sakura-blossom
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仮面チャウダー ~YAJIO CRAZY~ チャウ大附属脂身高等学校2レポート【前編】

チャウ大附属がやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!もちろん行ってきましたとも!昨年何の気なしに足を運んだ我々を萌えと燃えと足腰疲労の渦に叩き込んだイベントが,帰ってまいりました〜〜〜〜!!!当初吉井の出演がアナウンスされていませんでしたが、もうね、出ると踏んでた。踏んでたし、出なくてもこれは行くと決めてた。つーか出ると思ってたよ俺は吉井ちゃん!お前を信じてよかったよ!っていうかラジオで言ってたとおりせっちゃんが「吉井くんが出るっていうから出るのに,そんなに忙しいの?」って言ってくれたんだとしたらせつこのいる方に足向けて寝られませんのでせつこと吉井のいる方がどっちか私に教えて下さい(落ち着け)

以下覚えている限りのネタをメモ書きで!ネタでいいのか!いいか!
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01:34 | comments(14) | -

まだまだまだ やめない

映画「パンドラ」、28日に見てきました。
さて感想、と思ってPCを立ち上げてふと手が止まる。困った。
なぜなら私はこの映画で感じたことのほとんどを、どこかで一度は文章にして吐きだしているような気がするからだ。そりゃ、このblogだけでも約7年、ホームページで書いていたころも入れれば14年?インターネットの片隅におのれの心情を垂れ流すということをやっているのだから、「いつかきた道」感があってもそりゃしょうがないってもんだ。

ことに2007年3月10日に書いた「今日もまた何かの初日」と、2007年5月7日に書いた「forever」は、我田引水しまくれば「もうこれが、いまのわたしのきもちです」とそのまま差し出してもおかしくないような気さえするのだった。ことに、今時間が巻き戻ってあの時間のあの場所に立っていたとしたら、たとえこの先に起こることを知っていたとしても私は拳を挙げるだろう、というのはあの映画を見てますます強くなった気持ちでもある。

何台ものカメラを設置してあらゆる角度から狙う、というような用意周到なものではなくて、撮影用の単体のカメラでただ撮っているような映像でも、彼らはしびれるほどにかっこいい。かっこいいなあ。もうまず、映画を見て最初に思ったことがそれでした。こんなにざらっと撮った映像でも,音でも、こんなにもかっこいい。そりゃ好きになるよな。もう一回時間が巻き戻っても、とやっぱり私は思いました。私きっと、このひとたちのファンになっているに違いないよ。

パンチドランカーツアーの映画が作られる、そしてそこには「よかったこと」だけではなく「今だから明かされる真実」のようなものもどうやら描かれるらしい。お恥ずかしい話ですが、わたしはちょっとどうかと思うほどにびびりまくって、結局のところひとりで見るということをせず「あの頃」を共有したお友達と一緒に見ることにしたのでした。結果的には、そんなにびびりまくる必要なんてなかったと思うのだけれど、でも友達と一緒に見たのは正解だった。パンドラの匣がひらけば当然思い出の扉も開かれるわけで、やっぱり一人ではどうにもこの高揚した気持ちを持て余したんじゃないかなあとおもう。

思わずうふふと笑ってしまうシーンがあったことが、というか、むしろそういうふうにちゃんと作ってくれているのもうれしいところでした。沖縄の撮影でヒーセがシーサーを指さして「他人とは思えない」っていうとことか、あの吉井ぶっ倒れ事件を振り返りながらも「けっこうね、トンチの効いたMCしてんのよ!?」って吉井が言うとことか、トンチて、きみ、昭和か!しかもそのあとに流れたMCはトンチが効いているってより単純にオネエ演技力が高いのを見せつけているだけです本当にありがとうございました。大森さん呼んできて興行収入の試算させるのはまだしも、実際大森さんが来たあとで吉井がヒーセに「なんだっけ、ホラ、単語」ってお前!もう!みたいなね。でもって約40億の興行収入、って試算に吉井「おれ40億ももらってない」エマ「なに一人で全部もらおうとしてんの」爆笑しました。爆笑しました。一ヶ月ぐらい家に帰ってなかったよーホラ俺旅が好きだから、っていうアニーに「家が八王子にあったからじゃん!」って身も蓋もないことつっこむ吉井にアハハそうだねそうだねと受け流すアニーの関係性も相変わらずすぎてステキだったなあ。そういう楽しさ、ばかばかしいことで盛り上がっちゃうこのひとたちの楽しさも私が好きな理由のひとつだったんだよなあって、思い出しました。「外タレになろうとしていた時期があったじゃん、一時期」「外タレらしく解散までいきましたしね」「あっはっは」みたいな、そういう話ができるのも、もうこの話が彼らにとって腫れ物じゃないからなんだろうなあ。

冒頭「あしたのショー」のSUCKがほぼフルでかかるのだが、この「ほぼ」というところがまた絶妙で、本当にフルだったらあれもっと後半が長い筈なんですよ。でもそれぞれのメンバー紹介(がストップモーションでクレジットになるところのかっこよさ!)含めて曲のつなぎ目がまったくわかんないほどスムーズに編集されてて、さすが編集の鬼だぜ高橋栄樹…!と思いましたね。あとエンドロールで流れる「パンチドランカー」、最後に各地の映像を繋げたものになるけど、1曲まるまるその編集のやつをぜひください、くれ、ともだもだしました。ほんとエイキーもはや信頼と安心のブランドだよ…!

インタビューを受けているスタッフの方々も、わあ田中さん!青木さん!今村さん!お懐かしうございます!みたいな、ファンの中でも有名な方々ばかりで、あと大森さんがすっかり好々爺のテイになっていておどろきました。そして大森さんが映画のはじめの方で「見たい、と思ったひとが見られる環境にしたかった」「当日券で売れてちょうどいっぱい、ぐらいが理想」「即完を自慢するような風潮に乗りたくなかった」と仰っていて、もう首がもげるほど頷きまくりました。ああわたし、大森さんと気が合いすぎる。有賀さんが、前日ツイートですごく心配されていて、でもそんな心配無用ですからー!みんな、有賀さんがイエローモンキー大好きってちゃんとわかってますからー!といいたくなった(正直なにをそんな悪役なんて、どの辺が?と思いましたヨ)。倉茂さんの関西なまりも聴けてうれしかったなあ。加藤さんのお顔をあんなにじっくりと拝見したのはたぶん初めてなんじゃないかと思うんですが、画面に映った瞬間「マジ今日一番の男前キタコレ」感がハンパなかったですね。青木さんが、どんな状況でも決して八つ当たりすることがなかった彼らのことを心から尊敬する、と仰ってくださったこと、忘れません。

画面にたくさんのオーディエンスが映るたびに、あそこにあの頃のわたしがいる、って何回も思いました。これも以前に書いたことだけれど「あの頃の私たちはおかしかった。あまりにも夢中で、イレアゲていて、バカで、必死で、みっともなくて、純粋だった。有り体に言えばくるっていた」し、そうであったがゆえの数々のエピソードを、私は友人たちと今も飽くことなく話す。だからこの映画に対しても、どうやってもその近視眼的な見方しかできそうにない。これが実際、このバンドに興味のないひとにどのように映るのかを想像することも、もはや難しい。

けれど、やはり私はこの映画を出来るだけたくさんの人に見て貰いたいとおもう。3月10日、ファイナルの横浜アリーナのステージに備える楽屋での彼らと、ステージ向かったあとの空っぽの楽屋をカメラが丁寧に追うシーン。ここで流れるのが「ROCK STAR」だ。この映画において、フル尺で流れる曲は実はそれほど多くない。だがこのROCK STARはフルで流れる。誰もいない楽屋を、カメラは丁寧に追う。それぞれの鏡前、スタッフからのメッセージ。ステージでは彼らが歓声に迎えられている。ゆっくりと楽屋を映す映像が、この映画で描かれてきた「ここにくるまで」の壮絶な戦いを思い出させる。空っぽの楽屋は燃え尽きた彼らの内面のようにも見える。だがステージの上の彼らはそんなことはおくびにも出さず、ROCK STARになれば羽根が生えてきて ROCK STARになればたまに夜はSWEET、と陽気な歌詞を歌っている。これを空虚ととらえるのか、華やかだととらえるのか、それとも哀しいととらえるのか、それは人によって違うだろう。けれどこれがロックバンドというものなんだと私はおもった。言葉はないが、このシーンにはイエローモンキーの、いやロックバンドの美しさと切なさが、華やかさと空虚さが、表と裏が、そう、このパンチドランカーのマークでもあった陰と陽が、一瞬にして切り取られているようで、なんというかそのけなげさにわたしは涙をこらえることができなかった。死んだら新聞に載るようなロックスターに。死んだら、新聞に、載るような、ロックスターに。

もしTHE YELLOW MONKEYの楽曲で人気投票をやっても、ROCK STARが上位に入ることは多分ないだろう(実際、先日のベスト盤での投票では30位にも入っていない)。だが、おそらく彼らのライブにおいてもっとも数多く演奏された楽曲のうちのひとつだし、最後まで当たり前のようにバンドに寄り添った楽曲でもあった。この曲をこの映画の重要なシーンで選択した高橋栄樹は、やっぱりただものではない。

最後に「写真をとりましょう」と言って撮影されたあの4人が肩を組んでいる写真。あの写真を吉井和哉はかつて「バンドの遺影」のようだと言ったことがある。私の家にはその「遺影」のパネルがある。これも以前書いたことだが、解散時の大規模なチャリティオークションで出品され、価格の決まっていたそれを私がスピード勝負で落札したのだ。私はその1枚しか狙っていなかった。自分が落札できるとも思っていなかった。けれどあの写真はわたしのところにきてくれた。これが遺影なんだとしたら、わたしはこれと心中してやる、そんな風に思ったこともあった。どこかにずっと引きずるような残像があったし、それは映画を見た後でも消えたわけではない。でも、確認することはできた。自分の気持ちが変わっていないということ、あの写真を見ながら何度も何度も考えた時間も無駄ではなかったということ、バカみたいにいれあげてとちくるっていたあの頃の楽しさが今も消えていないこと、あのバンドと過ごした濃密な時間が幻ではなかったことを。とはいえ、思えばそれは最初から、THE YELLOW MONKEYはわたしたちに伝えてくれていたのだった。あの日僕らが信じたもの、それは幻ではない、と。

00:19 | comments(8) | -

横浜サンセット2013

スピッツ「横浜サンセット」行ってきまんた!もう1週間も経っちゃいましたがせっかくなので覚え書きメモメモ。

・野外でのワンマンが16年ぶりと聞いて「えーそんなにやってなかったの」と思ったけど、しかしよくよく考えてみれば野外のワンマン自体あんまないっちゃないのか。今もう野外つったら大抵フェスだもんなあ
・野外だしそんなFCで外れるとかないよねーとかタカをくくっていたら見事にベルゲンでもオンラインでも外れて結局ひとさまの温情にすがりました…ううう…関東圏でのスピッツの取れなさぶり異常…
・台風接近前ではありましたが基本的に穏やかな気候で,陽が落ちてからは海風も吹いていいロケーションでした
・つーか横浜シャレオツすぎて(しろめ)
・赤レンガパーク自体もシャレオツでしたが、会場の中からふり仰げばみなとみらいのビル群、片方には大桟橋の夜景、時折来る遊覧船の灯り…ってもうなんなのこの強固なオシャレぶり。そんなロケーションにずっぱまってくるスピッツもさすがだよ。メンバーに誰1人横浜出身者などいないのに地元感さえ感じたよ

・1曲目なんだろうねーとお友達と話しながら待っていましたが、恋のうたで幕開け!一気に横浜がスピッツ色に!
・そういえばスピッツのワンマン久しぶりだよなー、ゴースカ以来だもんなーと思いながら見ていたら3曲目にみそかがきてしまった
・きてしまったっていうか、このみそかのね、崎ちゃんのドラムがちょっと…スゴすぎるんですよ!あのバスドラ!思わず友達と顔を見合わせた私だ。ナニコレ!どうなってんの!?
・そんでねえ、もう崎ちゃんを見たのが久しぶり(いや他の皆さんも久しぶりなんだが)ってこともあってこの日の私は崎ちゃんに恋する凡人でした。ほんとあの人のドラム…なに!?なんなの!?
・野外ワンマンということもあってレアな曲もけっこう聴けたような。夏が終わるとか、海を見に行こうとかこの時期、このロケーションならではの選曲だよねー
・そういえばハチミツのときにマサムネくんが歌詞間違えちゃって、もー毎回そうなんだけどマサムネくんて間違えたとき「間違えた!」って顔するのがほんとかわいくてたまんない。あの「あっ…」って顔だけコレクションしたい(変態!変態!)
・大桟橋の近くなので屋形船やら遊覧船やらが通るのですが、船の上からステージを見ていくひとについてマサムネくんが「あの人たちいいよね。ちょっと徴収してみなさんに還元したいくらいです」とシビアなことを言っていたので笑いました
・そうそう、最初のMCで、「ロックバンドだったら『ヨコハマーー!!』とか言ったほうがいいのかな」と言いつつ「恋のうた」に「よこはまー!」のご当地コールを盛り込んでみたら…みたいなことをやってたけど全然、そこじゃない!そこでコールじゃない!とそのはまってなさっぷりに爆笑

・崎ちゃんに恋する凡人としてはこの日のハイライトは渚からの4曲、というか、もはや渚が良すぎた。良すぎて、実は帰ってきてからこっち渚ばっか聞いてる。あのドラム…あのドラム!なんか、スクリーンも心なしか渚のときは崎ちゃんのタム回しを多めに見せてくれてたような気がするのよ。あーーどうにかして崎ちゃんだけを見るって出来んもんかな。DVDでマルチアングル出してくれたらいいのに(無理そう…)
・このシュチュエーションだし、渚やってほしいなーって思ってたところにきたのもあるし、途中から大きく砂を蹴って駆け出すようなリズムがまさに天にも昇る心地でした
・しかもそのあとに恋する凡人、8823、メモカスだもん。もう、ドラム、どうなってんの!?どうなってこれが鳴ってんの!?みたいな曲の連打。千手観音か!崎ちゃんは、千手観音か!

・アンコールのMCで言っていたけど、今回偶然にもセトリが14枚のアルバムから必ず1曲は選ばれてる構成になったらしい。それが最新のアルバムと並んでまったく違和感がないんだからスピッツの変わる変わらなさってすごい。頑なに変わってなかったらたぶん「古い」って思うはずだよ。古いって思わせないってことは変わってるけど変わってないってことなんだよなーって思います。
・なにより、結成して25年超、デビューからでも22年?経っててこのエバーグリーンさはもはや驚異ですよ。いつまでも老けない。歳をとっても老いない。
・最後の花火が景気よすぎるほど上がって、わー今年最初の花火、そして今年最後の花火、なんて思いながらあーほんと曲の通り夏が終わるなって思いました。
・秋からのツアー、1カ所当選してるんですけど、いろいろ火がついちゃってもう一カ所ぐらい、どこか!とか算段し始めててこわい自分が。ただし算段したところでそう簡単に取れるチケットじゃないわけですが!人生はきびしい!

13:57 | comments(2) | -

君のセクシーが好きだ

「斉藤和義20th Anniversary Live 1993-2013“20<21"〜これからもヨロチクビ〜」神戸ワールド初日にいってきました。もはや2週間も前の話なのでレポートでもなんでもない雑談のようなものですが、個人的にとても印象に残ることがあったので、それも含めてすこしだけ。

せっちゃんのデビュー20周年記念ライブ、「これからもヨロチクビ」ってタイトルがまずいいよね。チケット買うときとかにタイトルを言わなきゃいけない場面(今やあんまりないんだけど)を想像して萌えるっつーか、せっちゃん的にはそういう想像の楽しさもあるのかしら。ないのかしら。チケットカウンターでかわいいお姉さんが「ヨロチクビ2枚でお間違いないですか?」的なことを考え…ないか(笑)

最初にせっちゃんが「言っておくけどね、今日長いから!」「立って見るライブの限界って感じだろうと思う」と仰っていたように実に3時間半、30曲近い楽曲、とてんこもりのライブでした。「お祭りみたいなもんだと思ってる」という言葉通り、隅々まで飽きさせない工夫がされていてお祭り大好きな私にはたいへんたのしかったです。

いわゆる「ヒット曲」を序盤中盤終盤と散らせているセットリストの流れもよく考えられてたなーと思うし、逆に「久しぶりの楽曲」を待ちわびるファンへのサービスもあって、せっちゃんていつ見ても,独りよがりなところがないとこが素敵だよなあと改めて思ったり。独りよがりなところはないけど、かといって迎合しているようなところはもっとないもんね。

個人的には、「空に星が綺麗」を聴けたのはうれしかったなあ。20周年のライブに行きたいなと思ったのは、20周年のライブならこれやるかも、と思ったのもあったのです。うれしい。2011年の4月にせっちゃんが毎週この歌をインターネットの向こうから届けてくれたことは、地味に私のなかで大きかったんだなーとあとになって思う場面が多かった。いろんなことがあるけど、空には星がきれい。

MCで「あまちゃんにはまってる、この間『朝まであまテレビ』見てからはまってる」って話をしてそのあと「能年ちゃん処女なのかなあ…」とか言うところがほんとせっちゃんさすがだよ名に恥じないよとしか言えませんが、それでもピックの○せのマークをお子さんに「これなーに?」って聞かれて「とーちゃんのマークだよ」「なんて書いてるのー?」「とーちゃんの、マークだよ」って答えたエピには爆笑しつつ哀愁も感じました。「とうとうきたかーって。字が読めるようになったらもうだめだなー」。お父さんは心配性、じゃないけど、いやいやきっと息子さんは父を誇りにおもってくれるはず!

今回はアンコ待ちのときにスクリーンに過去のせっちゃんの写真やミュージシャン仲間からのVTRコメントが流れたりで、待ってる間にもこのサービス精神、ありがたし。神戸初日はトータス、フラカン、Perfumeでした。全員に「ヨロチクビ」言わせてたけど、あ〜ちゃんが「本当はこんなこと言いたくないけどぉ、大好きな斉藤さんのためなので!」みたいなことを前置きしててマジ男心わかりすぎてるぜ…!って震撼しましたね。かわいかった。神戸2日目には民生せんせいが、さいたまには吉井のVTRも流れたそうですね。よかった、吉井呼ばれててよかった、もうそれだけが心配でした(母心)

アンコールというか第2部というのか、なんとバクステを作っていてそこでアコギ1本で歌ってくれるというサービスぶり!それで、バクステ2曲目にやった「僕をうずめて」という曲で、突然せっちゃんが演奏をやめてしまった。左手が攣ってしまったようで、なんどもぶんぶんと振ったり、指を伸ばしたり。その間も喋って観客を和ませていたんだけど(バクステの時のMCが音響の関係か聞き取り辛かったのですが、すげー後方の客にウケてた)、いやーさすがにこの曲数で弾きっぱなし歌いっぱなしでせっちゃん大変だよなあ、上手の手から水がってこともあるんもんだなあ、なんて思っていたのです。

メインステージに戻って最初の「君の顔が好きだ」。まったくもって安定のエロさ(ワード的にも、鍵盤弾き的にも)。さっきのことについて、もうヤダねえ〜歳は取りたくないよぉ、とせっちゃんはぼやいていた。でも、とそのあとに続いたお言葉はさすがに自主規制しておきます(笑)元気ね〜え!

新曲のAlwaysで再びせっちゃんの指が攣った。最初はなんとか戻ろうとしたけど、演奏は続いていて、瞬時に無理だと判断したのか、せっちゃんはギターを背中に回してマイクスタンドに手をかけた。そしてマイクをスタンドから外し、ハンドマイクで残りを歌いきったのだった。

カラオケとかじゃなくて(チャウ大…)ギターを持たずに歌うせっちゃんを見るの私は初めてですし、以前吉井とラジオで対談したとき「ギター持たずに歌うの無理」「パンツ下ろされちゃった気分だよね」とか仰っていたことも思い出し、そうか今せっちゃんはパンツを…なんてことはもちろん考えません、考えませんけど、でも不思議なことに、両手が空いて物理的には自由になったはずなのに、ギターを持ってないせっちゃんはどこか負荷がかかっているように見えて、つまり、とてもセクシーだったってことです。私は男性の、そういう一瞬のセクシーにとてもよわい。

もちろんせっちゃん的には万全な演奏ができるほうがいいに決まってるし、私個人としても「完成されたもの」を好むたちですが、でも起こさないようにしていても起きるのがアクシデント、そのときに負荷を感じながらもショウマストゴーオンの精神を見せてくれるアーティストがかっこよくないわけがあろうか。いやない。

ラストの「歩いて帰ろう」では天井から大量の風船が!という演出もふくめてほんとうに盛大なお祭りでした。せっちゃん、かわいかったしかっこよかった。それにしても改めて思うけど、せっちゃん+アコギの攻撃性ってなんなんでしょうね。せっちゃんがギブソン・アコースティックで初の日本人アーティストモデルに選ばれたのもむべなるかなですよ。この日のライブでも、聞かせる曲はエレキ、ガンガン踊らせる曲でアコギをよく使ってた。せっちゃんがアコギ持つとキターー!って気になるものなあ。神戸ワールド二日間超満、すごいよ、すごすぎるよ。そしていつもながらそのチケットをとってくださるお友達に感謝!

01:12 | comments(2) | -

GOOD BYE YOSHII KAZUYA

GOOD BY 吉井和哉ツアーファイナル福島!うつくしまふくしま!よしいうつくしま!行ってきました、行ってきました。そしてもはやすんごく時間が経っているうえに今回は映画館での中継をご覧になっている方も多かろうと思いますので、これはもはやレポではありません。単なるメモ書きです。ごめんして!

体育館、のイメージでステージを想像していたので、横に使うのか!と会場入ってびっくり。つまりバスケットゴールのある方にステージを設置するんだと思ってたらまさかのベンチがある方だった的な。城ホールまんなかでぶった切ったぐらいのサイズ感?両サイドにモニター設置のやさしみ設計でした。

そして体育館なので、カーテンで光を遮断してんだよね…まあ暗転してもそりゃ明るいよね!でも、もっとも繊細な灯りであるところの4000粒のときにぴったり日が暮れていたのでおおお〜、やるな〜〜と誰へとも知れず心の中で感嘆の声をあげていたのでした。

オープニングのSEで観客総立ちの手拍子だっただけど、そのあとファイナル仕様のオープニングメッセージがあって思わずどよめきが。文章の細かいところは覚えてないけど「子供の頃ずっと止まっていると思っていた太陽は/実は時速70万劼覇阿続けているらしい/だから走り続けよう/おいていかれないように」そしてあの「白い大きな花の絵」と共に「あなたにもお花をあげましょう」。言葉はあの宇宙一周ツアーのDVDでもやっていたものとそっくりで、だから吉井自身の中では繋がってるところがあったのかなーなんて思ったり。

そういえば開演前にサブアリーナであの絵の実物を拝見したのだけど、あんなに大きな絵だったのだねえ。「白い大きな花」の絵だけど、「大きな」は絵にもかかっていたのだね。

今回のツアーは3本目だけど、3月の土岐以来だったので、細かいところでおっ、けっこう変わってる、と思うところも。CALL MEと朝日楼がピアノソロで繋がってたのもびっくりしました。ゴージャスのアウトロもより粘っこくなってたよね。しかし、昨日のライブで「差し足」のときに「し!」と大声で叫んだやつは外出するたびにうんこを踏む呪いを今、わたしがかけました。ああいうのはいけんよ!いけんいけん!

I WANT YOU I NEED YOUをはじめとしてわりと吐息…じゃねえな、ささやき声っつーかウィスパーボイスっつーか(言ってること同じですよ)それ系のサービスがふんだんだった印象。途中のMCで「ファイナルでしかも中継されてるってなると…緊張するねえ!もう固い固い」と仰ってたけど、確かにそういう雰囲気ありましたよね(笑)それもあっていろいろ小技を繰り出されてたのかなあ。

今までツアーで回ってやってきたことは全部やる!というようなセトリでしたしMCでしたし、とにかく全部乗せだー!どーん!というファイナルらしいファイナルでした。楽曲で外れたのはWANTED AND SHEEPだけなんじゃないか?(ちがったらぎょめん)。オーラスをこんなに「特別ですよ」ってコーティングするのはバンド時代にもあまりなかったことで、それだけ吉井ちゃんも想いがあってだからこそ緊張もしたんでしょうね。カメラがー、とか言ってたけど、だって中継なんて毎年武道館でもやってるじゃないか。

とはいえステージの上でめいっぱい楽しんでらっさる様子も満載で、カモナンバンズのメンバーもふくめてほんとにいい雰囲気でした。吉井のMCの「あのさ〜あの頃パソコンが流行ってたじゃない?パソコン?」とかいうマジわけわかんないにも程がある話に「ITですか?」とか助け船を出そうとしてくれる(でもその助け船に乗らない吉井)佳史さんのやさしさライセンスや、フルチンコギタリストとか言われたかと思えば「この人とやれているなんて夢のようです」なんてツンデレの猛烈なやつをくらって男泣き寸前(だったらしいね!)のバーニーさんとか、ほんに吉井のまわりの人はええ人ばっかりや…!

曲前のMCがすごく長くてそして丁寧で、それもちょっと見たことない感じだったなあ。MCで次にやる楽曲のタイトルを言うってあんまりしない人(どっちかと言えばイントロで観客の歓声を楽しむ人だし、今からやるのは○○という曲で〜、というような話し方イメージにない)だけど、アコースティックのところはほぼ全曲そうだった。HATEの前に9.11の話と当時の世界情勢にインスパイアされて書いた歌詞だということも淡々と語っていたし、カバーの2曲の説明もとても丁寧だった。なんだろうね、言葉を尽くそうという感じがあったのかなあ。もちろん吉井のほうが数十倍落ち着いているんだけど、エレカシの宮本のことを思い出したりしました。

4000粒の時にもすごく丁寧に話をしていたけど(曲のタイトルをあっさり言ったのでちょっと驚き)、ここまで集大成なんだから、今日はきっとするだろうと思っていたあのマリーさんの指輪をごそごそと取り出し、丁寧に指にはめていることに私の全神経が集中していた気がします。チェーンつけてたね。時折指輪にかすかなあかりが反射してきらきらと瞬くのがなんだか夢を見ているようでした。

LOVERS ON BACKSTREETの前のMCも印象深い。どこの会場でもここはわりと長く話をしていたけど、自分が作曲や作詞をしだしてはじめて作った曲、この曲の「あなたにもお花をあげましょう」って一行が書けたときに、あっ俺この世界でやってけるかもしれないって思った、と。吉井和哉、最初に書いた歌詞も娼婦の歌詞です。でもなんか、身体を売ってこそいるけれど、娼婦ってどこかプライドがあって、心に一輪花を持っているような、そういうイメージなんです…ぼくがやってきたことも、結局のところみんなに花を手渡したいっていうか、そういうことだったんだとおもいます。

聴きながら、そんなこと言われたら私の大好きな「朝日のような夕日をつれて」の台詞を思い出しちゃうじゃないかよーと勝手に身悶えしていました。「みんなが娼婦の哀しい目と、なんとかの花のような笑顔を持って追いつめられた何かを持っていたならば」って。うきゃー。

ツアーの間ずっとテーブルにセッティングされていた、「いろんな会場の歓声や空気を」いっぱい吸い込んだラガブーリンをステージ上で開けるね?と言って、しーっ、ってひとさしゆびをたてて、そして絵に描いたようないい音をさせて栓が開いた時の、あの吉井ちゃんの顔!顔ったら!そのあとの「い〜い音したね〜〜〜!」って顔もふくめて御馳走さまでございました。ひとくち呷って、そのせいなのかそのあと歌った「血潮」で一瞬声がざらついたところがあって、もーめちゃくちゃセクシーだったねあそこ。吉井のああいう声好きなんだよな〜。

アンコールないよ、っていうのはLINEのメッセージでも出ていたので、そうか〜いくらファイナルとはいえそこの構成は他の会場と同じなのね、と思ってたんだけど、血潮が終わっても皆さんがハケる様子がない。あっ、やっぱりもう1曲やるのか。「血潮」の楽曲そのものというよりも、アカペラと観客のハンドクラップで作った演奏を最後に幕、それはとてもきれいな終わり方だから、そういう意味合いを含めたあの曲のあとに切れるカードといったらやっぱりこれしかないだろう。

あのハイハットが聞こえた瞬間、後ろの男の子がうおお、うおおおお、って雄叫びのような声をあげ、やっときた…!といかにも感に堪えないというふうに漏らした言葉が聞こえてきて、ああ、この男の子のためだけにでも、今日JAMをやってよかったなって思わずにはいられませんでした。待たれている楽曲なんだなあ。そして、待たれている楽曲をこういう場所で出し惜しんだりしないひとなんだよなあ。そういうところが好きだよ、吉井ちゃん。

終わったあとは恒例の客席をバックにしての写真撮影で、ミッチさんも有賀さんもステージに上がられてましたね。マイクスタンドどうするのー?とか、磯崎〜もっと客席あかるくして〜とか、ここにきてナチュラルな吉井ちゃんが拝めたのもいとおかし。横に広い客席だったので、横の方のひとね、映ってないけど、映ってるから!って何度も言ってたのも吉井らしくていいなあと思いました。

ツアータイトルが発表されたときに心配かけたひともいたみたいだけど、ってMCでも言っていましたが、GOOD BY吉井和哉、BYEじゃなくてBYじゃん、もーなんだよあいつーとかツアタイが発表になった.HEARTSの新潟初日で笑ってたけど、やっぱり名前をつけるってほんとあなどれない。やっぱりどこかBYじゃなくBYEなツアーでもあったんだなあと改めて思いました。ロッキンオン風に言うといったんここでピリオドを打ってみようって感じ?血潮の最後は「さよならいつも怯えていた私」だけど、私もどこかでいつも怯えてたし心配していたし、そういうところとは違うスタンスで吉井ちゃんとまた向き合うことになるのかな、とぼんやり考えてみたりしました。

最後の最後にJAMがきて、やっぱこの曲は私に永劫につきまとう、つきまとうって言い方アレだけど、ほんと私の運命の曲なんだなって実感したりね。

ツアー最終日を無事迎えられてよかった。お疲れさまでした。福島に足を運べたのも嬉しかったです。吉井のおかげだよー。
そしてツアーだけでなく、ソロシンガーとしても10年間、お疲れさまでした。
この10年間のあれやこれやを語るだけで、カウンターで見知らぬ人と一晩中うまい酒が飲めるのではないかと思うほどの濃すぎる想い出と連帯に感謝。

次に会う時を楽しみにしています。

00:27 | comments(8) | -

TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYA@土岐市文化プラザサンホール レポート

甲府の初日が昨日のことのような、もう随分昔のことのような、ってどっちかと言えばもうずいぶん昔、みたいな時間の経過を感じてたんですけどそれは多分いま仕事に追われまくっているせいですねそうですね。私今ツアー2本目!の土岐市文化プラザ・サンホールでございます。日曜日で名古屋からはJRで1本、東海圏からは足を運びやすい場所だったので会場もかなり埋まってましたヨ。当日券は出てたけどそれぐらいの余裕があっていい(即日完売は決して美しい言葉ではないというのがわたすのポリシー)(どうでもいい)。

しかし、誰が予想したであろうか。私も足を踏み入れたのは初めてですが岐阜出身のバーニーでさえ「土岐市に来るのは初めて」というこのサンホールが!ここまで!天井知らずに盛り上がるとは!

以下ツアーのセトリに触れますので回避回避! 
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01:34 | comments(22) | -

TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYA@コラニー文化ホール レポート

GOOD by 吉井和哉、物騒なタイトル(と本人が仰いました)がつけられたツアー初日の山梨、行って参りました。12月に前のツアーが終わったばかりというのもあり(吉井豆武道館もあり)、なんかもう次のツアーって実感ないな〜などと思いつつ在来線を乗り継いで甲府まで。快晴で遠くの山並みがとてもきれいに見えてなかなか素敵な道中でした。

ひとことだけ感想を書くなら、とても新しい驚きに満ちたライブでした。以下は完全にネタバレです。とはいえ、今回はいろいろセトリも変わりそうな気もしますが、ご覧になる方はお気をつけください。
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22:37 | comments(11) | -

YOSHII BEANS@日本武道館レポート

吉井さんサイトの会員限定ライブでごじゃーます。会員限定で武道館とは豪儀!豪儀!

ツアーとごっそりセトリを変えてくる宣言が事前にあったので、いったいどういう構成でくるのかな〜、会員限定だし12月28日の原点に返って1st2nd大放出みたいになるのかな〜とうっすら考えていましたが、まさかの一曲目に頭のネジも吹っ飛びました。原点に、帰りすぎやろー!あれ、第九?と思っているうちに客電が消え、第9のメロディが鳴り響く中暗闇に白いシャツが見えて、わー白だ!と思った瞬間にあのイントロだもの。もう、お友達と思わず抱き合ったよね…!なんつーか、私が96年1月12日の武道館の映像を見すぎているというのもあるんだろうけど、一瞬にしてタイムスリップしたような気持ちになりました。おまけにあいつ、ちゃーんとサングラスかけて出てくるし、ちゃーんと首をかき切ってみせてた。思わず、吉井!おまえ!嬉しい男すぎる!と場違いな拍手でそれを讃えた私だ。つーか、「終わらないために君のために」ってふっつーに歌ってるけどもともとの歌詞「僕のために」だからね?吉井ちゃんもあれだろう、もうCDで聴いてるよりあの武道館の映像のほうが頭に残ってるんだろう!そうに違いない!(勝手な決め付け)

かえすがえすもこれが会員限定で映像に残らないのがつらい…!白シャツのROMANTIST TASTEを後世に残しておきたかった!つーか自分が見たかった!また武道館であの振りができる日が来るなんてなあ!

I WANT YOU I NEED YOUと黄金バット、39108のなかでは割とやってる方の曲とはいえこれも久しぶり。I WANT YOU〜で「おにぎり握るように愛してください」と歌ってたのと、「108つの欲望潰してきたけどまだまだ足りない」って歌ってたのが今のモードを象徴しているようで印象的。足りない、って潰し足りないってことなのかな、まだまだ煩悩が足りないってことなのかな。どっちも今歌詞を書いたらこんな風になりそうだな〜という気がしました。

Next Innovation、リバティーンと割とあたらしめな曲な続いたので(といってもリバティーンはそう新しくもないのか)、古い曲祭りってわけでもないんだなーと思っていたところに待ってましたFallin’ Fallin!!やーこれ嬉しかった!これ歌うとき「名前なんてないぜないぜ吉井ロビンソン」って歌ってたな、と思ったらまさにその通り歌って、やおら誰もいない北側の客席のほうを向いて手を振り、元気かい?と言った。いいシーンだったなあ。そして、私も嬉しかったけどみんなもこの曲嬉しかったんだな〜、めっちゃ盛り上がってる!と思ってたら、曲明けのMCで吉井自ら「あれだね、フォリフォリは意外と盛り上がるねw」うんうん!私もそう思ったお!「これからもっといっぱいやりますw」わーい!

フォリフォリに限らず1st2ndの曲は今やるとまた違った盛り上がりを見せる曲が多いと思うので今後も折を見てセトリに差し挟んでいってください(土下寝)

ここのところツアーでは最初のMCとラスト以外はあまりMCらしいMCをやってなかったので、会員限定らしく(?)結構フランクなMCがあったのもちょっと新鮮でしたね。しかし、今年の夏はいっぱい夏フェスにも出させてもらって…(いっぱい?か?)と話し始めたのに「あっ違った。夏フェスの話関係なかった」(てへぺろ)(してたかどうかは知りません)ここが吉本なら全員がズッコケてるねというようやgdgdトークどうもありがとうございました。しかもこのあとビタイチ夏フェスの話出てこなかった。なんなのよー!気になる木ー!

気を取り直して吉井ちゃんが話したかったのは自分にとっての歌謡曲を見つめなおした、みたいな話でした。今度のベスト盤にも収録されている「朝日楼」はどこかでこの日やる、みたいなことを言っていた気がしたのできっとそれをやるんだな、と思っていたら本日二度目のまさかまさかのイントロ。
夜明けのスキャットでした(どーん!)
ギエエエエ!なんつー!なんつー!いっやあ…これが聴けるとはまったく!思ってなかった!です!そして脳裏に浮かんでくるあのTVKで撮ったPV(もどき)。確かに冬のイメージよね…そして昔よりも一層歌いあげる吉井の声にうっとり。しかしウブもまさか自分が夜明けのスキャットのギターソロを弾くことになるとは夢に思っていなかったに違いない…かっこよかったよ!ウブ!

そしてここで出ました「朝日楼」。福岡おでんで聴いた人たちが皆絶賛されていたし、もちろんこれがハマらない吉井和哉など吉井和哉であって吉井和哉でない、ぐらいには思っていたので念願かなった嬉しさとともに、吉井の女唄の間違い無さ、ほんと揺るぎない、ということを改めて再確認。やっぱりこの人の中にはどこか女性性が根強くあるんだよなあ。

そしてこのアウトロから間髪いれずに始まった「シュレッダー」。この中盤の女唄の流れはまさにこの日のライブの白眉といっていいのではないでしょうか。間奏にはいるところでがっくりと膝をついた吉井は、そのまま両手でマイクを手に持ち歌い続けた。「神様に会ったらこんな風に言うんだ」、その歌詞もあってまるで祈りを捧げているように見えた。最後まで膝をついたまま、アウトロの間中ずっと頭を垂れている姿は、どこか少年のようにも見えた。

「Don’t Look Back in Anger」。これ、07年の吉井武道館のときにもシュレッダーからのつながりでやってたんですね(自分のレポを見て思いだし)。これも今回ベストに収録されるということで、本当に誰に足を向けて寝たらいいんでしょうか。オリジナル詞のカバーに許諾をくださるなんてありがたい以外のなにものでもない。

このカバーをやってくれてた07年のライブのときにも、吉井が97年の10月はどうしてましたか、なんて話をした後でこの曲をやったりしていて、まあそれで赤子の手をひねるようにカンタンに泣かされていたもんだった。でもこの日はその97年の10月のことよりも、ぜんぜん違うことを考えていて、そして違うことを考えてはいてもやはり涙を抑えられなかった。君が大事にしているものほどこれからもさらに奪われていくだろう。でも生きていかなくちゃなあ…。

ここからは吉井さんお得意の畳みかけタイム。結局ツアーとかぶったのはVSからHEARTSまでの4曲だけで、やっぱりこういうタイミングが大事なシークエンスはある程度積み重ねてきた楽曲の方が気持ちいいんだなーと思いました。それにしてもロックンロールのメソッドはライブで聴くとほんっとかっこいい!フェイクもいれまくりでよかったわ〜。曲終りで後ろにさがってタンバリンを自分でポンと上げて見せてからの点描のしくみ。やー吉井のタンバリンってほんと鬼に金棒…!そしてあのレーザーの照明は大きな会場であればあるほど映える!でもアウトロで終わりを間違えて、じゃん!って手を広げたらもう1小節残ってた、ってのは点描でしたよね確か。あれもうほんとバカかわいかったわ…w

本編ラストはHEARTSで、緑の草原(とか公園とか遊園地とかいろいろ仰ってましたが)に観覧車があって、その観覧車にだんだん雪がつもって動かなくなって、でもその雪がとけてだんだん回り始めたような気がします、と。この武道館の国旗の下で再生の歌を聴いてください、というようなことも言っていたかなあ。うろ覚えで申し訳ない。

全然関係ないけど私は実は観覧車の写真が大好きで、それも人の来ない、さびれた感じの観覧車の写真が好きなんです。tumblrでもよくrblogしたりお気に入りにしたりしてる。なぜかというのは自分でもよくわからないんですが、あの実質のない巨大さ、それがもう動いていないというところが、なんだか恐竜のような、滅んでいく廃墟のような、なんともいえない切なさを醸し出しているからなのかなあ。吉井ちゃんの心の中にあったのはこんな景色なのかな。なんちて。


アンコールでは黒いシャツにお着替え。えらいぞ吉井、私はおまえのシャツ姿が大好きだ!(聞いてない)で、モバイルでもバレバレにバレていた(バラしていた)ようにバッカはやるんだろうな〜と思っていたので、鶴谷さんだけが出てきたときにあーバッカ?かな?と。それはそれで当たりだったんですけど、吉井和哉にもクリスマスソングがあって…しかしいかんせんクリスマスにライブがない!って去年青森でやったやん、とか思ったけどまあそれはそれとして、べつにクリスマスじゃなくてもやればいいじゃないかよう。クリスマス過ぎてるけどいいよね、いいよね、って誰に聞いているのですか(いいって言うにきまってるし!)

そんな満を持して感満載だったにも関わらず出だしでいきなりトチる吉井クオリティよ…どうした!緊張してんのか!っていうか最初のMCでもそうだけど、「サプライズが」と口走って「サプライズな曲が」と言いなおしたり、「満月だからちょっとおかしいんです」と言われるまでもなく全体的に吉井のMCがふわっふわだった。だからまあアンコールでなんかあるんだろうなーとは思ってたんですよね。ほんとそういうこと隠し事できないひとだよ。

吉井和哉は星の曲が多い、と自ら仰って、あまりやらないけどでもこの12月28日のタイミングにははまる、むしろここしかはまらないと思うので!と星のブルース。バッカもそうだけど自分の中でその歌の季節(歌の中の季節とはべつに)っていうのが吉井さんのなかにあるんだろうな〜。

開演前のサウンドチェックのときに、アコギが出てきていたので「アコギだよ」「アコギだね」「どうする弾き語りだったら?」「なんというチャレンジスピリッツ」とか冗談で言っていたんですけど、心の中ではアレかもなとちょっと思っていましたエヘヘ。だから吉井がアコギをじゃーん、って弾いてリアクションが少ないとみるや重ねてじゃーん、キャーきたきたきた!そういえば途中で今年の汚れ今年のうちに!つってたもんね!予測はついていてもやっぱりうれしいブギウギのイントロ!

今回の犠牲者は淳吾くんと佳史さんだったんですが、淳吾くんもきれいにまとめてきてて吉井に「おまえは振られるってわかってて準備してきたな!やっぱり腹黒だ」と決めつけられてました(ひどいw)。そして芸達者佳史さんは「長渕剛さん」と紹介されナガブチのテイでおそそを歌わされるという…しかもそれをやり遂げるという!いやーもう笑ったわ…!あの「セイ!」でほんと腹筋死亡寸前。吉井も笑い転げて床に倒れこんでたんだけど(でもギターはちゃんと弾いてたね!えろい)(間違えた、えらい)、歌い終わった佳史さんも倒れこんでて、しかもふたりして床をごろごろ転げて近づいていったあげくなんか顔近付けてしゃべってましたね。なんだこの仲良しさんめ!いやあんまり近づけるからちゅーしたのかと思ったYO!

最初のROMANTISTもだけど、このアバンギャルドもやっぱりザ・武道館な感じのする曲だよなあ。吉井の言葉を借りれば年末の武道館に相応しい曲。私この日の席が南東の、ここまで後ろの席に来たのはイエローモンキーのメカラ9以来か、という席だったのですごく国旗が近かったんですよね。だからなんとなく、国旗と吉井ちゃん、みたいな感じで眺めているときが多くて、それもあってなんだか感慨深くなったりしたなあ。

そのあとのFINAL COUNT DOWNでお馴染みの客電一斉点灯になって、観客が両手を振り上げている姿を眺めて、まあこれは個人的なセンチメンタリズムにほかならないけど、来年の年末は武道館ではないし、吉井さんのワンマンをここで見るのはしばしお休み、ということになるかもしれんのだなあ、という感慨に浸ってしまった。この7年ぐらい、すくなくとも1日は絶対吉井さんを武道館で見ていたわけで、途中のMCで「3回も武道館をやらせてもらえて」と本人も言っていたけれど、なんというか、そういう「しばしお別れ」だからこそのザ・武道館な選曲であり演出だったのかな、なんて。

途中のMCで「人前でやったことのない新しい曲をやる」と言っていたので、そしてこの時点でそれがまだ出ていなかったので、ダブルはあるんだなって思ってたんですけど(スレたファン!)スタッフが慌ただしくセッティングを変えだしたのであーやっぱ誰か来るんだね、誰だー誰だーと悶々。つーか、吉井がすごく緊張しているように見えたので一体誰なんだよおおおお、とその緊張がこっちにも伝染した感じに…w

最後にやるのは血潮だろうなあというのはなんとなく予想していたのですが、スパニッシュギターがどうしてもぼくらだけではなかなか、ということで素晴らしいゲストをおよびしました、といって紹介されたのが沖仁さん!うわーお!私、夏ぐらいに放送されていた沖さんのNHKのドキュメンタリをたまたま見ていたんですが、そのときの番組がすっごく良かったんですよ…!すげーほんとにスペシャルなゲストだ、これは吉井も緊張するわ…!と思いました。つーか自分で「緊張するわー!」つってて笑いました。素直!

私は気がついてなかったんですけど、鶴谷さんもギター弾いてたんだってね!吉井もアコギ持ってたし、なんとギターが5本!すごい!というかこれ今後ライブでどうするんでしょうか!血潮の歌詞は来年の社員手帳に書いてあるので(吉井がどこかにあがってるって言ったけどもう知らん人おらんじゃろ…)すが、こういう曲になるとは想像していなかったな〜!

今日の一曲目は一番古い歌、最後に一番新しい歌、と言われて、ああそうかー!なるほどなあ、と思ったけど、時系列の吉井和哉、という感じでもなかったですよね。ustで言っていたSADEをやらなかったので、それはちょっぴり寂しいですが、そこは次のツアーに期待しておきます。でもって、メンバー紹介でなんとなくウブちゃんが次のツアー参加しなさそうな雰囲気だったことに地味にショックを受けています…ウブたん…!

最初をROMANTISTにしたのは一番古い曲、というのもあるけど、やっぱり武道館にすごく似合う曲だからっていうのもあるんじゃないかなあ。変な話ですけれど、アンコールでの吉井さんの妙な緊張が伝染しちゃったというのか武道館といえば、な曲を、つまりASIANをやったりしたりして、ってことを考えたりしてました、お恥ずかしい。あのアバンギャルドのアウトロのあとに「あかつきにー!」って言い出したらどうしよう、いやどうもしないが、うーんうーん。すげえ一人上手。

最後に客席をバックにみんなで写真を撮って、そのあと吉井一人だけで写真をとって、そのあとに国旗を見上げて敬礼したのを見逃さなかったよ私は。前日に国旗の写真をモバイルでUPしてくれてたのも、吉井さんなりの感慨だったのかなあなんて勝手に思っています。アンコールのアバンギャルドあたりから、私は心の中で武道館にありがとうを言い続けていたというか、ステージを見るより武道館を見ているという気持ちが強かったかもしれない。武道館に限らず、私は劇場でもなんでもすごくハコに思い入れるたちで、それはいいことばかりではないとわかっているつもりなんですけど、まあそれが自分というものなのでしょうがないです。

でも、来年はないとわかっているからこその特別感というのは確かにあって、だからこそのライブだったなあと思いますし、それは私にとっても、恐らくは吉井さんにとっても気持ちのうえですごくメモリアルなものになったんじゃないかなあと思うんですよね。来年は来年でまた新たな一歩だからもちろん特別な思いがあるだろうし、そういうものを積み重ねていきたいのかな、吉井さんは、とぼんやり思ったりしました。そういう、常にとどまっていない、というのがやっぱり似合う人なんだなあって。

来年は年明け早々テレビも出るし映画もあるしベスト盤もあるし、がんがん表に出てくる1年になりそうですよね。いっぱいいっぱい新規開拓して、そして次に武道館でやるときにはもっと大きくなって帰ってくるにちがいない。そうしたらあの桜舞い散る九段下で、きっとまた会いましょう。

17:57 | comments(13) | -

斉藤和義弾き語りツアー“十二月〜2012”@名古屋市公会堂レポート

せっちゃんの弾き語りツアー行ってきました〜!場所は名古屋市公会堂!今年で築82年だそうでございます!ライブの途中にせっちゃんが教えてくれたん。せっちゃんが何度もここイイね、初めて来たけどいいコヤだねと言ってくれて嬉しかったな〜。私もここはエレカシで1回来ただけだけどすごく雰囲気があって好きなんですよー。日比谷公会堂と似てるってせっちゃんが言っていて、調べたら1年違いで建てられた建物らしいですヨ。

弾き語りライブの参加が初めてだったので、着席のままなのかそれとも立つのかどうなんだろう、様子見しながらいこう…と思っていたら着席のままじゃった。正直た、たすかる!と思ったとか内緒の方向で。でも途中でせっちゃんからも「座ったままでいいの?みたいな空気になるけど座ったままでいいよ〜、途中でちゃんと立つとこあるから」と親切設計なアナウンスもあり。この会場、一階席の椅子が交互に組まれているので前の人の頭が邪魔になりにくいのと、ゆるやかに見えてけっこうな前下がりなので着席だとステージにいるせっちゃんの足元まで見えるのがすごく良かったです。

以下思いつくままに曲名含むメモ書きです! 

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01:23 | comments(9) | -

吉井和哉.HEARTS TOUR 2012@大阪城ホールレポート

不思議と、ツアーのファイナル、という感じも、年末恒例、という感じも薄いままでこの日を迎えたのは、やっぱり28日の武道館が控えているからなのかなー。吉井城ホールではなくツアーのファイナルだし、でもまだ28日があるし、という。しかし吉井さんは先日アニーと出たustで武道館のセトリを「3曲ぐらいしかかぶってない!(ドヤァ)」と公言されていましたのでもちろん年末はまったく違うものになるだろうと思うのですが。

私が今回のツアーで参加するのは3本目なんですが、なんかあっという間に時間が過ぎた気がしました。えっもうビルマニアなの!?もう終わるじゃん!とびっくりした。それまではあまり意識しなかったんだけど、WEEKENDERのときにピッチ早いなーと思ったのでそういうこともあるのかしらん。

セットリストは結局、新潟の初日でPainが消えたのと、2daysのところは熱帯夜の代わりに太陽が燃えているが入ったぐらいでほとんど変化なかったみたいですよね(違ったらゴメン)。いや、新旧新旧の構成からしてもぽいぽい変えられるものではなかったと思いますし、それぐらい練られたセットリストだったということなんだと思います。

カメラ用のレールが前と真ん中と2本も敷かれていて、最初はモニタ用かと思いましたがモニタにしちゃ金かかりすぎてるよね!と思ったらMCで吉井さんも「売るかどうかはわかりませんが金がかかっていることは確かです!」言うてました。だからきっと売るんでしょう(笑)城ホールシューティングしたやつとかあんまなかったんじゃない?

しかしせっかく撮影しているのにちょっと歌詞のミスが気になったのがざむねん…!点描のときとか吉井さんもちょっと笑ってなかったか(笑)あとTALIの入りも一小節遅れた(のでバンドが合わせた)ように見えたんだけども。

しかしこの日はあの全体としては神がかりに近かった名古屋でも唯一むーん、となっていたノーパンが自分の中で花丸つき合格点だったのでうれしかったです。膝をついてくるやついいねいいね。その姿勢でストロークする姿のかっこいいことったら!ここのところマイクスタンドの小道具化が著しく、スタンドプレイが大好きな私にはまったくもってありがたい時代がきたもんです。熱帯夜のときにカモン大阪〜!でジャケットを絶妙のタイミングでぶん投げたのもアガったなー。野生にかえりましょう!はやっぱり嬉しい。あと点描の間奏部分でのタンバリン、吉井とタンバリンと書いて鬼に金棒と読むぐらいの鉄壁の小道具ですけれど、それに加えて大阪―!とコールしたあとの叩きっぷりとか鬼のかっこよさだったわ…(ぽわわん)

左右に三分割のモニタがあって、1枚として使ったり3枚とも使ったりいろいろでした。それほど大きくないので3分割で使われるとちと小さいなーという印象。よかったのは母いすゞのときにモノトーンになったこと。あれはほんとそのまんま切り取っても絵のように美しかったよなあ。

12月頭の福岡で、来年の12月28日は福岡だよーということがすでに発表されているわけですけど(しかも会場もおおきめ)、ということは来年は吉井城ホールもないんだろうなーと勝手に思っていたんですよね。28日の集客を考えてもそうするんじゃないかなあと、これは私の予測だったんですが、この日のMCを聞いていてやっぱりやらないんだろうなと改めて思ったところもありました。そういう布石を端々で打っていたような気がしたんですよね。

私は今ツアーの武道館には行っていないんですけど、ひとさまのレポで武道館を「自分の家のような」と語ったというのは耳にしていて、この日の城ホールでもそれに近いことを吉井さんが仰っていたので、ということは、つまり、と思ったんです。

毎年毎年吉井城ホールなんておそれおおい名前をつけて、こうしてステキな皆さんと過ごせることがとても嬉しい。ソロになって吉井ロビンソンの頃はこんな大きなところでできなかった、吉井和哉という名前でやっていくことになって初めてこのステージに立ったときのことはだからとても思い出深いです。大阪に育ててもらったようなところがあります、と。

このMCを聞いて思い出すのはどうやってもあのMY FOOLISH HEARTツアーでの最終日、アンコールの最後で吉井が「カバーをやろうか」と言って始まったバラ色の日々のことしかないわけで、あの時は自分の感情で手一杯だったけれど、今振り返って思えば、きっとあの時吉井さんもこわかったんだろうなあなんて思いを馳せてみたりしました。ファンもアーティストも昔の、吉井さんの言葉を借りれば「残骸」に囲まれて、まだ途方にくれていたころだったなあと思う。今そう思えるということは、もうその時のことすら「思い出」として語れるようになっているということなんだなあ。

もちろん来年のスケジュールのことなんか吉井さんのみぞ知るの話なのでこれは私の勝手な妄想と言っていただいていいレベルのことですが、でも「これからもよろしく」だけではない、「今までありがとう」の気持ちも詰まったライブであり、吉井さんの言葉だったように思えました。

今回のツアーは選曲からしても構成からしても「これまで」をすごく意識させるライブだったと思うので、「新譜のようなベスト盤」を発売してからの来年のツアーはどうなるのか興味津々です。なんとなく本に喩えたら今上巻を読み終わったような気分なので、続きを早く読ませてくれないかなあ、というところ。次のツアーも初日に伺う予定です。楽しみ!

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