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THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その12"CLIPS 1~3"

◆CLIPS Video Collection 1992〜1996
1996年3月VHS発売、2000年12月DVD化。デビューシングル「Romantist Taste」から、9thシングル「Jam」までのプロモーションクリップが収録されている。このうち「Love Communication」と「Jam」は吉井和哉がディレクションしている。DVDの映像特典には、そのJamのメイキングの様子も収録されており、吉井和哉の初々しい監督姿を見ることができる。

 

◆CLIPS 2 Video Collection 1996〜1998
1998年11月VHS発売、2000年12月DVD化。10thシングル「SPARK」から17thシングル「MY WINDING ROAD」までのプロモーションクリップが収録されている。このうち「SPARK」は唯一バンド移籍前の楽曲であるため、発売元が異なるが、取りこぼされることなく収録された。

 

「SPARK」は、以降THE YELLOW MONKEYのMVの多くを監督した高橋栄樹との出会いの作品でもあり、CLIPS2に収録された8曲は、すべて高橋栄樹の手によるものである。

 

DVD化にあたり、各クリップのメイキングとTVCMが収録された。このメイキングはバンドにとって激動の3年間を切り取っているということもあり、その空気の変遷が如実にわかる、ある意味貴重な映像である。
 
◆CLIPS 3 Video Collection 1999〜2001
2001年3月にVHS及びDVD同時発売。18thシングル「SO YOUNG」から24thシングル「プライマル。」までのプロモーションクリップが収録されている。7曲のうち5曲を高橋栄樹が監督。CLIPS2と3はトータルディレクションも高橋栄樹である。

 

DVD化された際の特典映像には、「ジュディ」の.Inspiration Film by EIKI TAKAHASHI ~featuring Live Film on Jan.8th,2001 at Tokyo Dome~という、タイトルを読むだけで高橋栄樹節満開の映像と、同様に各クリップのメイキングが収録されている。
 

22:31 | comments(0) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その11"THE YELLOW MONKEY LIVE BOX"

2004年12月に発売された、「追憶の銀幕」から「SPRING TOUR」までの9枚のDVDと、ボーナスディスクを加えた全10枚からなるDVDBOX。通称「黒箱」。


このボーナスディスクには全16曲が収められており、その中には各VHSがDVD化された際に特典としてつけられたものもあるが、1994年7月に日比谷野外音楽堂で行われた「つわものどもの熱帯夜」のライヴの映像は中でも貴重。この「4000粒の恋の唄」、そして98年12月28日メカラ9での「MERRY X’MAS」はいずれも吉井和哉がマリーの衣装を纏って歌われたものである。

 

SPRING TOURのDVDには横浜アリーナの公演からは9曲しか収められていないが、ボーナスディスクでそこからもれた7曲が入っているので、当日の演奏曲21曲のうち16曲をこのBOXで見ることができる計算になる。個人的にはインタビュー等の差し挟まれていないこのボーナスディスクのライヴ映像こそが、SPRING TOURの雰囲気を味わうことのできるものという気がする。ちなみに「A HENな飴玉」で吉井のマイクが壊れ、つかつかとエマのマイクスタンドに歩み寄ってマイクを奪うところが見所のひとつ。

 

同梱のブックレットに収録されている写真もすばらしいが、各単体ツアー時に雑誌に掲載されたテキストがいくつか再録されており、これも懐かしい。ロッキンオンJAPAN、R&R NEWSMAKER、CDでーた、音楽と人など、その雑誌も多岐にわたっている。巻末には発売時点までのTHE YELLOW MONKEYの全ツアー日程が記されているのもヲタには嬉しいサービスのひとつ。

 

発売されたのはTHE YELLOW MONKEYの解散が正式発表されたあとであり、このDVDBOXを買うことに切なさが混じらなかったわけではないが、白箱にしても黒箱にしても、全体を統一したデザインも美しく、単にコレクションというにとどまらず、こんなに活用したBOXは後にも先にもないだろう。私が死んだら棺に一緒に入れて欲しいと思う一品である。
 

23:42 | comments(0) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その10"THE YELLOW MONKEY LIVE AT TOKYO DOME"

2004年12月28日DVD発売。通常盤と初回限定盤が同時発売されている。1996年12月以降、順に行われたメカラウロコ7,9,10の中で1997年に行われなかった「8」の枠と、最新アルバム「8」をあわせ「メカラウロコ8」と名付けられていたが、LIVEDVDのタイトルにはメカラウロコの冠はなくシンプルなものとなっている(2009年12月に発売された「メカラウロコBOX」では、「メカラウロコ8」として本ライヴが収録されている)。ライヴ自体は2001年1月のものなので、映像化にはほぼ4年近くかかっていることになる。なお、同日のライヴはWOWOWで生中継されていた。

 

1月4日の大阪ドームと、1月8日の東京ドーム、この両公演をもってTHE YELLOW MONKEYは活動休止期間に入り、そして2004年7月7日に正式に解散することとなったので、これが再集結前の実質ラストライヴであった(実質というのは、2004年12月26日に東京ドームで開かれたTHE EXHIBTION AND VIDEO FESTIVAL OF THE YELLOW MONKEY メカラウロコ・15でメンバーが1曲だけ演奏しているからである)。当日のライヴ全編が収録されているほか、特典映像として「Pearl Light Of Revolution」と「BRILLIANT WORLD」についてはメンバー4人それぞれのマルチアングル映像が用意されており、長年の(特に吉井以外の)ファンの願望でもあった、エマを、ヒーセを、アニーをずっと見せてくれ!という欲望を叶えることができる。

 

初回限定盤には大判の写真集が同梱されており、ドーム公演(大阪、東京とも)の様子が収められている。
 

23:39 | comments(0) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その9"SPRING TOUR"

2000年12月にVHS及びDVD同時発売。2000年4月から5月にかけて行われたSPRING TOURの最終日、5月10日の横浜アリーナでの演奏を中心に、ツアーのバックステージの様子やメンバーやスタッフへのインタビューで構成されており、キーボードの三国さんのインタビューも聞くことができる。吉井和哉はここで、自分の今までのベストライヴにメカラウロコ7の名前を挙げている。

 

収録曲のうち、サイキック癸垢肇僉璽襪脇大文理でのゲリラライブで演奏されたものが収録されており、いずれもまだ発売前で、パールは微妙に歌詞が異なる。発売当時はそれほど気にならなかったが、ライヴ映像以外は記録用のカメラで録っていると思われ、今のテレビ画面で見ると画像の粗さがかなり目立つのは否めない。

 

I LOVE YOU BABY、SUCK OF LIFE、JAMの3曲は特典映像として収録された。DVDBOXではこの3曲はボーナスディスクに収録されており、メンバー4人へのインタビュー映像(約11分)が先の3曲とは別にボーナストラックとして収められている(単体DVDも同じ)。ヒーセ、エマ、アニーの3人はそれぞれこのバンドとの出会いを語っており、よく知られたエピソードではあるが、吉井以外の口から語られるのを聞けるのはなかなか貴重かもしれない。

22:00 | comments(0) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その8"PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99 FINAL 3.10 横浜アリーナ"

1999年6月VHS発売、2000年12月DVD化。1998年4月から1999年3月までの1年間にわたって行われた計113本の全国ツアー、「パンチドランカーツアー」の最終日の公演をフルで収録している。

 

113本という文字通りの超ロングツアーであったため、ツアーの最中から映像化に期待するファンの声は高く、言ってみればロードムービー的なものを期待する声もあったが、最終日の一日だけを切り取るという形でのリリースとなった。後年、この時に録りためられた様々な映像は、映画「パンドラ」の中で甦ることとなる。

 

この3.10でファイナルならではの映像が楽しめるのは「甘い経験」で、この日はこのロングツアーを支えたスタッフが吉井に呼び込まれ間奏の「同じ踊り」を踊りくるうさまを見ることができる。思い思いに盛り上がるスタッフの踊りも微笑ましいし、何よりそのスタッフの様子に喜ぶメンバーの顔がいい。そして、もはやステージを置いていかんばかりの勢いでブチあがる観客のボルテージの高さは必見である。

 

ちなみに、アンコール1曲目(つまり、「甘い経験」の前)に演奏されている「人生の終わり」は、113本中、この3月10日にしか演奏されていない。
DVD化された際の特典映像は、本編に差し挟まれるインタビューのフルサイズ(約43分)。インタビュアーはお馴染みの渋谷陽一氏である。
 

21:57 | comments(0) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その7"メカラ ウロコ・7"

 1998年10月にVHS発売、2000年12月DVD化。公演自体は1996年12月に行われたものだから、映像化に実に2年近い歳月を要した。当日の公演の完全版ではないが、レア曲の連打で当時からすでに伝説と名高く、後追いファンの憧れでもあった「メカラ7」の夜をパッケージした今作の発売は、文字通り首を長くして待たれていた。

 

メカラ・ウロコ楽団の演奏するラルゴの「なつかしい木陰よ(オンブラ・マイ・フ)」から、ピアフの「愛の讃歌」、そして「月光」に繋がるのは当日のオープニングの流れそのままである。ここでバックに流れる懐かしい映像もファンには嬉しい。

 

1曲目の「MORALITY SLAVE」では、「追憶の銀幕」のオープニングで上半身裸の女性ふたりが支柱に縛られた姿で出てくるのを再現しているが、当時予算の関係でふたりしか呼べなかったリベンジと称し、この武道館では大量に女性が投入されている。ただし、着衣。残念ですね。

 

吉井和哉は後年ことあるごとに、このメカラ7を「自身最高のライヴ」と称してやまず、解散後には「あんなのが残ってるから再結成しろって言われちゃうんだよ、いい時ばっかなんだもん残ってるのが」と語ってもいた。中でも、この日本物のオーケストラと演奏した「真珠色の革命時代」は殊の外印象深いと言っており、「今思うとこわいほど、自分にとっては感動的だった」と振り返っている。

 

DVD化された際の特典映像は、1998年のメカラウロコ9で演奏された「Merry X’mas」。吉井が「4年に一度あらわれる」マリーさんの装いで歌った1曲が収録されている(DVDBOXではボーナスディスクに収録)。

 

この「メカラウロコ7」に未収録となった楽曲のうちいくつかはNHKの特番で放送されたことがあるが、2009年12月に一連の「メカラウロコ」ライヴが完全版LIVEDVDBOXとして発売されている。
 

21:55 | comments(2) | -

THE YELLOW MONKEYのDVDを総まくる!その6"RED TAPE TOUR 1997 FIX THE SICKS 〜紫の炎〜"

1997年12月VHS発売、2000年12月DVD化。1997年5月8日のFIX  THE SICKSツアーの横浜アリーナ、1997年9月14日の紫の炎@西宮スタジアムのほか、ロンドンアストリアで行われたライヴや、ミック・ロンソンの故郷であるイギリスのHULLを訪れた際の映像も一部収録しており、まさに1997年のTHE YELLOW MONKEYを濃縮した1枚である。 

 

1997年は彼らを語る上で今でもエポックな出来事として取り上げられる、第1回目のフジロックフェスティバルがあった年でもある。FIXのツアーはそのフジロックの洗礼を受ける前、紫の炎は受けた後…と、後出しのセンチメタリズムを全開にすれば、そこで彼らの纏う空気の違いを読み解くこともできるかもしれない。確かに、ひとつ前のTRUE MINDのDVDと較べると、本作はどこかすでに落ち着いたトーンでまとめられているが、ディレクションをつとめた高橋栄樹の影響も少なくないだろうと思われる。


なお、VHSで発売された当初は「紫の空」が収録されていなかったが、DVD化する際に編集によってこっそり加えられている。映像特典はそれとは別にあって、「見てないようで見てる」のスタジアムオープニングフィルム、即ち保冷車で歌うTHE YELLOW MONKEYがフルで収録されている。

 

TRUE MINDと同じく、このRED TAPEについても横浜アリーナと西宮スタジアムのライヴ映像の完全版が、「NAKED」シリーズとして2012年12月に初回限定盤とそれぞれの単体DVDという形で発売されており、初回限定盤には1997年のTHE YELLOW MONKEYの様々なオフショットが収められているが、その映像もこのオリジナルRED TAPEに収められたオフショットとは基本的にかぶっていない。NAKEDをお持ちの方も、手放す際はご注意を。
 

22:13 | comments(0) | -