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吉井和哉さんお誕生日おめでとう

昨年放送されたTHE YELLOW MONKEYの「情熱大陸」が、再編集され、GYAOで45分の拡大版で期間限定公開されているというのを公式さんがお知らせくださったので、昨日さっそく見ていたのだが、もともとの放送の尺からするとほとんど倍ぐらいの情報量になっているような感じで、とても見応えがあった。放送されなかったとスタッフブログで書かれていたのは4人まとめてのインタビューの部分だったのかな。最後の「夢」のところでエマが東京オリンピックのセレモニーでやりたいとか言っていてお殿様の夢はでっけえな!と思いました。エマちゃん白シャツちょうお似合いだったね。あとこれは本放送時にも流れてたけど、吉井がもういっかいぼくとバンドやりましょうってメール送った時のメンバーそれぞれの反応で、アニーの半分はにかみながらの「うれしかったですね」が何回聴いてもぐっときちゃう族のわたしだ。ヒーセの上野探訪も長めになってて、よく行ってたお店とかまで紹介してたんだなあ。

 

ラママを訪れたときの、吉井があの半地下の天上の低いステージの真ん中に立って、この縦のラインめちゃくちゃ落ち着く、と言っていたのもよかった。そのあとの、20世紀のことは置いていこうと思っていたけど、置いていっちゃだめでしょ、と思ったという話も。

 

その中で、吉井が「僕がイメージするロックの起承転結というか、そこに今向かっているので。なぜロックをはじめて、どうやって転んで、最後どうやって結ぶか。始めたからにはね」と語っていた。

 

その言葉で思い出したのが、2000年のRIJF、あの雨のフェスのアクトの直後に、吉井がインタビューに答えて言った言葉だ。「どう死ぬか。何をして死ぬか。」

 

THE YELLOW MONKEYがいない間、たくさんの…とはとても言えないが、いくつかのバンドのライヴをワンマンであれ、フェスであれ、見る機会があったけれど、当たり前だけれどバンドにはそれぞれの色合いがある。そしてどんなバンドにも、そこに至るまでの物語があるだろう。中には、そうした物語を超えてなお、ずっときらきらと輝いているバンドもいたし、そのエバーグリーンなきらめきは、私にはとても眩しく見えていたことを思い出す。

 

THE YELLOW MONKEYはもう解散しないと吉井和哉は語り、実際に今彼はそう信じているのだとおもう。けれど、たとえその言葉があっても、彼らの姿を見ているとなんともいえない、一抹の切なさがあるし、それは解散前も解散後も再集結後も変わらないもののひとつだ。その切なさはなんというか、やはりどこかに「どう結ぶか」という部分がその底にあるからかもしれない。それはバンドにも、吉井和哉というひとそのものにも共通する部分であるような気がする。

 

でも結局、わたしはその切なさが多分、心底、好きなんだろう。常葉の輝きをもつものではないが、春になれば芽吹き、夏になれば咲き誇り、秋の寂しさを知り、冬の厳しさに耐える。そういうバンドであり、そういう人間であるひとが。

 

まさかあなたが51歳の誕生日を迎えるまで、こんなにしつこく好きでいるとは!自分でもびっくりです。ずっと好きでいれたらいいなと思います。お誕生日おめでとう。どうか素敵な50代を過ごしてください。そういえば、6年前のFlowers & Powerlight Tourで、吉井和哉は55歳で再ブレイクするとか言ってたの、覚えてますか。55歳で再ブレイク!きっと最高ですね。楽しみにしていますよ!

00:08 | comments(2) | -

オトトキ下から見るか横から見るか

オトのトキを、想う。TYM。(それJT)

 

とか言いたくなる(ならない、ならないよ)今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。2017年も後半戦待ったなしですが、DRASTIC HOLIDAYツアーやら九州スペシャルやら、黄猿さん方面もにわかに騒がしくなって参りました。昨年から(思えばあれは横アリの終演後じゃった)(おばあの遠い目)予告されていたイエローモンキーの映画「オトトキ」も公開日がようやく発表され、各映画祭に出品されるとかされないとかこちらも盛り上がってきているところ、とはいえ映画となると、しかもこういったミュージシャンのドキュメンタリみたいなジャンルの映画となると、なんだか勝手が違って戸惑うわ!な向きもけっこういらっしゃるのかもしれないと思い、誠に勝手ながら私なりのオトトキ下から見るか横から見るか(いや前から見てくださいよ)なあれやこれやをまとめてみたいと思いますん!とはいえ、現時点(9月27日)までに出ている情報から推測で書いている部分も多々あるからね!基本的には自分で最新情報チェックを忘れちゃだめだぞ!


★いつ見る?
まず皆が気になっているところとして、「11月11日公開なのはわかった…で、いつまでやってるの?」ってことではないでしょうか。というのも、再結成前に劇場版として公開された「パンドラ」は特定の劇場のみ継続上映したものの、他の劇場は特定日の劇場公開であったため、この「オトトキ」は実際どうなのよ、公開日に見に行かないと見逃しちゃうの?それともそんなに慌てなくてもいいの?というところが気になる木!という方も少なくないのでは。

ここからは推測も入りますが、現時点でたとえば「1週間の限定上映です」みたいな注意がないこと、松永監督のツイートに「この映画がより沢山の劇場で公開されますように」という言葉があったことからして、いわゆる一般の封切り映画と同様の扱い、つまり

「いつまでやるかは動員次第!」

っていうことなんだと思います。もっと言うなら、動員次第で公開劇場が拡大していくこともあり得る!のかもしれない!逆に言えば、客足がサッパリなら早々に上映終了ということももちろんあるわけですが!せつない!

 

通常、シネコンはその週の週末から金曜日(場合によっては木曜日)までのスケジュールを、火曜ないしは水曜に発表することが多いので、最初の1週間の上映スケジュールがそこでようやくわかることになります。11月11日(土)公開であれば、映画館によって異なりますが、概ね11月7日か8日頃に向こう1週間のスケジュールが出る感じです。ここがライヴと違ってもどかしいところで、1日に何回もかけてくれる可能性もあるかわりに、「何時」という部分はそこまで決めることができないってことですね。

 

で、この事実をふまえて個人的にぜひおすすめしたいのが、見ようと思っている人はできれば公開日ないしは翌日の日曜日に見てくれるとうれしい!ということです。この週末の動員と興行収入がランキングとして発表されることも勿論ありますが、なによりこの週末の動員を見て翌週以降のスクリーンの規模と上映回数が決められると言っても過言ではないからです。沢山動員すれば、じゃあ翌週はもう少し大きなスクリーンにするか、とか、上映回数増やすか、という判断に繋がるかもしれない。もちろん無理にということじゃないですすよ!でも早く見たいな〜!という方にはがんばって公開週の週末の鑑賞をおすすめしたい次第です。

 

でもって、動員次第とはいっても、おおよそどれぐらいなの?1か月は見ておいて大丈夫なの?と気になる方もいらっしゃるかもしれません。そこで参考になるかもしれないのが次週以降に公開される映画のラインナップです。ちなみに翌週からの公開映画で大規模公開になりそうなのは「火花」「ジャスティス・リーグ」(みんな見てね!)(私情)(11/23)、「探偵はBARにいる3」「鋼の錬金術師」(12/1)、「オリエント急行殺人事件」(12/8)、そして「スター・ウォーズ最後のジェダイ」(12/15)、こんなところでしょうか。個人的な感覚から行くと、観客の集中しそうな大都市圏以外の方は、11/23より前に見ておいたほうがいいんじゃないかと思いますし、大都市圏であったとしても12/1の「探偵」と「ハガレン」の大波を乗り切るのは相当難しそうです(映画の日でもあり、ここで相当数の作品が入れ替わると予想)。もちろん、公開日以降に順次地方の映画館で公開が決定されることもあるので、最終的なリミットは神のみぞ知るですし、公開2週でダウン!みたいなことだって考えられるわけなので、上映スケジュール更新のタイミングで、その週末を乗り切れるのか、乗り切れないのかを確認することが大事です。

 

★どうやって見る?
現時点で公式サイトにあがっている劇場数は33館で、ユナイテッド、Tジョイ、TOHOのほか松竹系のシネコンもかなりあります。大半の劇場がインターネットによる座席指定予約を可能にしていると思いますが、この販売スケジュールは映画館によってまったく異なりますので要注意です。たとえばユナイテッドシネマは「毎週水曜日にスケジュールを発表、その週の土曜日から一週間分のチケットの販売を開始」ですし、TジョイのKINEZOは「鑑賞日2日前の午前0時に予約可能」となります。
もちろん当日行ってその場で座席指定、でも問題ないですが、ただオトトキの場合、どれぐらいの混み具合になるのかがちょっと予測不能なところがつらいですね。当日ふら〜と行っても大丈夫な程度なのか、予約しないと難しいのか。鑑賞日の2日〜3日前に順次予約開始となる映画館なら、土曜日の予約状況をまずは様子見してみてもいいかもしれません。ただ最初から絶対行きたい日や回が決まっているのであれば、予約しておいたほうが何かと便利ではあります。当日座席指定を受けるのに長蛇の列なんてことになったら焦っちゃいますしね。
あとは前売りを買うもよし、各映画館が設定しているサービス料金を利用するもよし。レディースデイはもちろん、映画館によっては独自のサービス料金があるところもありますので、公式サイトのチェックを怠るべからずです。

 

★ムビチケ買うべき?
「ムビチケ」についてはムビチケサイトでご確認いただくのがいちばんですが、簡単に言えば「前売り券」でありかつ「事前座席指定ができるのがウリ」ということになろうかと思います。通常の前売り券は、当日劇場窓口で座席指定を受けるときに出しますよね。事前にネット予約してしまうと、そこでオンライン決済されてしまうので、前売り券は水の泡ですし、当日差額が戻ってくるわけでもありません。前売りを買うのも事前予約するのも熱心なファンなのに、その前売りを事前の予約で活かせない、このジレンマ!という時にお役立ちなのがムビチケです。IMAXや4DXのときは差額が発生したり事前予約で使えなかったりいろいろありますが、オトトキについてはその方面の心配は無用ですし、カード型なのでちょっとコレクションしたくなるところもファン心をくすぐる感じでしょうか(カードは手元に残せます)。対応劇場かそうでないかは必ず公式サイトで確認してくださいネ。

 

★東京国際映画祭で一足早く映画を見ることは可能?
昨日「オトトキ」が東京国際映画祭(TIFF)の特別招待作品として上映されることが発表され、レッドカーペットイベントにメンバーと監督が登場とのアナウンスがありました。レッカペについては後述するとして、このTIFFでの上映後に舞台挨拶予定ということですから、ぜひ行ってみたいという方も多いかもしれません。オトトキに限らず、TIFFのチケットは基本的に「ヨーイ、ドン」の先着です。ただ今回は昨年のサーバートラブル(なかなかに阿鼻叫喚でした)を受けてか、チケットの発売日と時間を分けています。ちなみに特別招待作品は10月15日16時から発売開始です。その前にスケジュールの発表がありますのでそれを確認のうえ、公式サイトのチケット販売ページを熟読して、予約に挑戦する方はがんばってください!私もいちどチケット取りに参加したことがありますがなかなか大変でした。本当に今年のサーバーの奮闘を祈りたいです。

 

★レッカペイベントに参加するには?
するには?と言ったところで私もレッカペイベント参加したことがないので何をかいわんやですが、これも詳細が公式サイトから発表されると思いますので、それを熟読のうえ参加を検討なさってください。過去の例からいくと、整理券を配布してその整理券の番号順に入場という感じのようです。ちなみに去年の一般観覧の案内はこんな感じでした(割と直前のアナウンスなので、見逃さぬよう)。去年はyoutubeとかで生中継もあったみたいなので、今年も期待したいところです。

 

とりあえず現状こんなところでしょうか!まあものすごく当たり前関係のことからわたしの推測入りまくり事項まで雑多に並んでいるので、繰り返しますが
・絶対に
・自分で
・公式サイトを
・確認してネ!!(特に映画のスケジュールは!)

でもって、できればたくさんのひとが見に行ってくれて、そいでもっていま公開予定のない都道府県でもずんずん公開が決まりますようにと祈っております。そうこうしているうちにもうツアーも始まりますね。FCパーティとかイベントとか言われて最初おののきましたが吉井があっさり「普通にツアーだよ」言うてくれてたすかりました。地元香川に参加予定だよ!黄色い服も買ったよ…すごく…黄色いです。ではまたライヴレポなどでお目にかかれたらうれしいです!しーゆーすーん!
 

21:32 | comments(6) | -

かきみだす 25 25

9月13日0時解禁で3か月連続配信だよ!第1弾はジギースターダストのカバーだよ!などなどの情報がどしゃめしゃに降る中、東京ドーム公演サイトもリニューアルされておりまたぞろカウントダウン…

とか言っちゃいけない。

カウントダウンさいこー!!

カウントダウンするってことは定時開演でしょ!さいこーーーー!!

(って勝手にあれドーム開演までのカウントダウンと思ってるけど合ってるのかな?何しろ私は秒の計算は600からしかできない。いや600から出来るというのはうそで600と300と120以降しかできない)

とわきわきしていたわけですが、そのカウントダウンの後ろに流れている意匠がなんだかすてき…すてきなんだけどなんで象の交尾が…て!これ!

プライマル。!

ということでエサを投げられるとホイホイ食いつくわたし、意匠は全部で25個!どれがどれだか書いてみようやん、そうしようやん、そうするしかないやん(もう病気)ということで書きだしてみたよ!例によって誰にも頼まれていないのにやっちゃうパターンだよ!

ちなみにPCで見るとこんな感じ、なので、これはかたつむりを先頭に蛹までなんだな!と思った次第。なので一応リリース順ぽいのよね。

かたつむり→言わずもがな、夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギーってことで1stアルバムでしょうこれは
マシンガン→虹の出るマシンガンと声を出してカンバセーション!ROMANTIST TASTE。
帽子→順当に行けばシルクスカーフに帽子のマダムなのかなー。
仮面→あまりにも仮面なので仮面劇でFAでしょうか
宝石→jaguar hard painのジャケットの宝石なのでここは素直に3rdアルバムそのものと取りました
キャンディー→A HENな飴玉しか出てきませんもはや
ひまわり→シングルジャケットにひまわりあったよねってことで熱帯夜
マーメイド→追憶のマーメイド一択だぁおりゃあああ!!!
太陽→太陽が燃えているデスヨネー
★アリジゴク→蟻地獄といったら赤裸々GO!GO!GO!しかない、ないんだが、なぜ太陽とJAMの間?リリース順的にはFOUR SEASONSが来るところ
ジャム→JAM。ひねりなし!
線香花火なんだかシナプスなんだかわかんないやつ→SPARKだよ!スパークしてるんだよ!わかってやれよ!
目玉→見てないようで見てる。ケントデリカット眼鏡思い出すわね
猫→ねこも連れていく楽園
馬→私はあなたのエマじゃなかった馬、LOVE LOVE SHOW
炎→ばーんバーンBURN
玉ねぎ→球根と言ってくれ
ミラーボール→ミラーボールが回り始めるイッツマイディスコ、MY WINDING ROAD
★羽根→バラ色の前なので位置的にはSO YOUNGだがそのものずばりの歌詞が…「天国」をキーに羽根?羽根といったらROCK STARが出てきちゃうオレ
薔薇→バラ色の日々。とてもわかりやすいありがとう
真珠→どこからかヴィーナス像が出てきそうなパール
蜂→ここはアルバム8でいいのかなー。やっぱりSPRING TOURのジャケットの印象強い
鳥→鳥と見るとカナリヤと思う病気
象→プライマル。のジャケットっすな!
蛹→蛹&蝶ですからこれはもうALRIGHT

 

殆どがすごくストレートにわかりやすいのに、リリース順ということを考えると★印のふたつがいまいちスッキリしなかったり。そこに縛られなくてもいいのかなーとか考えてもどうにもならないことを考える楽しさ!こういう無駄なことを考えている時間がいちばん好きです!でも、お猿さんは、もっと好きです!

21:17 | comments(2) | -

SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"@さぬき市野外音楽広場テアトロンに行ってきたのよ

ちょっと前…いや、もうかなり前から、吉井絡み以外のライヴのレポを書くことをやめてしまっていて、それは別に何か意味があるとかいうのではなく、なんつーか突然、あ、もう頭をどれだけ振っても言葉が出てきましぇん!みたいな状態に陥って、単純に書けなくなったのだった。吉井やイエローモンキーのレポが書けるのは、結局のところそれまでの興味と蓄積がモノを言っているのだろうと思う。そんなわけでライヴに行ってもツイッターでつぶやいたりするだけで、それ以外は何の記録も残してない状態が続いてる。

 

それはそれで全然いいし、ある意味うつくしいと思ったりもするのだが、先週末のさぬき市野外音楽広場テアトロンで2日間にわたって行われたスピッツのライヴは、何というかそのロケーションも含めて「体験」としてのベクトルが強すぎて、これをこのまま、何も残さないでいるのはいやだなあ、と「何を見ても何かを言いたがる」私の悪い虫がむくむくと顔を出してきてしまった。とはいえ、レポと呼べるようなものではなく、体験談としての色合いが強いのだけれど、それでもまあ、何かを書いて残しておきたくなる時間ではあったのだった。

 

スピッツがここテアトロンでライヴをするのは21年ぶり、ということは当日のマサムネくんのMCで知った。21年前にテアトロンでやったことは知っていたが,それ以降来ていなかったことは知らなかった。21年前にテアトロンでやったことを知っているのは、その時の映像が1曲だけ、スピッツの(当時は)数少ない映像作品に収録されているからである。海に向かう半円の客席と、ステージを取り囲む円柱。確かにフォトジェニックな会場だ。

 

スピッツの30周年のライヴツアーが発表になったとき、私の住む香川県の会場がここテアトロンで、ツアー唯一の野外だと知ったときは、嬉しさよりも、この真夏に野外かあ、という気持ちが先に立ったのは否定しない。テアトロンて、あそこだよなあ、とかつて見たDVDの景色を思い出し、とはいえ、他の会場に遠征してまでいくというのもどうなのか、せっかく地元に来るんだから…と初日をファンクラブの先行で押さえ、2日目をコンビニの先行予約で取った。結果的に、FCで取った1日目の席はスタンド後方のステージ真っ正面で、コンビニの先行で取った席は、上手の1列目という席がきた。スピッツとは関係なく、その前々日に東京の歌舞伎座で宿願といってもよい舞台の初日を観に行くことが決まってからは、1日目のチケットを誰かに譲って、2日目だけ見ればいいのではないか…という考えがよぎったことは否定しない。それをしなかったのは、単に私が初日2日目と連続で見ようと思っていた舞台が、2日目は貸切公演のため通常のチケットを買えないことがわかり、だとしたら東京に残っていても仕方がないと思ったからにすぎない。

 

テアトロンに行くには、志度というJRと琴平電鉄の駅近くからシャトルバスに乗るか、高松駅からのバスに乗るか、自家用車で行っても臨時駐車場からバスに乗ることになり、とにかくアクセスが困難をきわめる。最寄りの志度からのシャトルバスでさえ、片道30分近くはバスに揺られなければならない。おそらく、高松駅からのシャトルバスがもっとも楽なアクセスだろうと思うが、誰しも考えることは同じで、そのチケットはそうそうに売り切れてしまっていた。 私は琴平電鉄の始発の駅から琴電志度まで電車に乗り、そこからシャトルバスで会場に向かったが、野外で長い時間待つことを回避したいと考えるのは誰しも同じなのか、開演の15分ほど前に会場近くの芝生広場に着くと、入場を待つ列が蛇腹のごとく何十にも折り重なっていて、これは…開演に間に合わないのではないか?と思った。しかも、テアトロンに初めてきた私は,その時点でもう会場は目の前なのだろうと思っていたのだが、その芝生広場を抜けると目の前には延々と下る山道があり、その遙か下に今日の会場があるのだった。その延々と下る道を見た瞬間、思わず「マジかよ…」と声に漏れた。想像してみてほしい、夏の野外、まだ高い太陽の光、風がすこしはあるとはいえ30度を優に超す気温。覚悟を決めて降り始めたが、当然のように膝は笑い、汗は噴き出し、しかも予想したとおり、席にたどり着く前にメンバーの登場SEが流れ、ライヴが始まってしまった。

 

(←芝生広場から撮った写真)

 

幸い座席が入り口に近かったことから、1曲目の途中で席に着くことができたが、まだ心臓はバクバクしてるし、汗は噴き出しているしで、2曲目に早くも投入された「8823」で手を振り上げる元気はまったく戻ってきていなかった。最初のMCでマサムネくんは、ここに戻ってこられたことがうれしいと言い、しみじみと会場を見渡していた。君が思い出になる前にを歌う頃には、だいぶ日も陰って、ステージの向こうに美しい夕焼け空が見え始めていた。私もようやく落ち着いてライヴに集中することができた。本当にステージのほぼ真正面で、円柱に囲まれたステージの向こうに瀬戸内海が、そしてその海を渡る船が、その向こうには島影が見えていて、あれはたぶん小豆島だろう。マサムネくんが、以前ここに来たときはロビンソン、チェリーとリリースされたあとで、スピッツのピークのような感じだった、ピークだったから来られたのかと思っていたけれど、30周年でまたここに来られてうれしい、奇跡のようです、と言い、その当時僕らをここに連れてきてくれた曲です、と「チェリー」を歌った。

 

スタンドは相当に傾斜がきついので、自分が立ってステージを見ていると、人の頭はほとんど気にならない。飛行機雲が出ないかな〜と期待していたマサムネくんだったが、実際に飛行機雲が見えて、観客がみんなして指さして教えるのにぜんぜん気がついてくれないのがおかしかった。田村さん(やっぱりよく客を見ている)はすかさず「飛行機雲だって!」と拾い上げてくれ、それを見るためにひょこひょことマサムネくんがステージの前方まで出てきたのがかわいかった。スタンド最上段の芝生席のひとたちが、夕焼けを背に影絵のようになっているのにメンバーが喜び、マサムネくんはYMCAの振りまでやらせていたが、最終的に「あれっCってどっち向きだっけ…まあいいや!」とぶん投げていて笑った。テッちゃんは、MCがうまくないバンドだけど、野外でやると沈黙が流れても虫の声が助けてくれるからいいよね…と冗談とも本気ともつかないようなことを真顔で言い、実際そのテッちゃんの期待に応えるように盛大に虫が鳴いていた。

 

あたりがどんどん暗くなっていくが、まだ陽の明るさの名残もあるなかで、ロビンソン、猫になりたい、楓、とスピッツ伝家の宝刀ともいうべき美しいメロディのメロウな楽曲が続くターンはこのライヴの一種の白眉といってよく、マサムネくんのハイトーンが夕闇に吸い込まれていくさまに陶然とした。目に入るものすべてが美しいという感じだった。そして太陽の最後の名残が消えきるタイミングで「夜を駆ける」。ステージにさっと青い光がふりそそぎ、対岸の島には明かりが灯っていて、ただもうその美しさに泣けた。ああ、今日来てよかった、この光景を見られてよかった…と心から思った。崎ちゃんの疾走していくようなドラムに聞きほれたし、何度聞いても完璧な歌詞だ。夜を駆ける、今は撃たないで、遠くの灯りのほうへ駆けていく…。

 

「運命の人」に「神様 神様 神様 君となら」という歌詞があるが、この部分でムービングライトがマサムネくんにさっと集まったところは、本当に…これこそ「尊い」ってやつじゃないのか、文字通り手を合わせて拝みたいような気持になった。いやでも、芸能っていうものはもともとはそうしたものだったんだろうと思うし、なんというかステージが一種祭壇のようにさえ思える瞬間だった。本編ラストの「1987→」は、バンドというものに入れあげたことのある人ならだれでも、自分の好きなバンドにこんなふうに言ってもらえたら嬉しいだろうな、と思わないではいられないような歌だと思う。そういう曲を、50歳になって、30周年のバンドが歌ってくれることが、なによりすごい。

 

アンコール。心のどこかで期待していた気もするし、でもそういう期待はあまり持たずにいた方がきっといい…とも思っていた。マサムネくんはギターを持たず、その瞬間に「あの曲」がくるのがわかった。「恋のうた」。21年前のテアトロンで演奏された映像が、スピッツのライヴDVDに収録されている。スピッツのライヴ映像は、この規模のバンドとしては本当に考えられないぐらい長い間、ほとんどメディア化されておらず、だから数少ない過去のライヴ映像を、ファンの子たちは(もちろん私も含めて)何度もためつすがめつしてきたわけだけれど、テアトロンでこの「恋のうた」をセットリストに入れてくれたのは、そういうファンが過ごしてきた時間を少なからず汲み取ってくれているからだろうと思う。そういうことができるバンドだから、こうして30周年でまたここに帰ってこられるんだろう。感謝しかない。ステージを照らしていたライトが、後ろの森に向けられ、浮かび上がる森の中にいるような光景も、ちょっと忘れがたい。

 

2日目は上手の1列目で、さすがにここではステージ越しの海を見ることはできなかった。テッちゃんも田村さんも、マサムネくんもすごく近くで見られて、角度的に崎ちゃんがすごく良く見えて、何がってドラムセットの間から崎ちゃんの右足が、つまりバスドラを踏む足が見えたのは眼福以外のなにものでもなかった。惑星のかけらの、いつでも心は卵だ割れないように気をつけて…という歌詞にわけもなくぐっときて泣きそうになった。あと、そう!この日はセットリストに「波のり」と「冷たい頬」と「さらさら」が入ったのだった。冷たい頬をやったあと、夏らしくない曲で、なんか夏っぽい曲がなくて〜と言いながら、チェリーを「スピッツ音頭」と音頭風にやって楽しんでいたが、いや夏とか海の名曲くさるほどあるでしょ!渚とか!青い車とか!と思った私だ。っていうか春夏秋冬の名曲揃ってるでしょ!

 

「さらさら」は、ひとつ前のアルバムのシングルカット曲で、そういう曲ってツアーを外れるとなかなか聞けなかったりするので、真から嬉しかった。この曲が好きすぎてこの曲だけ延々リピートして聴いていたこともあるぐらいだ。そういえば、「楓」のイントロの前にキーボードの音が鳴ってしまい、あとからクージーが「虫をよけようとして手が当たった」ことを懺悔していた(本当に『あんないい雰囲気なのに、申し訳ない』と恐縮しきりだった)が、その音が鳴った瞬間マサムネくんは客席に半分背を向けながらめちゃくちゃ笑顔になっていたのを私は見逃さなかった。ちょっとした黒マサムネである。

 

俺のすべての最後にドラムソロがあるのも崎ちゃんファンには嬉しかったし、「運命の人」のイントロで打ち込みが流れてるとき、両手でスティックをもってぐーっと身体を折り曲げていたのが、なんだか祈りの姿勢のようでぐっときた。ぐっときた、といえばテッちゃんが、俺のすべての最後だったかな、両手でギターを高々と掲げたのがものすごく印象的だった。そういうことをあんまりやらないからこそ、というのもあると思う。そういえばテッちゃんはMCで、今日初めてスピッツ見に来た人、何にびっくりするってベースだろ!?俺を見てめっちゃ激しく動きそう…って思ってたかもしれないけど!と誰もが通るスピッツあるあるを話していた。いつも俺のエフェクタ―勝手に踏んでどっかいっちゃうし…というテッちゃんに、そうだよなテッちゃんいつも平然としてるけどリダ結構な当たり屋だよな…と思ったし、実際そのあとの田村さんの暴れん坊将軍ぶりは輪をかけてすさまじかった。さすがです。

 

1日目も、2日目も、アンコールのあとには盛大に花火があがって、まさに特等席での花火鑑賞になったし、今年の花火はもう、これでいいや!と思うぐらいの満足感があった。1日目は後方席だったので退場も早く、バスにもさほど待たずに乗車出来て、わりとスムーズに帰宅できたが、2日目は出口が遠いため、あえてゆっくり時間をつぶしてから退場した。本当に最後の最後に会場を出たので、シャトルバスも最後の便になったが、待ったのは40分弱だったのではないかと思う。バスを降りても、そこから鉄道の駅まで歩いて、30分に1本しか来ない電車を待つ。いずれにしても、途中でマサムネくんがねぎらってくれたように、行くのも、帰るのも、なかなか一筋縄ではいかない会場であることは確かだ。しかし、だからこそのあの景色、あの贅沢なのだと言われれば、もはや頷くしかない。2日目ももちろんメンバーを近くで見られて楽しかったが、やはり1日目に観た圧倒的な光景が私の中にまだ残っているし、これからも多分テアトロンのことを思い出すとき、スタンド後方から見た夢のような光景を思い出すだろうと思う。そしてあの景色に負けない、スピッツのバンドとしてのしなやかさ、あの頃がピークだったと笑いながら、今なお新しいピークに歩いているような強さを改めて感じたし、それだけの楽曲を生み出してきた凄さをまざまざと見せられた時間だった。すばらしいライヴ、いや素晴らしい「体験」でした。スピッツ30周年、本当におめでとう!最高のライヴをありがとう!
 

23:54 | comments(2) | -

THE YELLOW MONKEY IS HERE.

おまっとさんでした!恒例のやついきます!

 

ふ、ふ、フラゲ日ですよってにーーーー!!!

 

恒例っつって4年ぶりじゃねえか。え?あら?そんなに?時間の経つのは早いものですね。というわけで本日5月19日、THE YELLOW MONKEY新録ベスト盤フラゲ日でございます!ラジオでちらっと聞いた曲もありますが、それもふくめて今から聞きながらただただ思ったことを垂れ流すゲームスタート!

 

1 悲しきASIAN BOY
イエー!がない!なんかもはやライヴのテンションに慣れすぎてイントロ間が抜けて聴こえる!吉井のイエッサがかなり寄せ芸炸裂しててすごい。コーラス違うと雰囲気変わるな〜。いやほんとなんか全体的に不思議な感じよ。なんともいえないふわっと感。あっオーライ!は言ってる。貴様と俺とは同期の桜は言ってない?原曲はフェイドアウトなのでアウトロは完全にライヴバージョンですね!これ、ファン投票でギリ16位にすべりこんだわけだけど、ヒーセが当時ラジオで「これが入らなくてどうするんだよぉ〜〜」と仰ってたの思い出します。私もこの曲に、一票入れました!イェア!

 

2 パール
おっとなんだか最初のギターの音に違和感。あとあれだね?原曲よりも遅くなってるね?すげえ丁寧なパールだなあ〜〜。いやこれはなんだろう、原曲の勢いと必死さがパールの肝だったのかなってぐらい違う曲みたいよ。原曲のあのちょっとやけっぱちの色っぽさみたいなものが薄いかな〜という印象。楽曲の美しさはいわずもがなだけども。

 

3 太陽が燃えている
おっとホーンが入ってるやないか。ホーンアレンジが入ってよりパッと華やかな曲になった印象。これはなんか吉井も歌が手の内に入ってる安定感があるなあ。あとこれほんとベースラインが絶妙ですわね。ストリングスも入ってるし、アレンジとしてはいちばん凝っているのでは?ちょっとビッグバンドぽい味があってよいです。

 

4 プライマル。
これ不思議なんだけど吉井やっぱりその時の歌い方にけっこう寄せてる感じするよね?とはいえ違うのは違うんだけど、あえて変えよう!みたいな感じはまったくない。すげー素直に歌ってるよなあ。おっとなんだこのピポパポ音。ひー途中のヒーセのベースに腰が砕けそう。この曲はほんとに当時と今とではもう一つ一つの意味が違って聴こえる。もはや希望の曲。

 

5 WELCOME TO MY DOGHOUSE
重低音さんいらっしゃい!ってぐらいリズム隊の仕事師っぷりがすばらしい。テンション振り切った犬小屋しかライヴでは聞かないのでなんか冷静なスタートでおもしろい、おもしろいとか言っちゃだめですか。すいません。はぁ〜しかしエマのぎたーのざ・おなご殺しぶりよ。そこに畳みかけるベース!遠吠え!あっアカン興奮してきた、と思ったら吉井もここから俄然温度あげってってるやないか!わかりやすい!おまえ、わかりやすい!いやほんとマジ犬小屋は偉大よ…!

 

6 追憶のマーメイド
まーーーーってましたーーーー!!!ストリングス入ってはるーーー!!!歌謡曲感すごーーーい!!!これもひねらず素直に歌ってるな〜。マジで歌謡曲方向に振りきっていい味出してる感じある。っていうか、あんなにメンバーに(ってか、吉井に?)冷たくされても(演奏されなくても)ずーっと好きな曲として投票してくれたひとのおかげでこうして今新録で聴けるんやで…アカン涙出てきたわ…もーーーぜったい東京ドームでやってくれーーー!!!

 

7 BURN
いやもうアニーのドラムに全部だよね。これよ。これなのよ。割といろんなひとがカバーでやってくれたり吉井もソロでやってたりしたけどドラムのこの、これ、これです。はあ。吉井のシャーマンみはちょっと薄れてるかな〜。鍵盤の音色が違うのでブリッジのところ結構印象ちがうな〜。あっと最後のギターの音まで入ってるううう!うれしい!!

 

8 SPARK
違和感仕事してーーーー!!!!なにこの「この15年毎日演奏してましたが何か」感。吉井のボーカルは当時ほどひねってない感じあるけどバンド演奏の厚みと安定感ハンパない。エマのギターのキレの変わらなさもすごいしいやもう全般的にすごい。Dメロのアレンジ変えてきて、かつこのしっくり具合。お見事!

 

9 楽園
吉井の!寄せ芸炸裂!これ意識してやってるんだろうけど(じゃなかったらコワイよ)こういう歌い方を楽曲が呼んでるんだろうか?楽園の間奏、ほんとこのベースとギターのマリアージュ…最高ですね。しかしヒーセのベースなんなんですかね。なんなん?ほんと、解散した後に誰かが言っていた、THE YELLOW MONKEYの音ってヒーセのベースだったんだなって言葉を思い出さずにいられない。

 

10 真珠色の革命時代
原曲の収録年が古いというのもあるけど、おそらくいちばん吉井の歌が変わってる曲ではないか。イントロから入るストリングスの旋律がそれだけで涙を誘う。吉井が当時思い描いていた楽曲の完成形をようやく音源として残すことができたのかもしれないな…ほんとうに美しい。メンバーの演奏もなにもかもがこれしかないというような美しさ。よかったね。これを残せてよかったね、また集まって、そしてこうして残せてよかったね…

 

恥ずかしながら号泣ししたため一時離席(チーン)(鼻をかむ音)

 

11 SO YOUNG
真珠色のカットアウトからこのイントロへのつなぎがすばらしい!もともとのベストを買ったときはさほど意識してなかったけど、こんなに投票数多かったのか…。はっいかんなんか遠い目して聴き入っちゃったよ。しかしなんつー歌詞書くんだよ!ひえーーだめだーーーまだ走馬燈が、走馬燈が仕事しすぎるううううう

 

12 天国旅行
これまたそーやんからほぼノータイムでイントロ。ってまて!スリー、フォー!のカウントむちゃんこハッキリ言ってる!いやしかしこれ…私以前「吉井和哉はこの天国旅行って曲をものしたという一点で歴史に名を残していい」とかほざいてましたけど、その楽曲のスケールにメンバーが合ってきたというか、それぞれの経験値が積み増されて凄いことになってるっていうか、ええええ!なんだこれ!!!完成度高過ぎない!?アニーの1,2,3,4のカウントもはっきり入ってるね…ありがたみ…まずいエマのギターの凄みに泣けてきた。どうすんだこれ最後までもつのかこんなんで

 

13 SUCK OF LIFE
あっはっは!今泣いたカラスがなんとやら!いやこれも真珠色と同じで原曲の収録年代が古いので当然いろいろ変わってきてるししかもTHE YELLOW MONKEYライヴ四天王のSUCKですから、吉井もどうすりゃいいのさこのテンション、みたいなのが面白すぐる。しかし歌ってる間に帳尻合ってくんのないつものことながら。あとでっかいイチモツベイベーってむしろはっきり歌いすぎだし最後完全にライヴのテンションやないか!お前のわかりやすさなんなんや!

 

14 花吹雪
多分今回収録されている曲の中で一番鍵盤の印象が強い曲なので、わりと別のカラーになった感じで新鮮!けっこう音のアレンジを変えてきてるような。吉井はこういう曲はもう自家薬籠中のものというか、安定の色気と切なさがあって満点です。いい歌詞書くな〜しかし!あとわし花吹雪のベースが大好きなんじゃ…ほとんど旋律やないかってぐらいの歌うベース…最高かよ…

 

15 JAM
これはもう手の内に入っているというか、さすがですね。15年後にまたもう一度これを録音したとしても、同じようなクオリティで録れるのではないかと思わせる。バンドにいろんな運命を連れてきて、バンドのいろんな運命に立ち会った曲だけど、その思いがきちんと楽曲に乗っているのを感じる。私にとっても結局のところ、これが運命の曲であり続けたんだよなあと思うと泣けてきます(またか)。しかしほんと、あの最後、一気に曲の温度をあげていく吉井の膂力の凄さ!アウトロにリフレインがつかない原曲のバージョンなのもうれしい。

 

16 バラ色の日々
ラスト!つまりファン投票で1位だった曲です。いやこれさすがにこなれてるね。違和感仕事してーーーー!!!(第2弾)あっでもエマのギターけっこう違うな。そしてかっこいいな。つーか…エマさんキレッキレやないか!しかし、このバラ色がこうして投票で1位になって、また新録のベストのトリを飾るっていうのもなんだか感慨深い。

 

あー終わっちゃった!

 

いやーーきゃいきゃい言いながら楽しみました。ところどころでも書いてるけど、元の曲から「離れよう、離れよう」みたいなところがまったくないのがすごい。基本的にその楽曲を、「今、そのままやってみる」ってことに心を砕いたという感じ。もちろん、よりアレンジされているものもあるんだけど、離れてるか寄せてるかでいったら寄せてる。それは、あえて離れようとしなくても、この歳月の間に積み重なったものがどうやったって出てくるでしょうっていう自信というか、そういうところを見てほしいという気持ちなのかもしれないな、なんて思いました。吉井のさー、歌うときにちょっと声が裏返ったり、アクセントがついちゃうとことか、まったく同じアクセントでやっぱり歌ってたりして、意識してるのか、自然に出るのか、このバンドの音だから自然に出るのか、なんか不思議な感じでした。あと聴くときはぜひヘッドフォン(イヤフォン)使うの推奨!リズム隊の音がより楽しめますわよ…フフフ…

 

つーことで映画は11月公開という告知もなされ、じゃあ、次は、オリジナルアルバム…?だろうがーー!!だろうがよーーー!!(このネタわかる人ここ読んでないとおも)もう、すごおおおく期待しています。ほんと、自分でも不思議だけど、自分の知らないTHE YELLOW MONKEYにめっちゃ飢えてます、わたし。解散している間は、このバンドのことを思うとき、たとえ懐古趣味の再結成でもいいからもう一度会わせてくれなんて考えてたこともあったけど、今や、私の見たことのない、聴いたことのないバンドの音を聞かせてくれーーーなんて思っちゃってるわけだから、ファンというのは度し難いですね。でもどれだけ度し難くても期待しているし、ファンにできることなんて期待してるよ、楽しみにしてるよってその気持ちを大事にしておくことだけなんじゃないかって思います。
期待してるよ!
楽しみにしてるよ!!!!
 

22:32 | comments(4) | -

あんなことこんなこと2016

あけましておめでとうございます。文字通り怒涛の2016年を終え、2017年新春を寿いでいらっしゃいますでしょうか。今頃メカラのレポ(もどき)をあげてお前はなにをやっておるのかという感じですが、完全にぐうたらな正月を過ごしておりました。そのいっこ前のエントリを書くのに集中力を使い果たした反動かもしれません。ほんとかよ。ま、それはさておき!1年前の今日、すべての火蓋が切って落とされたわけですね。私は何でも書いて残しておく派ゆえ、サイトの日記に1月8日の0時を待つ心境をリアルタイムで書いていたりしたので「そうそう、そうだったわ〜」などと振り返って1年の早さを実感しております。ということで折角(何が)ですから2016年のモーメントを総まくりたい。できるだけ長くならないよう簡潔にいきたい(無理だろ)(いやがんばる)。

 

1月
4日、REPUSMYT.COMというサイトがアレではないかという一報がRTで回ってくる。ヤバい。この思わせぶりさ加減!くさい!え!まじか!どうしたらええんや!パニックになる。自分が過去に書いたblogのテキストを読んで泣くという変態の所業に出る。他の誰が何をどう言おうと、ワシの姿勢はこれやけん、という気持ちでサイトの日記を最速で書き上げる。8日を座して待つ。うそ。蓋が開いた瞬間の私のツイート「賽は投げられたぞ!」その足でホテルの予約と予算案を組み上げる。スタッフを選ぶとかいう名目で行われた検定に参加。相当できた。やったねパパ!明日はホームランだ!さすがに好きなバンドを味なくなるまでしがむタイプのヲタである(自負)。

 

2月
新曲がラジオで解禁。平日!仕事!聴けない!FC最速先行の抽選発表。どの程度の確率でくるものなのか全く読めず、しばらく「当落」という単語を口に出せない病気にかかる。結果、4勝3敗。まだ慌てるような時間じゃない(by仙道くん)。SUPER指定席にかすりもしないが、とりあえず行けるかどうかが重要というスタンスは自分の中で解散前と全く変わっていないので「取れればええんや!」という浪花商人精神を大いに発揮する。職場の異動が本決まりになる。ガッデム。金がない。猿にかける金はあるが引っ越しにかける金がない。

 

3月
11日を過ぎたあたりから1日の進行が猛烈に遅く感じる病気にかかる。あと2か月、あと1か月と29日、あと1か月と28日…そりゃ遅く感じるわ!お薬多めに出しといて!ALRIGHTのPV公開。よしい…その、まえがみ…と数多の吉井ファンが一瞬沈黙するも「そうだったこの人めっちゃ髪の毛伸びるの早いんや無問題無問題」と気を取り直す。

 

4月
職場異動。通勤時間が6倍ぐらいになる(それまでが近すぎたとも言う)。さっそく心折れる。ツアー初日の1曲目が中継されることとなり、1曲目予想が公式サイトで開始。ツアースケジュールで開いていた8月に横アリ公演が「SPECIAL」と銘打ってぶっこまれることが発表される。横アリに異常な執着を燃やす我の本気と書いてポンゲが火を噴く。GW開けたらたぶん映画に行く暇もないだろうとシビルウォーを1日で3回キメる。眼精疲労がひどい。ばかなのか私は。お薬待ってます。

 

5月
絶対に体調を崩せないという強迫観念に苛まれるあまり体調を崩しそうになる、東海道新幹線が止まってしまった場合の移動方法などを考えて夜は眠れるけど朝起きれなくなる、職場の部下のマスク姿に異常に怯える、などの病気の諸症状がついに臨界点に達して迎えた5月11日。もうお薬も効かない。新大阪から品川までの距離が無限に感じられる。緊張が行き過ぎて痛覚がない人間のようにふわっふわの心持のまま代々木第一体育館に向かう。果たして、幕の向こうに4人はおり、まさに怒涛の日々の幕が切って落とされたのであった。幕の向こうの4人がまんま4人であり、「変わっちゃったわね」という台詞を差し挟む隙のなさに驚嘆する。代々木に続いて長野1日目にも参戦。シャトルバス乗り場を探している間にひとり遠征のお嬢さんに声をかけられる。THE YELLOW MONKEY見たさに初めてのひとり遠征だと言っていた。パンチ以来の長野ビッグハット。おセンチの花咲き乱れる。

 

6月
お友達と広島遠征。めっちゃくちゃ美味いあなごのひつむしを食べる。2016年ベスト食に食い込んでくるうまさ忘れがたし。アリーナの後方で見たが、距離に関係なくブチ上がれる自分を改めて再発見する。吉井ががっつりメイクをしてきたり、アニーが「今日が最高」と叫んだりツアーの成長を肌で感じる。帰りの新幹線の中で突然「THE YELLOW MONKEYが帰ってきた」という実感に襲われ泣き伏す。完全に情緒不安定な人のそれである。名古屋2日目への参戦を目論むも、会議日程に潰される。しかもその会議が踊ったあげく自分にほぼ関係ないという結果にこんな世の中に誰がしたと演歌の心持に。

 

7月
文字通り怒涛。大阪2days、さいたま2days、福岡2days、神戸2days、すべてに参加。大阪では吉井がMCで「解散という重い十字架」などと口走ったため思いもかけず動揺する。さいたまはこの長い不在の時間を一緒にこらえてきた友人たちとああでもないこうでもないとバンドの話を飽くことなくできて、それが何よりの幸福であった。二度と戻らない美しい日は戻ってくる。こともある。福岡では吉井が犬小屋で出だしを間違える、所謂「犬小屋事件」が勃発するが、この事件の肝は間違えたということではなく、間奏でその出だしのAメロを強引にぶっこんできた、奴の「転んでもただでは起きない」精神にこそある。かっこよかったよ!あと福岡民マジで盛り上げ上手!神戸ではツアー通常メニューは札幌を残すのみとなった寂しさからか「終わっちゃう」「終わっちゃう」と何度も吉井が口走り、完全に終わっちゃう妖怪と化していた。

 

8月
YOKOHAMA SPECIAL。そうまで言われてチケット取らない理由は私にはない。いや、そんな冠なくてもこの私が横アリをはずすわけない!と鼻息が荒くなる病気にかかる。発表になった時点で新横のホテルを押えており、新横はおれにまかせろ!と地元民でもないのに張り切る病気にかかる。SPECIALとかいって期待しすぎちゃいけないよねと心の予防線も張りつつ、いきなりのRAINBOW MANでTHE YELLOW MONKEYおまえはほんとにうれしい男だよと涙を流す。終演後2日連続でホールツアーと映画の告知。どんだけ働くんや!そして16年ぶりのひたちなかRIJF。期待に十二分に応えるステージで江戸の仇を、いやちがったひたちなかの仇をひたちなかで討つ。大阪サマソニの暑さでしぬ。あれはしぬ。ほんとうにしぬ。

 

9月
オーラス札幌!小樽で「時価」のうに丼に果敢にトライ、ライヴ打ち上げでは今まで食べていたジンギスカンとは…と真顔になってしまうぐらい美味いジンギスカンでいいだけ打ちあがる。食の王国札幌すばらかしき。いつもそうだが、吉井というかこのバンドはオーラスよりもひとつ手前ぐらいがいちばんセンチメンタルで、オーラスはもう前を向いていることが多いなと改めて実感する。アンコールのパールの前に、吉井の掛け声に3人が応じた瞬間はこの1年の中でもかなりのベストモーメントであった。4か月間の怒涛の日々が終わったと一息つく間もなく、12月28日武道館メカラウロコ27が発表される。もういくさはいやでござりまする…とかなんとか時代劇に出てくるおなごのようなことを言うわけもなく、竹やりで戦場に駆けていくタイプのヲタ、それが私。

 

10月
新曲「砂の塔」発売に向けてラジオ・テレビ・雑誌のラッシュ。すごい。ここまで15年間雨水だけで暮らしてきたヲタの頭の上から放水車でミネラルウォーター注ぎ込むようなこの所業。情報の大洪水や〜!(普通のことを彦摩呂ふうに言う病気)折しもradikoに「タイムフリー」という機能が装備され、エリアフリーもかけ合わせればほぼすべてのラジオを聴くことができるという、ヲタを躍らせる時代の到来を実感する。中でも古いお付き合いである相越さんとのやりとりは絶品であった。エマの「ねえ聞いてる!?」のトーン好きすぎた。テレビでは[Alexandros]と共演したミュージックフェアがかなり印象深い。シングル、初回盤にはアリーナツアー12か所の音源がついてきたり、FC限定盤には熊本でのフリーライヴのDVDがついてきたり、盤を買わせる努力惜しみなき。そしてメカラ当落発表。お友達からのLINEを見て職場の廊下で泣き崩れる(本当にありがとう!)

 

11月
メディアラッシュが一段落したと思う間もなくホールツアー開始。この時点でチケットが取れているのは長崎のみであり、初日から1か月以上先という事態に打ち震える。最初2〜3本行きたいな!とか思っていた自分を殴るしかない。殴るしかないと言いながらまだ大分ワンチャンあるんじゃねと大分行の旅程を組む私。この見通しの甘さ、殴るしかない。ツアータイトルからして、そしてラジオでのメンバーの発言からして「レアでマニアック」なセトリになることが予想され、とりあえずネタバレ防衛ラインを組む。防衛ラインが強固すぎてこの月、真田丸と逃げ恥の話しかほぼ、していない。そしてとうとう!念願の!紅白出場決定!夢はときにおそろしいほど叶う!おそろしい!

 

12月
長崎は今日も雨だった!うそ!パンチ以来の、思い出の長崎。すばらしい。ベストモーメントしかない。ホールツアーはグッズのデザインが珍しく良くて販売開始前2時間ぐらい並ぶが、それでも枡は買えず。おそらく人生初、売り切れている枡と先行販売で買ったTシャツとパンフ以外は買うという、ここからここまで全部頂くわ状態。私「これとこれとこれ…」物販のお姉さん「以上ですか」「まだあります、これとこれ」「以上で…」「まだあります」大人!こわいね!思い出のFOXYをまた長崎で聴けたことに感極まり、思わぬ所にぶっこまれたパンチドランカーにのけぞる。ネタバレ見ずにこれて本当によかったと思った。よくがんばりました。そして翌日大分公演のチケットもないのに大分に向かい、しかもそこそこ楽しんでしまうという自分たちのヲタヲタしいおめでたさを実感する。世界にTHE YELLOW MONKEYがいればそれが楽しいと言わんばかりである。そして年の瀬12月28日、運命のメカラ、運命の武道館。電子チケットであったため、スマホを失くす、落とす、落としたスマホを誰かが蹴って踏む、そのスマホが線路に落ちて電車に轢かれる、などの妄想が止まらない病気にかかる。いったい1年でどれだけの病気になっとるんや!無事会場に入ったあとの襲い掛かるおセンチメンタリズムは異常であった。大晦日は念願の紅白、しかもNHKホール、しかもJAM。完全に落ち着きを見失う(私が)。でもたぶん中原さんが見守ってくれていた。中原さんありがとう。本当におそろしいほど、夢は叶う。

 


再結成(再集結)が発表になって、私は自分がこのバンドのファンであることを全く隠していないので、いろんな人に心境を聞かれるました。でも毎度判で捺したように「よくわかんないんですよ」と答えていた。いや実際よくわかんなかった!考えすぎるとこわくなるので考えすぎないようにもしていた。人間緊張が行き過ぎるとよくわかんなくなるということを学びました。5月11日の当日、青山のホテルでお友達と待ち合わせ、会場に向かい、代々木第一体育館の中に入っても、まだよくわかりませんでした。カウントダウンが0になり、暗転し、バラ色のリミックスが流れてもまだよくわかりませんでした。本当のところ、1年経った今でもよくわかってないのかもしれません。そう、これは夢だよ、1年間いい夢みたね、とぱんと泡がはじけても、そうだよな、そんな都合のいいことあるわけない、と思ってしまうかもしれません。でも現実でした。夢だけど!夢じゃなかったー!

 

嵐のような怒涛の2016年、まさかこんな1年になろうとは。全力投球で駆け抜けた、おもしろおかしく過ごせた1年でした。それを一緒に過ごしてくれた友人各位、どうもありがとう。特にちなみさんには超絶お世話になりました。これからもおもしろおかしく過ごしたい。そんな場合じゃない時も、おもしろとおかしさを積極的にひろってすごしたい。それを世界一かっこいいバンドといっしょに過ごす生活のなかで見つけたい。それがわたしのたったひとつの冴えたやり方、かもしれません。楽しかった2016年、あんなことこんなことあったでしょ、いーーつにーーなーーってもーーー わーーすれーーーないーーー。

 

23:26 | comments(8) | -

メカラウロコ・27に行ってきたのよ

2016年1月8日に再集結が発表された瞬間から、まず頭によぎったことのひとつと言ってもいいのが「12月28日の武道館」でした。その日に武道館でやることについてはまったく疑っていなかった(吉井が前年の12月28日に、『来年は(12月28日は)何曜日?火曜日?水曜日?何曜日でもいいから来てね〜!』と言っていたので何かがあることはわかっていた)んですが、果たして、チケットが取れるのか?それはこの1年過熱するチケット戦争を目の当たりにしていてますます募る気持ちでした。おかげさまで、友人の強運のご相伴にあずかることができ、武道館に行くことが出来ました。もう、人さまのお力にすがって生きて参りましたの、というブランチの心持ちもかくや、です(欲望という名の電車ネタ)。

 

あの、いちばん感極まったのは会場に入った瞬間かもしれないですね。あの国旗、楽団(さすがにメカラウロコ楽団ではなくて徳澤青弦ストリングスの皆さん)、パッヘルベルのカノン…。メカラウロコに来た…!という実感、とうとうこの日本武道館に、国旗の下にTHE YELLOW MONKEYが帰ってきた、という実感で、なんか文字通り胸がいっぱいになりました。

 

1曲目の予想はいろいろ考えたんですけど、7を踏襲するならMORALITYだよなあとか、ROMANTISTでどーん!と始まるのもありだよなあとか、でもROMANTIST始まりは吉井ソロで割と最近やったしなあとか、いろいろ考えていたらあの、時計仕掛けのオレンジの第九が!ってここからROMANTISTやった時ありましたよね!?エッもしかしてアレックスのコートきちゃう!?とか頭をぐるぐるしましたが、聴こえてきたのは「月光」。ぎゃーんMORALITY!やっぱり7路線か!

 

MORALITYということはもちろんあのお姉さんたちが出てくるわけですが、よく見えなかったけどボンデージ風の衣装で顔が隠れてて、さすがに胸はアレだけど7のスリップ着てるやつよりは格段にエロくてよかったです。吉井ちゃん孔雀の羽持ってたよね?途中でおねえさんの胸に差してるのもエロくてよかったなー。でもって、これ、このままいくとギターじゃーーん!とかき鳴らして「メカラー!ウロコー!」て叫んでからのDORASTICだけど…?ってなってたらほんとにそのまま「セブーン!」が「トゥエンティセブーン!」でDORASTICだった!

 

言うまでもないですけど、ほんとメカラ7の映像をんもうしぬほど繰り返し見たので、なんか「見える…未来が見えるぞ…!」って感じで、不思議な感覚を味わいました。DORASTICのコーラスのエマとヒーセがまたかわいいんだよね〜!

 

メカラのセットリストでいくと次は「俺たちも、すっげー元気。LOVERS ON BACKSTREET」だけどどうなのどうなの、と思ってたらなんとー!!!FAIRY LANDでしたーーー!!お友達の「これやってくれ頼む!」の第1位だったのでふたりでギャーーーーつって抱き合った!!!吉井ちゃんがまたあの美しい手でげっだーん!をやってくれるのが嬉しかった…!この日はほんと、そういうファンがああそうそう、それそれ!と思うアクションの数々を惜しみなくやってくれていたような気がします。

 

最初のMCに続いてSECOND CRY、そしてFINE FINE FINEとここもメカラ7のセトリの流れ。SECOND CRY、吉井曰く「ジャガーになる曲」。あの、曲の最後の「お前に魂を売ってやる/お前にすべてを売ってやる/お前に薬を射ってやる」が正しいけど、「すべて」と「薬」が逆になったのでアッ!っと思った。いや間違えた!っていうんじゃなく、吉井さんこれメカラ7の時も逆に歌ってるんだよ〜〜。FINE FINE FINEであの首吊りの木もやってくれてた!あと、ちょっとテンポ遅め…?と思ってたらエマがささっとアニーのとこに近寄った後、ちょっとテンポアップした気がしたんだけど気のせいかしら。でもって、じゃあ次はA HEN?それとも麗奈?と思っていたら…VERMILLION!!!やった!!!マジか!!!なんか、吉井がホールでやった曲でメカラでやんない曲もある、とか言ってたからVERMILLIONとか外れそう…って勝手に心配してた!FINEの曲終わりでサッとジャケット脱いで、あの紫のシャツでこの曲て、もう完全に確信犯…あの美しい手のぶらぶら…最高かよ!いやマジで、あの「僕の爪を切るな」で吉井が叫んでぐっとのけぞったところ、ヒーーーーつったもん。ヒーーーーつって、そのままなぜか腹を押えていた私だ。なんだろう、吉井がそのあとのMCで「エマの八重歯を二回見ると双子を妊娠する」とか言ってましたけど、おまえの手指もそれぐらいのアレだからな!?みたいなことなんでしょうか。

 

そこからの聖なる、FOUR SEASONS、SHOCK HEARTSと今度はホールツアーの流れ。再集結して、これでアリーナ、ホール、単発のライヴとあらゆる形態を1年間でやってきたわけですけど、個人的にセットリストの組み方がすごく慎重というか、ちゃんと練られたものを出そうというのが共通してあるよなあと思いました。やっぱり1曲1曲ちゃんとモノにして、それからステージに出したいというか。FOUR SEASONSのあのスタンドプレイ、ホールでは見られなかったので嬉しいです、嬉しいです。でもスタンドを倒して手を放す、というよりは立ってるスタンドなぎ倒す!みたいな勢いがあってちょっと面白かった。死ねばそれで終わり、の手のジェスチャーもそのままやってたな〜。

 

ここで長めのMCがあって、もう、吉井のソワソワぶりがひどいし話の持っていき方はグダグダだしで、面白いやらおかしいやら(結局、面白い)。九段下って単語を先に言っちゃダメだよ!「なんでみんなそんな勘がいいんだ!」つってたけど、よくなくてもわかるわ!個人的にはそれよりも「腸は第二の脳だって言いますからね…こんなことを言うロッカーになるとは思っていませんでした」ってやつにしこたま笑いました。まったくだよ!


あと、20年前はね、最初に出てきた瞬間それはもう割れんばかりの黄色い歓声だったわけですが…すっかり…茶色くなって!とか言い出して、あっこれ民生にも言われたことあるな!とか咄嗟に思いました。でもこういう「愛あるおディスり」ははまる人とそうでない人がいるので吉井ちゃん、用法用量は正しくお使いくださいだよ!

 

しかしそのグダグダぶりから「気を付けてくださいね、左利きの少女には」って単語ぶちこんできてRED LIGHTだもん。はーあいつずっちーな!当該歌詞のところ、あの、私の大好きなあれ、左利きの少女の夜を買うのところ、ちゃんと手が背中に回ってて、ああ〜〜〜アップで見たい!見せてくれ!と身もだえしました。続いてセルリア。もう、これも、やらないわけないよね!RED LIGHTきたら、やらないわけないよね!ですよ。やらないわけないよねー!って声に出たもん!

 

その次のMCで、吉井がギター持ってて、あれっこのギター…ってことは…と思っていたら、113本回ったツアー、って話になったあと「俺はこの曲を武道館でやったことないって思ってたんだけど、2回もやったことあるんだね」とか言い出して文字通りのけぞりました。マジかよ…っていうかセトリ組むときにそういう話したんだろうけど、吉井が「パンチドランカーって武道館でやったことないよねー」とか言い出した時のスタッフ及びメンバーの顔が見たい私だよ。「やったこと…あるよ?」ってこいつ何言ってんだ?みたいなテンションで誰かツッこんでてください(過去への要望)。そしてその様子を映画で見せてください(未来への願望)。吉井ちゃん!あの年はね!武道館3daysだったのよ!2日間パンチのツアーで、28日だけメカラだったのよ!それでほぼセトリ全替えだったんだから大したもんだよユーたち!(結局褒める)。

 

しかし、この曲をこうしてまた聴ける、とは。もうなんか、やっぱり胸がいっぱいになります。しかもそれを吉井が「俺たちのチャンピオンベルトのような曲」と言ってくれるとは…!って、この話、長崎の時も書いたね!書いたけど、また書きたい!何度でも書きたい!

 

そしてきましたSWEET&SWEET!やった!ホールの大分で出たという話は小耳に挟んでおりました!ギターは君の手を縛り、で吉井がぐっと腕を前に出して縛られるジェスチャーやってくれたのぎゃーんってなった。まあ私もあれ喜んでやっちゃいますけど。それもこれもTRUE MINDの映像のせいだけど。そのままアウトロから太陽が燃えているにつながるのもホールの流れと同じ。この、メカラ7、SLS、7、SLSとツートンカラーの縞模様の波のようなセトリの構成。過去と現在を行ったり来たりしているような不思議な気持ちになったりして。

 

太陽が燃えているも、SUCKも、武道館で聴くとまた格別の良さのあるスケールの大きな曲だなあとしみじみ思いました。SUCKは全部盛りしちゃうと尺取るから一番シンプルな形でしたけど、あのスネア二発から吉井のマイクスタンドぶん回し、エマのぎゅいんぎゅいんくるギター、そしてハンドクラップ、盛り上がらないわけないですよ。ユアラーイフ、からFATHERへの入り、やっぱりTRUE MINDに入ってる映像を思い出さないではいられないんだけど、間奏のとき吉井が後ろにさがって、なんか指輪をはめているような素振りをしたのでなになに?って目を凝らしたけど当然見えません!あとでサイトでねたばらししてくれてたね。その指輪をつけたまま、あの間奏のところでぐるぐるまわって、倒れて、「耳を当てたまま目を閉じる」…んもう大好きな流れじゃんかよ〜!(泣)

 

そのあとのMCで、この武道館に帰ってこられたことの感謝を口にしていたんだけど、「ここでこの曲をやれるということのありがたさ」って言ってて、えーっなんだろう、と思ったらフリージアの少年でした。少年じゃないけどねなんて茶化していたけど、でもやっぱり特別な1曲なんだなあ。わたしも大好きだ…あの、最後のリフレイン、マイクから遠ざかるところもそのまんまだった。最後、もしも貴方が今夜僕に、と反転するところもめちゃくちゃ好き。でもって、この余韻のままステージを去ったので、フリージアが本編ラスト…!斬新!ってなりました。

ストリングスの方々がいらしていたので、私の「やってくれ頼む」ベスト1であるところのTHIS ISが来るならアンコールいっぱつめだろうな…などと思っていたらステージに戻ってきた吉井ちゃんが「…座ってアンコールしてただろう!」はっはっは、これも民生に言われたことあるわあ(吉井ちゃんもどこかのツアーで言ってたネ)。

 

メンバー紹介、アニーが挨拶するときに腋を隠すしぐさに「昭和だな」とか言ってたんですけど「お前もな…」と思った私です。エマの投げキス大サービスも笑いました。似合う、似合うよエマはこういうのが!吉井ちゃん、うれしくてたのしくて仕方ないのか、なんかほよほよしていて面白かった。エマと急にお尻をくっつけたがったのは何だったんだ(笑)ヒーセに問題児と言われていたけど、ほんと自由奔放すぎて面白かったです。

 

7を踏襲する路線だったから、ほぼ確信はしていたし、吉井が「前夜雨」なんてタイトルで更新してたりしたので、やるよな、やる、やるはずだ、やるにちがいない!と思っていたけど、本当に始まったらやっぱり格別でした。メカラ8のドームのときに、THIS ISは聴きたいなって思ってて、でも聴けなくて、そこからずっとのどにひっかかった小骨のように聴けなかった後悔が付きまとっていた曲でした。きらきらの、エマと吉井の曲。最後にエマが寄り添うところ、本当に大好き!

 

でもって、おそらく誰もが予想するセットリストナンバー1だったんじゃないでしょうか、「真珠色の革命時代」。だってね、まさにメカラウロコを象徴するような楽曲だものね。間奏で吉井がエアギターでエマの指を追うところ、美しかったなあ。この曲が、吉井和哉がどん底であった時代に、いつかここから抜け出そうという思いを込めて作られたのだと思うと、この記念すべき日にこの場所で鳴らされるこの曲、というものに特別の感慨を抱いてしまう。曲のアウトロのときに、ストリングスのところまで登っていく吉井を見て、あーあれだ!って思ったし、吉井の指揮からのSubjectiveへの流れも本当に好きすぎる。あそこでさ、弾いてるひとの隣で当て振りしちゃうところとか、もちろん変身!ポーズも、本当にメカラ7を見ているようで、すごく不思議な気持ちになりました。

 

砂の塔が続いたので、新曲でおしまい…なのかな…とか思ったけどまあそんなわけなかったです。吉井がアコギ持って出てきて、お友達と「だよね」「だよね」と頷き合う。もうあれしかない。吉井がギターをじゃーんとストローク。あれしかない!ご丁寧におそその説明してたのおかしかったなー。ひとりひとりに歌わせるつもりだったけど時間がない、なのでまとめて歌えーつって3人に託したのはいいんだけど、けど、アニーが、歌に、入れない(爆笑)もうさ!エマがすごい顔でめっちゃ「いま!いま!」ってゆってるのに「え?え?」てなるの面白すぎたわ!吉井が「本当にドラマーなんでしょうか!」って言ってて笑いました。アニーかわいかったよ(笑)アコギ弾きながら吉井が顎で客を煽るの本当めちゃくちゃかっこいいし、この曲であそこまで客をぶち上げさせる吉井たまんないよね!でもって「センキュー愛しています、アバンギャルドで行こうよ!」

 

昔読んだインタビューで、吉井がこのアバンギャルドのことを「この曲をやるとメンバーが愛おしくなる気持ちに近いような感じになる」って言っていたのを思い出したりして、やっぱりこれをやらないと、年は越せないよね〜!だし、今年の汚れ今年のうちに!だし、武道館、年末、THE YELLOW MONKEYとくればアバンギャルド!ってぐらい、このバンドを象徴する楽曲だよなあと。

 

そしてそのままあかつきにーーーー!!!でASIANへ。このとき、暁に、果てるまで、日本国旗に敬礼を、って言ってくれたのめちゃくちゃうれしかった、うれしすぎてそのあと「暁に目を向けて」って歌ったかどうかを覚えてない!歌ってくれたと思うんだけど!いつもは「暁に背を向けて」なので、武道館で国旗を見ながらこう歌うのが大好きなんだよ…!それにしても、ほんとに吉井はそういうところで絶対はずさない…!降りてきた電飾をどお?って感じで示して、電飾に触れてあっちぃ!みたいになってるのもかわいかったし、花道で匍匐前進したらすごいスピードで急降下していたのも面白かったなー。

 

それにしても、ASIANの強さ!私にとってのSONG OF THE YELLOW MONKEYだし、この武道館でもっとも聞きたかった曲でした。この曲だけは4人にとっといてくれと祈っていた時もあった。その願いがかなって、しかもまたこの武道館であのイエッサー!ができる喜び。満願成就でした。本当に。最後、みんなで写真を撮っていたけど、有賀さんとミッチが両方揃っていたのも、うれしかったです。

 

最後、暗転して、客電がつかないので、なになに、と思ったら映画の特報第2弾。その中で、ホールライヴあとの楽屋でスタッフが「東京ドーム楽しみですね」って言ってカットアウトするという。ドーム!って!言った!と隣のお友達の肩をつかんで揺さぶるわたし。というのも、そのお友達がずーーっと、リベンジっていうなら、ドームをやらなきゃじゃん!と言っていたからなの。ほんとにそうなった!っていうかこの1年、ほんとにそうなった!って何回言ったんや!

 

この翌日、2017年の12月28日の武道館は30周年のBUCK-TICKが使うことが判明したわけですけど、いやでもBUCK-TICKさんでよかったです。思い返せば1997年の12月28日はテレビ局の企画に持ってかれたんだったわね…(笑)そのあとは改修でしばらく使えなかったりするかもだけど、またいつか武道館でもきっとやるだろうし、その間は12月28日にまたどこかで別のことをやったりするかもだし、帰ってきたからといって安心させないというか、何するかわからないのもこのバンドらしいかなという気はします。

 

思えば2006年12月28日、ちょうど10年前に、吉井和哉はここで「きめた!12月28日は毎年おれがここでやる、ここを吉井武道館にする!」と高らかに宣言したのであった。翌年にはTHE YELLOW MONKEYのデビュー15周年に触れ、俺だけでもここでやり続けられたら、と言い、でもやっているうちにいろんな使い方ができるかもしれないしね!と彼は言っていた。そしてバラ色の日々を歌う前に、高らかに「THE YELLOW MONKEYも一緒に!」と叫んだのだった。

 

この10年、吉井和哉が12月28日の武道館を守り続けていてくれた(うち1年は福岡)ことは、私にはすごく大きなことだった。でももう、あのバンドが帰ってきてくれたので、そこにTHE YELLOW MONKEYがいれば、私はそこにいくだけなのだ。押部啓子さんがメカラBOXのブックレットで言っていた、「メカラに対する引きずるような残像」がようやく姿を消した気がします。この夜に起こったいろんなことを、またいつか遠く思い出す日が来るのかな。その時は、ああ、楽しかったねって、思い出せるといいな、そう思います。

 

 

セットリスト
1.MORALITY SLAVE
2.DRASTIC HOLIDAY
3.FAIRY LAND〜電気じかけのナルシス
4.SECOND CRY
5.FINE FINE FINE
6.VERMILION HANDS
7.聖なる海とサンシャイン
8.Four Seasons
9.SHOCK HEARTS
10.RED LIGHT
11.セルリアの丘
12.パンチドランカー
13.Sweet & Sweet
14.太陽が燃えている
15.SUCK OF LIFE
16.Father
17.フリージアの少年
アンコール
1.This is For You
2.真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)
3.Subjective Late Show
4.砂の塔
5.アバンギャルドで行こうよ
6.悲しきASIAN BOY

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