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9999プロモーションラジオメモ FM802 & FM COCOLO(2019.03.27)

昨日のFM802とFM COCOLO(どっちも在関西)のラジオ番組に生出演したのを夜中に聞いてメモりながら「今関西にいるってことは明日の視聴会ほんとに全然でないのかな〜?なんか1曲ぐらいやりそうとか思ってたのに〜、そういうの得意じゃん〜(トラとウマを起こす発言)」とか思ってたら。

ら。

1曲どころじゃなかったってよ!!!!!!

全曲生演奏だったってよ!!!!!!!!!

 

いやーやってくれますね。やってくれる。そこにしびれるあこがれる。あとこの間追加公演発表になったけどあの人ら最後の最後まで今の武道館をしがんでしがんでしがみ倒す気満々ですわ。いやそれでこそだよ!!ニューアルバム発売まであと1か月!盛り上がってまいりました!ということで昨日の2番組のメモ書きUPしておきますね。今日この後FM802に視聴会後のインタビューが流れるっぽいのでそれもあとで付け足しておきますね。

 

◆2019.03.27 FM802 UPBEAT!(メンバー4人生出演)◆

・明日の視聴会を控えて今の心境。吉井「うれしいのとドキドキするのとあるよね、リアクションも気になるし。19年も待ったのにこれかい!みたいな。あっこういうこと言っちゃいけない、直さないと直さないと」アニー「いやそれがいいところじゃない」アニーのおさしみ…いややさしみ(今にして思えばそりゃドキドキするだろう!よ!っていうアレ)

 

・アルバムが完成して、できあがってみたらドキュメンタリ色の強いアルバムになっていたことに驚いているし、自分でも発見があるという吉井。「われわれもわかんなかったですもん一度聴きじゃ。ジワジワくる…エマ聴いてた?いま目つぶってなかった?」突然ぶっこまれるエマへのツッコミ。エマ「起きてるよ!いや午前中だから」どういう言い訳よ

 

・吉井「フォーナイン、さいだいげん?さいだいすう?」アニー「4桁の最大数」アニーのおさしみ。もうおさしみでいい。

 

・LAで輝いていた瞬間は?吉井「ヒーセは買い物でしょ」ヒーセ「そこで輝いてどおするんだよお」3人「いや輝いてたじゃん!いい買い物するともう顔が違う」吉井「深呼吸したカエルみたいな顔になってる」エマ「深呼吸したカエルの顔がわかんない…」そうねエマほんとそうね

 

・アニー「ヒーセはバロメーターだからね、ヒーセが元気だとTHE YELLOW MONKEY元気だから」ヒーセ「よかったフォローしてもらえて」なにこの優しい世界

 

・エマの輝いていた瞬間。エマ「これ言っていいのかな?フライングVの…」吉井「どうぞどうぞ」エマ「ぼくマイケル・シェンカーってギタリストが大好きなんですけど、メンバーの知り合いが偶然(マイケル・シェンカーのギターを)持ってて。それを借りることができたんだけど、それでレコーディングしちゃったから」ヒーセ「それは輝きますよねえ!」吉井「結構長いソロをそれで弾いて」曲はBreaking The Hideだそうです。エマちゃんの曲なんだって!

 

・アニーさんがキラキラしてた瞬間は?と聞かれてアニー「ぼくはもうみんながそうやってキラキラしているのを見ているのが楽しくてしょうがないですね」DJ加藤さん思わず「天使…!」

 

◆2019.03.27 FM COCOLO AFTERNOON DELIGHT(メンバー4人生出演)◆

・アルバムタイトル「9999」に込められた思い、という話から「19年前のアルバムが『8』、シンプルに8枚目のアルバムだからってことだったんだけど、そのときは…まだ活動休止は控えてはなかったんだよね、作りながら活動休止になっていっちゃったんだよね、哀しいアルバムだね」哀しいアルバム言うな

 

・ヒーセさん最近お買い物されました?ヒーセ「最近?ドライフルーツ!はまっちゃって」吉井「ヒーセは最近マーシャルを…」ヒーセ「あっそれを言えばよかった」絵に描いたようなてへぺろが見えるヒーセのかわゆさ

 

・ヒーセは最近マーシャルのアンプを買った。吉井「もう耳が遠くなってきたからね、マーシャルがちょうどよくなってきた」言いたい放題である

 

・アニーと吉井は同じジムに行っている。吉井「きのうね、アニーは宙づりにされてましたよ」エマ「でも逆さになるのはいいらしいね?」吉井「逆さにはなってないけどね?」いや宙吊りって言われたら逆さと思うでしょうよ

 

・28日は武道館で視聴会。吉井「すごいよね武道館で。いいのかねそんな使い方して。神聖な場所を」アニー「マジで聴いてみたいよね」吉井「なんで城ホールはないんだっつー話ですよね。じゃあ、次作で!「10101010(テンテンテンテン)」で!」適当極まりない

 

・ツアーの見どころ!トランプのマークに従って4種類のメニューがある、同じライヴではないのでそこを見逃さないでほしい。吉井「もうねえ、(新曲を)生で聴いたらヤバいと思うよ?」アニー「もうリハ始まってるんですけど、新曲のヒーセのベースのドライヴ感がたまんない」ヒーセ「いやいやあなたのドラムに乗っかってこそのですよ」「いややっぱ吉井さんの歌が…」「あと兄貴の…」なんなのこの仲良しバンド!おあとがよろしいようで!

 

◆2019.03.28 ROCK KIDS 802◆

802は在阪のラジオ局なのにこの日に限って渋谷のスタジオからお届けとかいうからええっ!?まさか生出演なの!?とおもったらそんなことはなかったです(いくらなんでもそりゃ働かせすぎ)。しかし!視聴会直後のメンバーインタビューを録って出しで流すという!!すごいなFM802!802とTHE YELLOW MONKEYの蜜月おそるべし!ということでご本人登場の視聴会?試演会?(歌舞伎か)直後のいんたぶーめもです!

 

・視聴会ご本人登場ということで、いつから企んでたんですか?吉井「19年前からです」アニー「このために解散したといっても過言ではない」出ました解散ギャグ

 

・吉井「19年ぶりのアルバムだったので、視聴会はやりたいねって話があって。会場は武道館どうだってことになって、我々にとっても神聖な場所なんで、そこでCD流すってのもどうなのよってことで実際に演奏しようという話になった」前日のインタビュー内容が思い出されますな…アニー、武道館で視聴会なんてすごいよね!聴いてみたいよね!とか言ってたよね…どどどどの口がー!すっかりだまされたー!すきー!(どさくさ)

 

・昨日FM802に生出演頂いて、今日のROCK KIDS 802に出るってこともアナウンスされてたので、関西の皆さん全員「あ〜メンバーは大阪にいるんだな」と思ってたと思います、と言われて吉井「僕なんかね、自分のブログにバス釣りの写真まで載せてアリバイ工作までしてますから」趣味と実益を兼ねたアリバイ工作

 

・だめですね、やっぱライブバカだから…というアニーのうしろで「ライブバカ」「ライブバカ」「ばーか!」「ばーか!」と連呼するヒーセと吉井…バカって言う方がバカなんだぞ!?

 

・視聴会ってことでMCはあんまりしないつもりだったってことも途中仰ってましたけどもと言われて吉井「はい。それが裏目に出ましたね!もう休んで喋ってやらないとだめなんだなって。年も年だから!」アニー「いやお客さんにも大事だと思うんだよね、そういうインターバルというか」アニーどこまで優しいのよ

 

・実際生演奏でやってみてどうでしたか?と聞かれてエマ「いやーやっぱね、新曲もいっぱいあるから、冷静に聴かせよう聴かせようと思ってたけど、実際オーディエンスがいると盛り上がっちゃうところありますね」吉井「エマなんで声枯れてんの」エマ「今日コーラスがんばったから…(*'ω'*)」かわいいが天元突破しとるし、そのエマに「がんばってたがんばってた、ヒーセもがんばってた」と声をかけるアニーのこの天使みがすごい2019

 

その他にも、視聴会だからメンバー向かい合って(客にお尻を向けて)やろうという話があったとか、全員トレーナーとデニムでやろうって話もあったとか、実際演奏してみての新しい気づきはあったかと聞かれてエマが「なんか…すごい奥の方まで見られてる感じある…」とか言って聴いてるこっちが照れるわ!とか、明日はMCを入れてやろう、明日ってどこで!?城ホール!?やるつったらやらないんだろう!ぎゃはははは!とか、なんしか終わった解放感でメンバーのテンション爆高案件すぎました。

 

いやーしかしそれにしても、4/17に向かってプロモーションも佳境というか、どんどん出てくる露出情報。すごい。さすが19年ぶりのアルバム、本気がすごいわ。しかもなんだかんだ、あと2週間で発売ですってよ!奥さん!ひー!待ちきれない!

 

22:01 | comments(0) | -

9999プロモーションラジオメモ FM NORTHWAVE「XROSS JAM」(2019.03.12)

メンバー4人でコメントオンエア。

 

・北海道のラジオということで…といいね!行きたいという声に「北海道に愛人でもいるの?」「愛人はもう各地にいる」「そういうこと言うんじゃないよ!」「愛する皆のためにツアーに行くんだから」「ああそういうこと?」頼む誰か落ち着きの4文字をこの4人にくれ(無理だろ)

 

・吉井「90年代の一番売れてる時はさー、楽屋に純連がきてくれたよね。楽屋純連とカニみそ風呂に入れたら一人前。山本さん(昔からお世話になってるイベンターの方やね)が言ってたよ」ヒーセ「無口になってひたすら(カニを)食べてたときもあったね」吉井「毛ガニを捌きすぎて指が切れて、翌日のギターに響いたっていう」エマ「要注意だね北海道!」無邪気か!

 

・着手が言えず「ちゃしゅ」と可愛く噛んでしまったヒーセ。吉井に冷たく「話の腰折らないでもらえますか?」重ねて「地固めよりも歯固めしてください」誰がうまいことを言えと

 

・吉井「仲が良いことしかうちは取り柄がないので」うへへへへ

 

・台湾で天道虫のMVを撮って数日後にLA行きだったとのこと。ヒーセ「もう成田、成田」吉井「成田三樹夫!」昭和の男よ

 

・吉井「我々スタイルを維持しなきゃいけないのでLAでも食べ物にも気を遣ってて…」エライ!「赤身肉とかサラダとか、大きなスーパー行ってね?自炊したりして。割とコントロールしてるにもかかわらず!美味しいチョコレートや!美味しいクッキーや!美味しいグミやらぱくぱくぱくぱく食べちゃう」えっ…待ってこのオーバー50のおっさんら…KAWAIIが過ぎん…?

 

・エマ「コーヒーにまぜるやつあったじゃん。バニラあじの。あれもうとりこになっちゃった」エマの発言はついひらがなで書いてしまう私であった

 

・映像特典のDVDについて吉井「これがもうすげえかっこいいんだまじめに!おれ毎日リピートして見てるもん」えっすごい!えっホントに?(感心したあとから疑うパターン)

 

・アリーナツアーで北海道に行きます!のあと嬉しそうに「いちばん!食べ物がおいしい!いい時期だしね!!!」確かに北海道は食の王国!!!

 

・北海道のライヴは5/11、5/12。吉井「これは何の日なんですか?」ヒーセ「再集結いっぱつめのライヴが5/11だったから」吉井「再婚記念日みたいな?あんまり言わないけど。いや違うわ再婚初夜か」アニー「再婚記念日は1月8日だ」吉井「離婚記念日もほぼ1月8日みたいなもんだ。いや7月7日か」テメエその解散ジョーク…と思ってたらエマさまの「結構初夜まで時間あったね?」のひと言があっておあとがよろしいようで!!!

00:42 | comments(2) | -

9999プロモーションラジオメモ J-WAVE SELLECTION(2019.03.11)

吉井さんがご自身のモバイルで「取材爆盛り」と書かれてましたが、ここから先もうラジオのコメントだ雑誌だ地上波だ(あるの?)なんだかんだと大波小波がざんぶざんぶと寄せられることは想像に難くない!そのすべてについていけるとは到底思えませんが、今やradikoでエリアフリーとタイムフリーをかけ合わせれば大抵のラジオをエアチェックできる時代、せっかくの19年ぶり!のTHE YELLOW MONKEYのアルバムのプロモーションなんだからしがんでしがんでしがみ倒しておきたいものよのうということで、プロモーションで見聞きしたこととかをちみちみ記録しておこうかと。

 

いや、というのも日曜日にオンエアしていたJ-WAVE SELLECTIONが思いのほか濃厚こってりで、私の「これどこかに残しておきたい」欲がボウボウメラメラと…わるい癖だぜ…でもそれでこのブログ生き残ってきたからさ…という自問自答。以下ラジオでの吉井さんの発言を中心に書き起こしたものです。ちょっと発言を再構成している部分があります。

ーまず思い浮かべていたのはライブやもちろん作品作りも含めて、総合的にTHE YELLOW MONKEYを同じベクトルで進めるって感覚ではあったんですか。

 

「えとまず僕が思っていて伝えたかったのは、別に名前はTHE YELLOW MONKEYじゃなくてもいい。きみたち4人とやりたいんだと。それがまず先にあったので、過去の楽曲なんか別にもうどうでもいいし…って贅沢な、もったいない話なんだけど、心意気としてはね?新バンドをきみたちと作りたいから、どこでやりたいとかそうことじゃなくて、とにかくもう一度俺とバンドをやってくれないかと。バンドをやるには君たちがベストだと、君たちが宝だということをまず伝えたかった。ちょっとクイーンの映画みたいだね?

だからまあボヘミアン・ラプソディも見ましたけどメンバー全員。みんなもう号泣してて、マスクの中が加湿器みたいでしたもん。いや身につまされるなんていったらおこがましいですけど、もう我々にとっては痛いほどわかる話なわけですよ。パンドラ、オトトキ以上に我々のドキュメンタリー映画なんじゃないのぐらいな。」

 

ー15年の間のTHE YELLOW MONKEYという存在との距離感はどういうものだったんですか。

 

「最近思うんですけど、僕ら4人はロックの憧れがすごく強くて、ちょっと日常的じゃない恰好をしたロックバンドに憧れてバンドを始めて、日常的じゃないことをしたくて曲を作って世界観をアピールして、だからやっぱりロックミュージシャンとかロックンローラーとかロックスターになるためのツールというか、もっと言うと変身ベルトみたいな、ロックミュージシャンになるためのツールだったんですよ、THE YELLOW MONKEYが。それで2001年の実質最後の東京ドームでそのベルトを奪われちゃった。奪われたというか、ぼくの中で振り返るとそのときロックバンドというものが機能しなくなった時代ではあったんです。4人で生のライヴで演奏するというのがその時の流行りじゃないというか、ドラムをエディットしたりヒップホップが入ってきたり、ロックバンドがロックバンドでいることが恥ずかしい時代に感じていて、そういうところでTHE YELLOW MONKEYを続けていくことがつらかったっていうのもあって、そこでぼくはボタンを押しちゃった。一回ナシにしたい気持ちがあった。

 

そんな中で時の試練としてほそぼそと活動するのが本当はかっこいいんだけど、やっぱり周りの大人もそうはさせてくれないし焦る人もいるし、いやいやバンドなんだから色んな時期があるし色んな季節があるから、別に今の時代食っていけなくてもいいじゃん!ってみんなが共通して決めれなかったのかもしれないね。

 

我々はロックゆとり世代だから、90年代に成功しちゃって、だってものすごい巨額なものが入ってくるでしょ?100万枚簡単にCDが売れたりだとか。今ありえないから。その代わり2000年以降、特に今の若いロックバンドの子たちってすごくフレキシブルだし、自分のコラージュとしていろんなものを吸収して音楽として表現してるじゃないですか。それはそれですごくうらやましく見えるんですけど、でもロックの莫大な夢と希望みたいなものを知ってる世代でもあるからつらかったというか。

 

4人バラバラだとどこにでもいる普通の人間、でもTHE YELLOW MONKEYがこの4人で集まるといろんなものが味方するんですよ、昔から。」

 

この、ロックバンドというものが時代に有効なものではなくなった、という趣旨の発言は、わりとそれに近いことを解散前にもしていたことがあって…というか、私は今でも吉井さんが「古くさく見えた」と言ったときの憤怒の感情を忘れてないんだけど(しつこい!お前はしつこい!)、時間が経ったからこそ当時の感情をかなり距離をおいて冷静に振り返っていらして、ご自分の中でも整理できたところがあるんだな〜と。

 

そこから「そこでほそぼそと活動するのが本当はかっこいい」でも「それができなかった」というあたりがね、いやーなんとも、苦しい気持ちを感じないわけじゃないけど(何しろトラとウマが寝ない寝ない)、でもわかるなぁ…という気持ちにもなったりしてね。これが歳月ってやつなんですかね。

 

番組ではまたも吉井&アニー、エマ&ヒーセの組み合わせで、わちゃわちゃ年下組とほんわか年上組のトーク楽しかったです。アニーと吉井は再集結とっぱちの代々木の話もしていて、人間の口の中ってあんなに乾くものなのか!!とふたりであのときの緊張ぶり熱くふり返っておられました。

 

あとボヘミアン・ラプソディのくだりはね、聴きながらそうでしょう!!!!そうでしょうとも!!!!!と私は首を縦に振りすぎてもう痛い、首が。リッジファームでのそれこそ「最高だね、これがずっと続けばいいね」的風景だったり、あのソロを言い出す空気、もう一度自分とバンドをやってくれと持ち出す場面、あとライブエイドでドラムを囲むように立つシーンとか、いやこれ思い出さずに見るの無理ゲーですがな!!!って感じでしたもんね。ご本人たちの口からそのことが聞けてよかったです(笑)。

21:45 | comments(2) | -

プロモーションがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

NHK-FMの放送開始50周年スペシャル企画ということで、「ミュージックライン」に4月にニューアルバムが出るTHE YELLOW MONKEYと、3月にニューアルバムが出るユニコーンがそれぞれゲスト、しかも月曜日は吉井とアニー、火曜日はヒーセとエマ、ユニコーンも二組に分かれてたっぷり1時間半のトークという文字通りスペシャルさ。プロモーション…はじまりやがったな!?待ちかねたぜ!

 

とはいえ最初は1時間半の番組のうち30分ぐらいトークで出るのかなみたいなつもりでいたんですけど、マジで頭からおしりまでばっつりゲストトークでした。すごい。しかも当然のことながらCMもない。あんこつまりすぎでしょ。それぞれ「ラジオ」にまつわる選曲をしてきてて、王道から若干奇をてらったものから、バンド内かぶりからバンドを超えたかぶりまであり、4組が4組とも「エアチェック」「ラジカセ」で盛り上がるという同世代感もあり、むたくた楽しかったです。MCの南波志帆さん、なにがすばらしいって本当に聞き上手。相手の答えを急かさないし、自分で勝手に答えを用意しない。エマがエレキギターを買ってもらったきっかけのおじいちゃんオーディション話とか、川西さんがドラムをはじめたきっかけとか、えっそうだったの!という話がぽこぽこ聴けたのは南波さんのお力だな〜と思います。同じトーンで同じことを違うひとに聞く、ってなかなか難しいよね実は。どうしても自分の色を乗せようとしちゃうじゃん。そういうところがぜんぜんなく、それぞれの顔合わせの雰囲気をよく汲み取ってくださって、聞いていて本当にノーストレスなラジオでした。

 

さて、初日の吉井とアニー、バンド内で二手に分かれるときのわりと鉄板コンビですが、番組の最後にニューアルバムについての話があり、それがなかなか興味深かった。というか、今まで実のところほとんど語られていなかったことを吉井さんはかなりつるっと話していたように思う。以下は吉井さんの発言からの引用。

 

僕はその前に割とLAによくレコーディングに行っていたので、バンドが行ったらこうなるなってのは確信はあったんですけど、でもなかなかそこはセンシティブな話ですし、である今回のアルバムの作業の時に、ちょっと思い余ってメンバーを全員部屋に呼んで「LAに行かない?」って言って、4人だけを部屋に入れて。それで「わかった」って話になって、速攻でコーディネーターにLINEして、マネージメント通さずに。「空いてます?」みたいな。

 

結局その先行で出ている楽曲も(アルバムに)入ってるんですけど、2016年に再集結して1曲ずつリリースしながら試行錯誤していって、なかなかやっぱり当時のTHE YELLOW MONKEYぽさがないねなんて言われたり、自分たちも本当のTHE YELLOW MONKEYぽさってなんだろうって試行錯誤したり、もちろん音楽のそういう90年代の終わりに行き詰まっちゃって、それで活動休止して解散したってこともあるので、やっぱり集まって「イエーイ」みたいな感じでやるよりも、ちゃんと地固めをして…っていってもぼくがいちばん神経質になって、もういいよそんな地固めなんて、とも思ったんですけど、でもいろいろやったうえで、バンド4人で海外に行って同じ釜の飯を食べて、4人だけの音でやるのがいちばんの近道だったってことがわかって、それは本当にメンバーに申し訳なかったというかね。相当試行錯誤したんで。

 

実際に本人たちもそう言っていたけれど、「本当にそうだったんだな」と思うのは、2016年の再集結発表とツアー、その先のことはほんとうに、なんにも、ビタイチ決まってなかったんだなってことをいま改めて思いますし、そのあとのSLSツアー、FC限定のツアー、ドーム、メカラ、そういったいわば「約束されたこと」を果たしつつも、水面下で文字通り…吉井さんが後半の短い引用部分だけで3回も「試行錯誤」と言っていることからもわかるとおり、本当に試行錯誤しながらたどりついた「9999」なんだなあということが改めてこの発言から思い知らされる気がします。

 

しかし、ちょっとこれは自分でもうまく説明できるかわからないのだけど、私はこの発言にちょっと安心したところがあるのだった。安心という言葉が適切かどうかはなはだ心もとないが、でもまあいちばん近いニュアンスの感情だと思う。

 

「ちゃんとアルバム出してからの再結成だと思ってたので、出す出す詐欺になっても困る」とも言っていたように、本人たちも3年かかるとは思っていなかったようだけれど、少なくとも今の彼らを取り巻く環境ではできないものでもこねくり回して「間に合わせる」のではなく、できないのなら「鳴くまで待とう」という体制がとられているんだなということに安心したし、吉井さんが「そうとう試行錯誤した」と腹を割って語っているのにも安心したし、そして結局のところ、4人でやるところから生まれてくるもので自分たちの音楽ができているんだ、というところに立ち返ったという話にもやっぱり安心したのだった。

 

確か、メカラウロコ15、あの解散イベントの東京ドームでJAMを1曲だけ演奏したとき、後日吉井さんは、あそこで4人で演奏することで何か感じるものがあるかもしれないというかすかな期待があった、というようなことを語っていた記憶がある。私は当時はその発言に業を煮やしたものだったが、しかし、奇しくも今回の番組内でも吉井さん自身が言っていたように、THE YELLOW MONKEYはなによりもライヴバンドなんだということでもあるんだろう。4人の肉体からバンドの音楽が生まれて、それがライヴという現場で完成される、そういうバンドなんだってことだと思うのだ。

 

THE YELLOW MONKEYが解散して、この世からいなかった時間の中で、わたしは何度か…いや、何度も、もし彼らが帰ってきたら、という妄想をしたことがあった。私はその時、「新しい彼ら」を見せてくれないのなら再結成しても意味がない、と言い切れるような、肚の据わったファンではなかった。わたしはあきらめの悪い、めめしいファンであり、たとえばそれがTHE YELLOW MONKEYの「再演」のような再結成でも、それでもかまわない、それでもかまわないから、もういちど彼らに会わせてほしい、と思っていたこともあったのだ。

 

しかし、今、こうしてTHE YELLOW MONKEYがいる世界がふたたび帰ってきて、だからこそ思う、「再演」ではやっぱりだめなのだ。だめという言葉は強すぎるが、再演はバンドを動かすガソリンにはならないのだ。今はそれがよくわかる。昔を否定するのではない。そんなことは決してしない。けれど、どんなものであっても、今を、新しいものを、見たことがない世界を創り出そうとすることで、本当の意味でバンドのエンジンに火が入るということなんだろう。

 

新しいアルバムが出て、それを引っ提げてツアーがはじまる。間違いなく、THE YELLOW MONKEYの「もっとも美味しいところ」が味わえる瞬間だ。誰も見たことがないTHE YELLOW MONKEYがこれから見られるのだ。月並みな言葉だが、奇跡としかいいようがない。そして、これからそのための怒涛のプロモーション活動の火蓋が切って落とされたわけである。プロモーションの幕開けとして、今回のミュージックラインはすばらしいファンファーレになったのではないでしょうか。これからのお楽しみが、いや、お楽しみしか待っていない「これから」が、とうとうやってきます!

 

00:46 | comments(4) | -
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