるよ!?
・っていうかこの15年亡きバンドの欠片を縁に生き延びていたわたしたちまだ信用されてないのかよー!吉井のそういうとこ好きだけどねー!(好きなんかい)
・そういえばALRIGHTの「ひとつに集めて」、1日目は半分客席に託してくれたんだけど、途中で「あっまだだめか」と思ったのか吉井が引き取り、2日目はハナから託してもらえなかった(笑)くっそお、さいたまあたりではなんとかいけるんじゃないかと思うんですけどぉ〜!
・あのスクリーンに出た言葉は1日目が「最高の出会いを感じていますか?」で2日目が「ひとつに集めましょう。」2日目の結構なドラゴンボールみ
・2日目の吉井は結構歌詞忘れがあったんだけど、中でも突出してたのがA HENとカナリヤ。A HENはえっそこ間違えるって新しいな…?っていう感じだったし、カナリヤは「そこには悲観が転がっていた」がすっとんだ。つまり「先には小さな花が咲いていた」×2になった。新しい(感心している場合か)
・しかもA HEN(か、FINE×3)でエマがギターソロでフレーズが吹っ飛ぶという。思わず「エマ!?」って声に出たわ。間違えたっつーか、すっぽ抜けたというか。
・しかしそんなあれこれをも吹っ飛ばす格好良さに「うむ、かまへんかまへん!」となってしまう俺なのであった
・空の青は中盤のハイライトだけど、広島は両日ともアウトロで吉井が客席に背中を向けて手を広げていて、それがまーほんと…きれいだったんだよな〜。美しいというか、なんというか、あの撓った背中や腕やはだけた胸元とかほんと、きれいで、はー、ばかみたいだってわかってますけどちょっと天使みたいだね…と傍から見ると完全に痛い子ちゃんなことを思ったりしたのであった
・そうなのよ、会場内の気温が結構高めだったんじゃないかと思うけど、1日目の吉井はかなりシャツをはだけさせていて(もうちょっとで肩脱ぎになるのでは?ってぐらい)それがまー奥さんえろいえろい
・広島はほんと全般的に吉井のエロさ炸裂してたと思う
・エロといえばSUCKですが(直結かよ)、1日目のリボンタイでマイクをお包みしてしずしず膝歩きでエマに近づくの面白かった。面白かったけど、なんか初めてTHE YELLOW MONKEY見ますみたいなコが結構周りにいたので「あっ、なんか、ごめんね…!」みたいな気持ちになった。大丈夫すぐ慣れるから…!(フォローになってない)
・そんなファンの気持ちはどこ吹く風の二人はギターのトグルスイッチを上げたり下げたりいじりまくってよろしくやっていたのであった
・個人的には2日目の笑いが少なめの絡みのほうが好みですね(真顔)
・というかトグルスイッチのカバーをくわえちゃった吉井に「ぺっしなさい」みたいな顔で手を差し出すエマ保護者みある…
・あとなんといっても2日目に吉井、鶴ちゃんのメンバー紹介飛ばしちゃった事件ね!もうめんぼー紹介とかジョンソンめんぼーとか言ってる場合じゃない!
・私たちはもちろんエマのあとに吉井が「オンベース!」と言った瞬間に「は?」となっていたのだが、これがあえてなのかなんなのか、ヒーセのあとで戻すのか、それとも時間が押しがちだからそういうテイにしたのか、とぐるぐるしたわけですが、最終的に単に吉井が間違えたてただけだったっていう…ヒーセ結構動揺したんじゃない!?
・ブリリアントのキーボードソロの前に「キーボード鶴谷崇〜!」っていちおう罪滅ぼし的なコールをしていた吉井ちゃん。宮城では「鶴谷の紹介を2回やる」とか言ってました。でも終演後ステージからハケるときに鶴ちゃんの肩をぐっと抱き寄せて頭にちゅってキスしてたのすううごく絵になっててかわいかったのでゆるす!
・SUCKのメンバー紹介、広島ではなぜかエマを「うちの阿部寛」と呼ぶのがブームだったらしく、重ねて「うちのテルマエロマエ。エマノマエ。エマノウシロ」などと言いながらエマの前に出たり後ろにかぶったりと中2か!みたいなことを嬉々としてやっていた。なんなんだ
・ヒーセを「僕の叔父にあたります」つったのはいつもの通りだけど、それに「うちの叔父と、伯母と、オバマ」とかかぶせてきてて時事ネタにも敏感な吉井ちゃんである
・ヒーセの紹介の時に世界中のサンダーバードを集めてリフィニッシュしちゃう…っていうのは代々木の時から言っていたけど、今持っているリフィニッシュした白のサンダーバードじゃなくて、本物の白を彼は手に入れると言っています、そのとき彼は初めて本物の僕の叔父になる、とか高らかに宣言してましたけどほんと何言ってんだって感じで最高ですね
・さらにヒーセは酢の物がきらい、もずく酢きらい、ちらし寿司ファック、でもにぎり鮨最高、とか笑いました。笑いました。
・っていうかホントこれ毎回言いかねないけどヒーセさん…かっこよすぎない!?ジャガーの曲の時の淡々としつつもゴリゴリくる感じも好きなんだけど、最近の一番のお気に入りは空の青のときのね、あの屋台骨を支えるベース…!まじ抱いて!案件すぎですしおすし
・吉井が「いいんだよ?ロビンって呼んでいいんだよ?」つったのSUCKの時でしたっけね。なんか、これニュアンスを文字で伝えるの難しいんだけど若干調子に乗った感がすごくてコイツメ…!ってなったんだよな(笑)「ロビンが難しいならモンキー吉井でもいいんだよ?」呼ぶかーい!
・2日目は全体的にアニーのスピードがちょっと前のめり感があったのも私のツボだった要因のひとつのような気がする
・でも見てないようで見てるはもうちょっと早くてもいい。っていうかもっと早くてもいい。見てないようで見てるへの期待値の高すぎるわたし
・アリーナ内の看板をただ、読む!(マンション管理は〜を何回言うたか)という新しい煽り。でもただ、読み、そして「見えてるぜ〜、見てないようで見てるぜ〜」につなげるのちょっとうまいとおもった
・2日目に「宇宙でいちばん愛してるぜ〜!」の煽りが入っていいだけきゃあきゃあ言ったわたしだ。あの、アンタあの子のなんなのさ!のところね!
・ラブショーのとき、エマとアニーがニッコニコしながら向かい合って左右に首振ってわっちゃわちゃしてるの鬼カワだったよね…なんなんだよ菊地兄弟…SUKI…
・アニーなめのカメラがあるおかげでアニーを見るエマをばっつり見られるの本当にGJとしかいいようがない
・1日目、私のとなりで見ていた男性が、バラ色のときに、それまでも本当に楽しそうにライブを見ていらっしゃったのだが、バラ色のあの吉井の「ビューティフォー!」の叫びで、なんというか堰を切ったかのように泣いていて、泣きながら、大きな声でバラ色を一緒にうたっていた。それが本当になんというか…万感胸に迫るというのか、このひとがこの曲に対して抱えてきた思いというか、そういうのを目の当たりにしたような気持ちになって、これは完全にもらい泣きしてしまったのだった
・いや、妄想乙と言ってくれていいよ
・1日目のJAMのとき、吉井が「俺たちの最高のロックンロールを」と言ってくれて、あの「俺たちと君たちのロックンロール」という形容が大好きだったわたしはそれだけでちょっと浮き足だつほどうれしかった
・ALRIGHTでのあのペンライト、長野のときにも最後のJAMで結構点灯しているひとがいて、その時は正直「せっかく赤い照明なのになー(そして赤い照明が世界一似合うバンドなのになー)」と思ったりもしていたのだが、広島のときはその前の「俺たちのロックンロール」に気を良くしていて、いいんだ、この曲はおれたちときみたちのロックンロールだからな、だから好きにやんなよ、という気になっていた私なのである
・ま、そもそも、こういうものを売ってる時点で(注意書きも一緒に配布されているとはいえ)、これを強制的に止める手段はないだろうよと思うので、だったらもう前向きに捉えたもの勝ちかなあとおもっています
・そういえば吉井が2日目のMCで「THE YELLOW MONKEYを表す形容詞はいくつかあるけど、まあ1番は『エロい』だけど、その中に『絆』っていうのもこれからは感じてもらえればって言ってたな
・メンバーと、そして自慢のスタッフと、こうしてこれだけたくさんの人が集まってくれて、世界で一番幸せな再集結じゃないかと思ってます、メンバーも全員、一生THE YELLOW MONKEYのメンバーでいてくれるんじゃないかと思う、とも
・まったくもーーー
・信じるよ!?(秘技!信じるよ返し)
23:52 | comments(2) | -

JAPANだもの

みつを。
発売日に買いに行きました。久しぶりにJAPAN買ったよ!相変わらずカドで殴ればウマをも倒すみたいな重量!うそ!そこまででもない!
全員揃ってのインタビュー読んで、瞬間瞬間で、15年間がなかったような感じとか、わーやってる方がそう思うなら見てる方もそう思うはずだよねーとか、ALRIGHTがあってよかった、一番気持ちいいって、わーやってる方がそう思うなら見てる方もそう思うはずだよねーとか、別れの曲が原点になるってありがたいって、わーやってる方がそう思うなら見てる方もそう思うはずだよねーとか、まあなんしか、わーやってる方が(以下略)ってことを思いっぱなしでした。思いっぱなしでした。あとエマとアニーの喋る量が昔と段違い。特にアニー。初日自分たちがTHE YELLOW MONKEYなんじゃなくてTHE YELLOW MONKEYのファンみたいになっちゃってたって話に、「あっ、はい、そうでした!」って賛同するとこ大好きだわ。あと「おじいちゃんがいくらリハビリしてもおじいちゃんなんですよ!」とか。名言出ちゃったね!

いや、しかし、私はなによりもこれ最初に読んだ時に頭に浮かんだのはね、おかえりなさいでも、ありがとうでも、これから楽しみでもなく、
だから言ったじゃん!!!!!
ってことでしたよ。いや、いや、わかってる。みなまで言うな。こうした歳月を重ねてきたからこその今!わかってます。しかし、吉井が代々木の2日目に「解散してなかったような気持ち」とか言い出した時、この人なに言ってんだ…(解散してたよ…)と割と真顔で独りごちた私なわけですけども、なるほどね、このインタビュー読んでそういう心境だったのかと得心、得心しましたよ。

「だってジャージでやっちゃってたんだよ?」「まず僕が一番反省しなきゃいけなかったこと、それはものを大事にするってこと」いや、山崎さんでなくても「あ?」って言うよ。言いますよ。極めつけが「(フェスで)歌詞うろ覚えのやつとかやんないですから!変な新曲のカップリングとか交ぜないからだいじょぶです!」
こるぁあああああ!!!
こるぁあああああよしいいいい!!!!
どこのネバーギブアップの話をしとるんじゃああああ!!!!
ちなみに当時仮タイトルはMTVだったんじゃあああ!!!!!

ジャージじゃない、おまえらはジャージじゃないだろって言い続けてた過去の私、聞いたか?やっぱりあいつらジャージじゃなかったよ。フェスでリリース前の新曲ばっかり連打して最後にラブショーやって終わり、あっそれソロの時の話でしたね、いや最後のひたちなかとポップヒル、あの「工夫のないセトリ」(と過去の私が言っている)のことをついに振り返る時がきたんだよ、こんな素晴らしいグルーヴがあったのに、何を解散さしとんじゃ!って、そう言ってもらえる時がきたんだよ!!!

古くさく見えたって、痛いバンドはいいけど痛々しいバンドはいやだって、あのインタビューまだめっちゃ覚えてるよ、わたし。あのとき、くそう、くそう、そんな風に言いやがってって思ったことも覚えてるよ。わたしにとってはぜんぜんそうじゃなかったし、このバンドを古くさいなんて思ったこと、ないけど、でも私にはわからないことがきっとあるんだろうって思ってた。だって私は観客のひとりにすぎないんだもの。でも、私たちだからわかるってこともあったんだね。わかってたんだよ、待ってる私たちには、もうずーっとわかってたの。

今ねえここまで書いて(打って)、THE YELLOW MONKEYのことを「あの」バンドじゃなくて「この」バンドって書いていいんだってことに、地味に感動している…。もう遠きにありて思うものじゃないんだなあ。

七夕の日にメールを送るなんて、また一緒にバンドをやってくれませんか?なんて、どこのセンチメンタル大王様だよーまったくもー!しかも七夕!ほんと、THE YELLOW MONKEY年表1月8日と7月7日に大事件集中しすぎじゃない?でも、おかげで、七夕も嬉しい思い出に上書きできるんだね。

7月2日には地上波出演も決まって、フェスもひたちなかとサマソニが決まって、これで夏の予定はFIXなんですか〜!ねえねえ〜!っていうか、ひたちなか、雨なんか降るわけないとか吉井が言うので、いやそこは降ろうと降るまいと関係ないねっ!ぐらいの精神でおながいしますよ先生!じゃないと今から雨よけの儀式を習得しなきゃいけなくなっちゃうじゃないの〜!(出た過保護!)
23:58 | comments(9) | -

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016@長野ビッグハットに行ってきたのよ

ツアー2カ所目、通算3本目、地方公演1本目、の長野ビッグハット!行ってきました!長野県自体は吉井ちゃんの塩尻とか歌舞伎で松本とかわりと足を運んでたんだけど、長野駅に降り立ったのはひょっとしてパンチ以来…?いやそんなまさか…などなど思いながらの遠征でした。以下例によってメモ書き!曲バレしてるおー

・会場に入ったら紗幕はあるけどカウントダウンされてなかったので、「あっやっぱり(全会場定時開演のわけないよねーそりゃそうだよねーTHE YELLOW MONKEYだもんねー)」などと思った俺
・しかし開演10分前に諸注意のアナウンス、そして同時にカウントダウン開始!マジか!
・疑って悪かった、さすがTHE YELLOW MONKEY SUPERなだけある
・っていうかこれほんとに全会場定時だったらすんばらしい快挙だよ!
・そしてほんとに定時開演だった
・代々木ももちろん激熱でしたが、地方には地方なりの「待ってました感」がマグマのように渦巻いていて熱気すごかったです
・アリーナの後ろのほうだったので、あの紗幕に映る影の全景がようやくしっかり見えた!影の演出が大好物な私は大興奮
・あっ、セトリは代々木1日目と同じでした
・チェルシーのいつだって私が大好きな「あなたにもあげたい」のところで下手から上手に4本?5本?のムービングライトが走るの初めて気がついた!ぜったい吉井の動きをイメージしてくれてるよねアレ!(大興奮)(2回目)
・アリーナとはいえこぢんまり感のある会場だからかかなり気温があがってて、吉井のネクタイプレイも早々に飛び出してました。ネクタイプレイっていうか…リボンタイプレイ?
・しかし告白すると私がこの日一番長くロックオンしていたのは多分ヒーセであった…
・ヒーセの いぶしが 銀すぎて(イミフ)
・オラオラ感と渋みの絶妙なブレンド…特に淡々と弾く楽曲とかで魅力爆発してた…こういうときモニタ4分割マジありがたいよね…
・「ここでも言っておかないとね…ただいま。」
・記念すべき地方初夜だぜー!とか、こういうバンドですから、下ネタもそれなりに…(会場拍手)大丈夫なの!?性にはうるさい長野県でしょ!?むっつりが多いとも聞いてるぞ!?
・吉井の偏った知識の仕入れ先は誰なんだ せっちゃんか(濡れ衣)
・A HENの「子どもは針千本」であの仕草やってくれたー!あの、左手まくって、さすさすっていう、あれ!はぁ〜〜ん(ため息)
・A HENのときモニタにちょっと効果がかかるの良し悪しだよな〜、個人的にはこの曲全員かっこいいとこしかないからそういう効果を入れないで見たい気もするマン
・地方公演1本目にしてすでに「復活後最初の!」みたいな空気じゃなくて「ツアー3本目ですが何か」って空気になってるんだよなあ。なんなのあの当たり前感
・代々木1日目のとき、ホテル宇宙船のアウトロで吉井がやるハイキックにエマが2回だけ合わせてくれたのがあって、いいだけぎゃんぎゃん喜んだんだけど、2日目はエマすっかりあさっての方見てて合わせてくんなかったのよね(そこがまた、エマなんだけど!)。それを吉井がぶーたれたのかなんなのか、この日はちゃーんと今か今かと合わせてくれていた。あっはっは。
・でもエマのきまぐれで合わせたり合わせなかったりってのもかわいくて良いよね
・ホテル宇宙船で「かのうかのう!かのうしまい!」言うの気に入ってるんだね吉井ちゃん…w
・空の青のアウトロの時の吉井、いつもみたいにマイクスタンドに身を預けたりとかしないで、ずーーっと1点を見つめてた。かなり長いアウトロだけど、ほんとに視線がまったく動かない。モニタではアップでその顔が抜かれてて、なんともいえない表情をしてた。わかりやすい感傷でもないし、わかりやすい決意でもないし、なんていうか…人間の顔だったなあ。これだけの観客の視線を浴びて、音を引き受けて、ああやってそれを受け止める強さってすごい。この日一番印象に残ったシーンかもしれない。
・ALRIGHTの前の逆回し、あそこで出る言葉が代々木1日目、2日目と違ったのでもしや全日違うのか?と注目していたら!違いました!
・長野1日目は「熱く燃えていますか?」だった!
・私が行けない日の分もコンプリしたいので皆さん積極的についったとかで呟いてください!探しに行きます(笑)
・ALRIGHTの「ひとつに集めて」はできれば観客に託したい感じがするんだけど、吉井ちゃんまだちょっと様子見してるよね!さいたまとかではもうこっちに投げてくるような気もしてるんだけどもー
・SPARKからの見てないようで見てるは多分あとひと声!っていうか、あっもうすこしいける…!って感じがまだある。この2曲のポテンシャルこんなもんじゃないでしょっていうか。最終的に見てるこっちが這々の体になるぐらい踊らせてくれるはずだ!っていう
・例によって全部盛りのSUCK、本日も順調に尺を取っております!(満面の笑み)
・今日は吉井がエマのレスポールのトグルスイッチ(調べた)のカバー?をはむっとくわえたのが面白かったです。何がってエマの顔が最高に面白かったです。ちょwwwおまwwwなにやってんのwwwみたいな。しかも吉井がそのあと「ちゃんと見えた?大きい会場でも細かいことやっていかないとね!」とかどや顔でのたまっててウケました
・アニーのメンバー紹介のときに「この人じゃないとTHE YELLOW MONKEYのグルーヴじゃない!」って言ったのがなんかめっちゃ嬉しかった私だ
・エマは「THE YELLOW MONKEYの叶姉妹」って言われてたけどお気に召さず、最終的に「THE YELLOW MONKEYの官能小説」「ひとりで歩くラブホテル街」とか言われてましたね
・そういえばパンチのときラブショーでエマの肩を抱きながら「知らないホテルに行こう」つって歌ったんじゃなかったかなー(突然の回顧録禁止)
・ヒーセのとき、ひさびさ!「私の叔父にあたります」が飛び出した!わあ!思わず「久しぶりに聞いた!」って口走ったら後ろの人もまったく同じこと言ってて笑った
・でもって「おれは北区でおまえ足立区…」とか節つけててけとう歌詞で歌ってたら面白くなってきちゃったらしく「エレカシみたいだったな!」「く〜だらねえと〜、つ〜ぶやいて〜」と「今宵の月のように」を一節歌ったのでびっくりした!
・なんなの?ROOTS66で共演して親しみ感じちゃった?うれしいけども!
・ヒーセのソロの間もなんかいろいろぶっこんでたよー
・鶴ちゃん、先代三国よしたかよしたか、よしたかちゃ〜ん(白目つき)になぞらえて、「つるたかちゃ〜ん!(白目つき)」と呼ぶことにしたそうです
・ASIANは「あかつきにー!」でうおーー!!、電飾でうおおおおーー!!!、特効でうおおおおおおおおお!!!!!!!って感じにぶちあがっていくのがいいよね!
・そうだ!ASIANの最初のコーラス、ヒーセ側でエマとヒーセがマイクシェアしてたんだよ…めっちゃいい光景じゃった…
・ROMANTISTでね、終わらないためにキミのために、って歌ったの、うひゃあ!って喜んでしまった。もはや、「キミ」の方で刷り込まれすぎとる!
・ブリリアントの「爪で 皮膚で 指で 手のひらで」のとこ、モニタに腰掛けて当て振り吉井ちゃん炸裂だったんだけど、最初の爪、皮膚、指の差別化が極めて難しく難航していたことをここにご報告しておきます。端的に言うとずっと指をこすり合わせている人になっていた(厳しい!お前の見方は厳しい!)
・あとつけ加えるならば「腕で」で自分の肩をトントンしてしまったため、次の「肩で」でまた同じ振りになり、若干のラジオ体操みがあったとか言わないよ絶対
・(肩で、はクロスして自分の肩を抱きしめればいいんだよ吉井ちゃんとか言わないよ絶対)
・ラスト前の犬小屋。あのさ、ほんとこれ毎回同じこと言いかねない気が私の中でしてるんだけど、ほんと犬小屋の格好良さって特別だよね。ほんっとに、この4人じゃないと絶対にこうはならない、って格好良さの濃縮還元だと思う。「私の哀れな背中を見て」のときの吉井の顔、顔ったら、かっこよすぎて首がかゆくなったわ!もう!
・JAMのあとだったかなー?吉井ちゃん、モニタに向かってウインク決めてた。でもって終演後誰よりも縦横無尽にステージを歩き回り他のメンバーと絡むアニー。おお、アニー、アニーよ、ほんとにほんとにたのしそう!でもって最後にマイク通して〆たのもやっぱりアニーだったよ!ユー!味を占めたな!!

この日も「もうTHE YELLOW MONKEYは解散しない」って吉井は言ってて、まあでもそれを「わーーーっ!」って諸手挙げて受け止めてきれない自分がいるわけですけども(信用していないとかじゃなくて、なんつーんだ、そういう言葉に対して一種の恐怖感があるって感じです)、でも吉井が「国宝級なんて冗談で言ってるけど、でも君たちの中で俺たちが国宝になればいいよ」とか、「俺たちはTHE YELLOW MONKEYの楽曲を演奏する人、君たちはTHE YELLOW MONKEYの楽曲を感じる人」とか、かつて名言製造機の片鱗もほの見えたりして、そういうのは掛け値なしに嬉しかったな。ちょっと不遜とも思えるような(注意してそうならないように気を配ってるところが見えるのが、歳月といえば歳月!)吉井ちゃんの発言が大好きなのよね、わたし。

長野2日目は残念ながら不参加で、どーしても1日目しか行けないけど、どーしても行きたかったのは、長野ビッグハットがやっぱり思い出の場所だったからです。98年の11月。まだ周りになんもなかったよなとか、そういうこと覚えてるんだけど、でも会場に入ったら思ったよりも小さくて、私どの辺で見てたんだっけとか思いにふけったりしていました。
こうしてひとつ、またひとつ、目詰まりを起こしていた思い出を指通りよくしてゆくんだなあ。それにさびしさがないとは言わないのだけど、でもその思い出を新しい「SUPER」で上書きできることがどれだけめぐまれた、ほとんど僥倖と言っていいことなんだってことは重々わかっているつもり。

THE YELLOW MONKEYが1998年も、2016年も、飛び切りかっこいいってことが私の幸せ。それを実感した長野でした。
次は、広島じゃい!
 
00:17 | comments(8) | -
1